第76回ヴェネチア国際映画祭の栄えあるオープニング作品に決定致しました!
本作は、オープニング作品であると同時に、コンペティション部門への出品作品となります。
ベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭と並び【世界三大映画祭】と呼ばれ、世界最古の歴史を持つ由緒あるヴェネチア国際映画祭。日本人監督が手掛ける作品が、このヴェネチア国際映画祭のオープニング作品に選ばれるのは、史上初の快挙となります。
昨年、『万引き家族』で挑んだカンヌ国際映画祭で最高賞“パルムドール”を受賞した是枝監督。
ヴェネチア国際映画祭には、1995年に監督デビュー作で金オゼッラ賞を受賞した『幻の光』(95)、2017年にコンペティション部門に出品した福山雅治主演作『三度目の殺人』(17)以来、3度目の参加となります。
是枝監督コメント
私の新作 『真実』 が、ヴェネチア国際映画祭のオープニング作品に選ばれたという嬉しいお知らせを頂きました。大変光栄です。映画祭関係者の皆さんにまず感謝致します。撮影は昨年の秋に10週間パリで行いました。発表された通り、キャストは本当に華やかなのですが、物語の七割は家の中で展開していく、小さな小さな、家族のお話です。
その小さな宇宙の中に出来る限りの後悔や嘘や見栄や寂しさや、和解や喜びを詰め込んでみました。どうぞ、お楽しみください。
是枝裕和