分類 | 奇蹄目ウマ科 |
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分布 | 家畜化された品種のウマが野生化したものは世界各地にいるが、ウマの原種モウコノウマは1968年に野生絶滅。動物園など飼育下の個体を使って野生再導入がモンゴルなどで試みられている。旧石器時代(1.5万年前)のフランスのラスコー洞窟の壁画に、モウコノウマが描かれていることから、中央アジアだけでなくヨーロッパにも野生のウマがいたことがわかる。 |
形態 | 森に住んでいたウマの先祖は、中型犬くらいの大きさで指が複数あったが、開けた草原に進出するのにあわせて、速く走るために使わない指が退化し、現生のウマは中指の1本指だけになった。身体も大型化し、動物ではめずらしく、人間と同じく全身から汗をかくことが出来るため、その気化熱で体温を下げることが出来るので、激しい運動を長時間続けることが出来る。 |
生態 | 群れで活動する社会性動物だが、性格(気の強さ)や性別、年齢で優劣は生じるものの、オオカミやサルの仲間のように群れのメンバーが不動の厳格な順位を持つわけではない。草食動物特有の用心深さや神経質さはあるものの、知能は高く記憶力も良い。草本などが主食。寿命は約25年。 |