夫との関係に悩み夜眠れぬアレサが、姉妹たちと共に遊び半分で歌いだした曲は、思わぬヒットへと…。
本映画のタイトルになった代表曲。アルバム「貴方だけを愛して」のトップを飾り、1967年4月にシングルを発表。オーティス・レディングのオリジナルを女性目線で歌うことで女性への“リスペクト”を求める歌となった。アレサの力強い歌、それにレスポンスする姉アーマと妹キャロリンの快活なコーラスからも自立した女性のプライドが感じられ、今なお語り継がれるフェミニズムの象徴的な応援歌に。全米チャートではR&B/ポップともに1位、初のグラミー受賞曲にもなり、アレサ独自の解釈に感心した作者のオーティスは「あの娘に曲を奪われたよ」と語ったとされる。映画『ブルース・ブラザーズ2000』(98)に出演した際にはリメイク版を披露。