2019.02.21 POSTED

石原良純さん&長嶋一茂さん登壇 おじさん登壇試写会開催!

2月19日(火)より、先日「宣伝隊長」に就任した“仲良しおじさん”である石原良純さん&長嶋一茂さんと、 一般のおじさん50名による「おじさん試写会」を開催致しました。
本編終了後、観客であるおじさん達の感動冷めやらぬ中、石原さんと長嶋さんが本作のポスターでも印象的な車の書き割りを持ってドライブ風に登場。

この日は石原さんがトニー、長嶋さんがドクターをイメージした衣装ということで、「ミスキャストだよ!武闘派は一茂さん!」と猛抗議すると、長嶋さんは「天才でピアニストっていうのがいいよね。クレームは先に言わないと」と自身の役所にご満悦。
そして、アカデミー賞大本命といわれている作品の宣伝隊長に選ばれたことについて石原さんは、「おじさんの映画をおじさんが宣伝して大丈夫なのかな。友情の話だから、おじさんにこだわらないほうがいいんじゃないかな」と、本作が年齢に関係なく楽しめる映画であることをさりげなくアピール。
過去、アメリカに住んでいたことのある長嶋さんは「1960年代の白人と黒人の友情という物語にびっくりした。当時は野球場にも黒人専用観客席があった時代。今の感覚とは全然違う」と、トニーとドクターがただ仲良くなるだけではない物語の深さについて語りました。

そして“友情”について「この映画には信用とか信頼とか、今の時代に欠けているフレーズがある。この歳になると新たに友達を作りたいとは思わないけれど、距離感とかを再考する必要があるのかなと思った。良純さんは仕事と割り切っている部分もあるし」と長嶋節で、最近の石原さんとの“仲良し”イメージをばっさり。
石原さんも「僕たちは同業者なので、一緒に山を登っている感じ。途中で一緒になることもあるけど、バディを組んでるわけではない。楽しそうにやってるな、とそれぞれのやり方を認め合える関係」と、大人の友情に大切な距離感について述べました。

最後に、アカデミー賞授賞式の予想を聞かれ、石原さんは「作品賞にノミネートされた部分は、歴史的背景とか楽しいストーリーとか、いろんな要素がうまいこと配分されてるってことなんだろうね」と回答。
長嶋さんは「これさ、トランプ大統領は観たのかな。偏見を持ってるから、大統領が観るべきですよ」とコメンテーターらしく鋭い意見を入れつつ「SNSで友達が1,000人いるとか否定はしないですが、触れ合って、寝食を共にして、そこから得られるものはネットからは無理。人間と人間はこんなに熱い血が流れているんだというところを若い人にも観てほしい」と、最後は宣伝隊長として『グリーンブック』を応援するコメントで締め、大盛り上がりのイベントとなりました。