コラリーの本作におけるスタイルは個性的ですね。風刺的でありホラーの要素もありユーモアもあり。撮影も大変だったと思いますが、初めて完成作を見たときのあなたの感想は?

デミ
ホラー要素は脚本に織り込まれていたので見えていた。視覚的な展開なども。個人的に、こういったジャンルにはあまり接してこなかったので、初めて完成作を見たときは、特に後半がかなり驚かされた。どう受け止めていいのか、自分の気持ちが定まらなかった。ところがカンヌ映画祭で上映されたときに、その前に見た試写版よりもさらに視覚効果がかかって内容が少々異なっていたし、また観客からの反応も熱くて、作品としての内容を評価できるようになった。

マーガレット
撮影は5か月に及んだのだけれど、非常に緊張を強いられる撮影が続いた。内容を知っていたにもかかわらず初めて見たときは驚いた。長い間あの世界に身を置き、スーとしての生活をしていた経験があったにもかかわらず。