アレサが夫のテッドと共に初めて訪れた南部のスタジオ。白人ミュージシャンたちとの間に緊張が走るが、アレサと彼らの才能が出会い、素晴らしい音楽が生まれていく――。
1967年2月に発表されたアトランティックでの第一弾シングル。邦題は「貴方だけを愛して」で、同名のアルバムに収録。デトロイトのソングライター、ロニー・シャノンが書いたブルース色の強いバラードで、アレサはこれでソウル・シンガーとしての第一歩を踏み出す。男に傷つけられても愛さずにはいられない女性の心情を歌った曲は、当時の夫テッド・ホワイトとの関係とも重なる。米南部アラバマ州マッスル・ショールズのフェイム・スタジオにて腕利きの白人ミュージシャンからなるバンド(彼ら はスワンパーズと呼ばれた)と録音。夫テッドとフェイムのスタッフとの間で揉め事が起きたのもこのセッションだった。全米チャートR&B1位/ポップ9位。