日本時間1月7日(月)、アカデミー賞®の前哨戦として最も注視されるゴールデン・グローブ賞の受賞作品が発表され、『グリーンブック』は最多3部門受賞致しました!
1月22日(火)に発表になりますアカデミー賞®ノミネートにも引き続きご期待ください!
☆作品賞(ミュージカル・コメディ)
☆助演男優賞:マハーシャラ・アリ
☆脚本賞:ピーター・ファレリー、ニック・バレロンガ、ブライアン・カーリー
<受賞スピーチ>
●作品賞:ピーター・ファレリー
本当に本当にありがとう。映画をつくりはじめたときこんなこと夢にも思いませんでした。
ドン・シャーリーとトニー・リップが差別の残る1960年代に旅をする物語です。ドン・シャーリーは素晴らしい人だが、評価されない天才でした。演奏したい音楽を肌色が理由で演奏できなかった。彼は自分で音楽のジャンルをつくりだし、今も聞かれる素晴らしい音楽をつくりだしました。トニー・バレロンガはイタリア系の移民でブロンクス出身で、他者を受け入れない文化で育った。ドン・シャーリーとの旅で世代を超えて続く友情を育みました。この物語を初めて聞いたとき、希望を覚えました。その希望をみなさんと共有したいのです。なぜならわれわれはいまだにむしろ以前よりも分断された世界で生きています。これはみんなの映画です。話して、偏見を持たずに共通のことを探すだけでいい。みんな欲しいのは一緒。愛、幸福、平等に扱われること。そんなに難しくないはず。ありがとう。
●助演男優賞受賞:マハーシャラ・アリ
皆さん、ありがとうございます。グリーンブックの仲間にも感謝申し上げます。
ご存じのとおり、ドクター・シャーリーは素晴らしい方です。彼の情熱、才能、尊厳が彼を築き上げ、そして、それが本作で彼を演じる僕を後押ししてくれました。
監督、一緒に仕事ができて心から感謝申し上げます。あなたは、本当に辛抱強いですよね、というのも、僕とヴィゴ双方から深夜2時とかにメールが飛び交っても受け入れ、僕たちを導いてくれた。ヴィゴ、君は最高の共演者だよ、僕を毎日励ましてくれた。一日も休まずにね。そう、撮休ですら(笑)本当に大好きだ。
リンダ、少ししか過ごすことができなかったけど、あなたと仕事ができたことは素晴らしい経験だ。あなたはまさに本作の核で美しい人だ。みんなありがとう。ここにいれて最高だ。
●脚本賞:ニック・バレロンガ(主人公トニー・バレロンガの実の息子)
ありがとうございます。大変光栄です。一緒に執筆したブライアン・カーリー、ピーター・ファレリーもありがとう。リンダ、母を演じてくれて彼女をみるだけで泣いてしまいそうだ。もう、見ることもできない。天才マハーシャラ・アリ。かつてない天才が天才を演じました。ヴィゴ・モーテンセンが父を演じてくれた。どれだけ感謝してるか言い表せない。全て彼のおかげです。家族や友人が助けてくれました。母、父、そして、ドナルド・シャーリー、感謝してもしたりないです。胸がいっぱいです。ありがとうございました。