おとぎ話のような、本当の話!
真っ赤やピンクのスーツを気品に満ちて
着こなされる90歳のエリザベス女王には、やはり特別なエピソードがあったのだ!
一時であれ境界を越えてみるのは冒険だが、
何を見て、何を思い、今後、どう生かしてゆくのか?ということの大切さを、王女の瞳が伝えてくれる。
全編にわたる軽快な音楽が、戦勝に湧く人々の心を映し出す。
プリンセスの一夜の冒険は、
全てが新鮮に感じられた頃を思い出させてくれます。
「ローマの休日」の感激を62年経た今、再び味わうことが出来るとは!
そしてそれがおとぎ話ではなく、実話に基づくロイヤル・ストーリーだとは!見逃せない一作。
今年、記念すべき90歳を迎えたエリザベス女王、
知られざるロイヤルファミリーの秘話が今、解き明かされる。
しかも、現実であることに大きな意味がある。
実話に基づくからこそ、一言一言が重く尊い。
この愛ある王女の使命感と責任感、小さな純愛の切なさに、
何度となく胸を衝かれた。劇的な一夜の物語は、
王室と映画史の"新伝説"となるかもしれない
戦争で勝利した国の声、勝ったと喜ぶのは、政治家・軍人。
終わった、終わったと叫び、踊り、歌い、安堵するのは国民。
戦争に対しては、世界中の国民は同じではないだろうか。やっと終わった…、と。
戦争終結時、若い19歳のエリザベス女王は宮殿の外に、群衆の中へ。
その行動、見聞が現在の開かれた王室への道ではないか。
国は違っても国民は戦争を望んでいない。欲望はすべてをなくす事だと教えられた映画です。
英国民が誇る未来の愛すべき女王は、こうして誕生したのかも…それこそがファンタジー!
更に真実味を持たせている主演サラ・ガドンの、凛として気品のある美しさと少女のような可憐さ、
戦時下にあっても華やかだった上流階級の人々の衣装や、当時のロンドンの街並み…
それらもこの映画の見どころの一つ。
今夜は何十年ぶりに84歳の夫とスイングジャズでジルバを踊ろうか!
「ローマの休日」のヘップバーン以来の王女様女優、サラ・ガドン誕生!
ステキに清らかな映画に大泣き!
瑞々しく、天真爛漫なプリンセスたちが誘う、人生で一度きり、一晩だけの冒険。
この映画を観たあとは、「明日」という新たなスタートが待ちきれなくなります。
王室の世界と当時のイギリス庶民の暮らしがリアルに描かれていて
時にばかばかしいほどその生き様は生々しく感じられ、
まるで自分自身がその世界に入り込んだような気がしました。
知る限りは堂々と立派なイメージのエリザベス女王も、やんちゃしたい女子時代があったのですね。
人間的な側面に触れられてとても親近感がわきました。
軽やかに踊り明かすと思いきや、ロンドンの夜は闇が深い。プリンセスの近くて遠い旅がずっと続けばいいな、と思って最後まで堪能しました。マーガレット王女の演技も素晴らしい!