分類 | 食肉目イヌ科 |
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分布 | ユーラシア大陸、北米 ※家畜を襲う害獣として世界的に駆除され絶滅に瀕している。明治時代まで日本にも生息。 |
形態 | 最大体長160cm、体高90cm、体重50kg |
生態 | 社会性動物で厳格な順位制。最優位のオスメスペアとその血縁者を中心に4〜8頭の群れをつくる。表情、姿勢、鳴き声を組みあわせて複雑なコミュニケーションをとることができるだけでなく、人間の60倍以上の嗅覚もコミュニケーションや狩りに使われる。食性はシカ、イノシシ、小動物など。離乳が終わった頃、母親は一度肉を食べて軟らかくして吐き戻して与える。寿命は約10年。 |
狩り | 大型のシカ、イノシシの狩りができるように進化。群れの中からターゲットを絞り、獲物を追い込み、細かな役割分担で、洗練された難しい戦術で獲物をしとめる。それゆえに、チームで狩りをするには経験が必要で、子供たちは乳離れすると狩りに同行して技術を学び、仲間の絆を深める。狩りの練習をかねて、日頃から厳格な順位があり、挨拶や食べる順番が決まっている。年頃になったものや、順位争いに負けたものが、群れを出て新しい家族を作るための旅に出る。 |