2019.02.14 POSTED

映画公開記念・綾戸智恵サロンコンサート&トークイベントを実施しました!

2月13日(水)、ドクター・シャーリーの珠玉の楽曲を綾戸智恵さんが演奏する“サロンコンサート&トークイベント”を実施しました!

以前より綾戸さんはドクター・シャーリーを敬愛しており、彼を描いた本作に感銘を受けたことで、このイベントが実現。
ドクター・シャーリーはアメリカの高級ピアノ、スタインウェイのアーティストであり、本イベントは、そんなスタインウェイ・ジャパン協力の元、“スタインウェイ&サンズ東京”にて開催するという贅沢な企画です。



登場した綾戸さんは40年前のNYで腰を痛めた際に、カーネギーホールの上のアパートメントに住む鍼灸師を訪れた際、隣から聞こえてきたピアノが実はドクター・シャーリーの練習中の音だったという、とっておきの秘話を明かしました。
「その時に聞こえてきたのはこんな音楽です」と流れるようにドクターが作曲した『WATER BOY』を演奏。会場からは大きな拍手が巻き起こりました。
綾戸さんは小学1年生の時のピアノ発表会で、客席からの拍手をもらうために『エリーゼのために』にアレンジを加えて演奏したところ、先生からの「ジャズじゃないんだから!」と叱られた言葉でジャズと出会った、というエピソードを披露。
クラシックを目指していたが、黒人だからという理由でジャズやポップスを弾かざるを得なかったドクターと、入口と出口は逆だが自分もドクターも異端児という共通点がある、と客席の笑いを誘いました。



また、劇中でも重要なシーンで流れる『ONE MORE FOR THE ROAD』『HAPPY TALK』を様々なバージョンで演奏し、ピアノの音色でドクターやトニーの感情を説明する綾戸さん。
そして再度、コンサートでは常にイントロで拍手が起きたというドクターの名曲『WATER BOY』を演奏しました。
最後に「最近のアカデミー賞作品は人種だけでなくLGBTとか色々と、“自分と違う人を認めよう”という傾向があるように思います。『グリーンブック』はそれを、ただ上から教える映画ではなく、コメディにした。人生を慈しむという、年齢を重ねたから、経験を積んだからできる技。中でも一番よくできてるのは、ふわっと人種問題を入れたこと。どんな人でも観られる映画を作ったこと。これからピアノを勉強する子供にも、おっちゃんにもおばちゃんにも、広く、深く心に響く、涙も笑いもある映画。老若男女、世界中の人に観てほしいです」と絶賛のコメントで締め、大盛り上がりのイベントとなりました。