ウォン・カーウァイ
(製作総指揮)
1958年、中国・上海生まれ。5歳のときに香港に移住。1988年、監督デビュー作『いますぐ抱きしめたい』が、カンヌ国際映画祭批評家週間で上映される。続く『欲望の翼』(90)は、香港電影金像奨の監督賞・作品賞を含む5部門に輝き、アジアで高い評価を得る。1992年、映画製作会社ジェット・トーン・フィルムズを設立、2年かけて『楽園の瑕』(94)を完成させる。その編集の合間を縫って短期間で撮影された『恋する惑星』(94)が世界各国でヒットを記録、同作の第3話に予定されていた物語『天使の涙』(95)も話題となり、国際的な人気を獲得する。アルゼンチンで撮影した『ブエノスアイレス』(97)は、カンヌ国際映画祭でプレミア上映され、監督賞を受賞、世界の一流監督の地位を確立する。ヨーロッパ映画賞など数々の賞に輝いた『花様年華』(00)、『2046』(04)、初の英語作品『マイ・ブルーベリー・ナイツ』(07)なども同映画祭でプレミア上映されている。また、『グランド・マスター』(13)はベルリン国際映画祭のオープニング作品として上映された。