監督・脚本・製作 ベニー・チャン
(1961-2020)
1990年に『天若有情(てんにゃくうじょう)』で監督デビューを果たした後、『WHO AM I?』(99)、『香港国際警察/NEW POLICE STORY』(04)、『ディバージェンス-運命の交差点-』(05)、『プロジェクトBB』(06)、『コネクテッド』(08)などの大ヒットアクション映画のメガホンをとってきた。2007年の『インビジブル・ターゲット』で、難易度の高いアクションシーンとキレのあるストーリーテリングを斬新に融合させる。2011年の『新少林寺/SHAOLIN』では長年の中国武術の伝統を再解釈し、新たなアクション映画の一時代を築く。2013年の評価の高いサスペンス『レクイエム-最後の銃弾-』は香港アジア映画祭のオープニング作品、そしてローマ国際映画祭のクロージング映画に選ばれる。キャリアを通じて香港のアクション映画を、さらなる高みに引き上げることを止めることはなかったが、2020年8月23日、本作を完成させた後に58歳で亡くなる。