2019.10.03 POSTED

映画『真実』ジャパンプレミア レポート

是枝裕和監督最新作にして、初の国際共同製作となる映画『真実』ジャパンプレミアを実施いたしました。

来日されたカトリーヌ・ドヌーヴ さん、ジュリエット・ビノシュさん、日本語吹き替え版キャストの宮本信子さん、宮﨑あおいさん、佐々木みゆちゃん、是枝監督にご登壇いただき、劇場は満員御礼の大盛況のイベントとなりました。

「何度か是枝監督にお目にかかる機会をいただき、カンヌや東京など面会を重ね、私も是非一緒に作品を手掛けたいと思いました。私を配役した上で作品を考えてくださっていたので、とても嬉しかったです。」
ーカトリーヌ・ドヌーヴさん

「是枝監督は物静かですが、その沈黙の中に優しさ、鋭い観察眼が感じられました。やはり映画監督は目の耳のセンシビリティ、感受性が必要だと思っていますが、そのような資質を持つ真髄たる方だと思います。」
ージュリエット・ビノシュさん

「初めての(実写)吹き替えのお仕事でした。声だけを入れる、だからこそファビエンヌがどのような人物なのか理解し、表現するかというのをよく考えて演じさせていただきました。」
-宮本信子さん

「このお話を 頂いてから、時間の許す限り作品を観て、ずっとビノシュさんを感じていたので、昨日初めてお会いしたときに、本当に涙が出てきそうになっ て、棒のように固まってしまった姿を監督に笑われました。声を当てていた間は、ずっとビノシュさんの気持ちを共有できていた感覚があり、すごく幸せなお仕事でした」
ー宮﨑あおいさん

「声のお仕事は初めてだったんですけど、これがチャンスだ!って思って、 頑張ってやってみたらすごく楽しくて、嬉しかったです!」
-佐々木みゆちゃん

「(宮本さんが)母と娘が逆転しているというシーンがあると仰っていましたが、映画の中では 母と娘が、娘と母に見えたり、昔の誰かと誰かの親子関係が見えたり、色々な見え方をするように重層的に作ったつもりでいるので、劇中劇 も含め、注目して観て頂けると、より楽しんでいただけると思います。」
ー是枝裕和監督