舞台は独自の環境とカルチャーによって、暮らしの中に音楽やダンスが溶け込む沖縄。
母親の朱音(あかね)、妹の舞(まい)と3人暮らしの照屋踊(てるやよう)はダンススクールのリサに憧れ、ダンスをはじめる。朱音は家計を支えるためスナックで働き、人との関わりが苦手な舞はスクールの前でいつも兄の姿を一心に見つめていた。やがて踊はリサとペアを組むようになり、だんだんとその才能を開花させていく。
そんな中、朱音のもとに一本の電話があり、ある男が訪ねて来る。偶然、家の前で男を目撃する踊。後日、テレビでダンスオーディションを開催すると発表した音楽プロデューサーのHIROKIが、その人だった…。
(動き出す運命。憧れだったパートナー、友人や地元の人々、大切な母そして妹という家族との繋がりの中で、踊は何を思い、何を見つけるのか。)