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2025.04.11「デミ・ムーア、よくこの役引き受けたな︕」(倉田)倉田真由美(漫画家)、森直人(映画批評家)登壇 4月7日(月)開催 日本最速試写会

この度、『だめんず・うぉ〜か〜』などで知られる漫画家の倉⽥真由美と映画評論家の森直⼈が登壇するトークイベント付き⽇本最速試写会を開催いたしました。

映画『サブスタンス』⽇本最速試写会
【⽇ 時】4⽉7⽇(⽉) 22:00-22:30(本編上映後)
【会 場】ユーロライブ(渋⾕区円⼭町 1-5 KINOHAUS 2F)
【登壇者】倉⽥真由美(漫画家)、森直⼈(映画評論家)司会 ⽴⽥敦⼦(映画ジャーナリスト)

クライマックスの衝撃を受け、鑑賞後の場内がいつになくザワついた中始まったトークショー。まず冒頭、倉⽥は「これまで、いい⼥ポジションを崩さなかったデミ・ムーア、この役をよく受けたな︕と驚きました。冒頭から素晴らしかった」と激賞し、森も「いい⼥ポジションを降りるドキュメントみたいでしたよね」と感嘆。さらに「(あるシーンが)アカデミー賞のオープニングでネタとして扱われていたこともあって、『すごい、すごい』とは聞いているとは思いますが、どれだけ想像を膨らましていても、それを超えてくる笑!上回りますよね、期待を」「しかも、映画論的にもハイコンテクストなつくりです。かなりパワータイプですが」と⼤絶賛を送る。

続けて⽴⽥は「ハリウッドで⽣き続け、⼥性にかけられるルッキズムや加齢プレッシャーなどを受け続けてきたデミ・ムーアが、変わりゆく時代の中で<最後のドアを蹴り破る>ような⼀撃に感じましたよね」述べると、森も「コラリー・ファルジャ監督との共闘ですよね」「近年、ジャンル映画を参照して、それをフェミニズム的に⾵刺し、転⽤する潮流を感じるのですが、それをアート作品ではなくガツッとエンタメ作に仕上げてくるところが⾯⽩いですよね」と賛同。「ラスト怒涛の30分、ほんとに凄くて、こういう展開⼤好き」と続けた倉⽥は「もうね、昨年亡くなった夫(フランス映画『アメリ』を買い付け、⽇本で⼤ヒットさせた叶井俊太郎)に⾒せてやりたかった︕と思いました。これ絶対彼は⼤好きなので。夫に⾒せたかったなという映画は、夫が亡くなったあと何作かありましたが、今のところこれが1番です」と語った。
そんな倉⽥を受け「ほんとに!ラストは<徹底性>というところで、突き抜けていく。どこまで⾏くんだろうと思ったら。100の上をいくという笑。あそこまで⾏くからこそある種の痛快さに突き抜けていきます」さらに「叶井俊太郎さんの好みというところで⾔うと、恐怖は突き詰めると笑いと隣接するとこがあって、これはその域に突っ⾛っている、というところがね」と続けた。その後も、元祖お騒がせ⼥優デミ・ムーアの半⽣を振り返りながら、まるで彼⼥の⼈⽣とリンクするような本作の⾯⽩さを様々な視点で語り合った倉⽥と森と⽴⽥。「絶対想像できない、衝撃過ぎるラストを、あそこまでやりすぎることで、デミ・ムーア演じる主⼈公、そしてデミ・ムーア⾃⾝のʻ情念ʼに圧倒されますからね。本当にぜひこの映画こそ劇場で観てほしいですね」と締め括った。

本最速試写に参加した観客からも興奮冷めやらぬ絶賛の声がSNSに続々投稿。「すごいわー。ほんとびっくりしたわー。でも超絶楽しかった。こんな映画初めて。」「想像の50倍突き抜けた快作であり傑作︕」「想像を遥かに超えてくる展開とサービス精神に打ち震えました。今年ベストどころか⽣涯ベストに⾷い込むほどの⼤傑作︕⼤好き︕︕」「なんだこれ・・⾒てるこっちがおかしくなるようなpsychoでpunkであまりにもdizzinessな⼤傑作」「期待してみたら期待以上過ぎて最⾼」「衝撃すぎる感想まとまらない。私は感情ぐちゃぐちゃになって後半涙⽌まらなかったんだけど笑ってる⼈もいたりカオスな空間でした」など、とにかく圧倒されたという声が溢れている。

美への執着と、成功への渇望がせめぎ合い、やがて狂気が侵⾷していくー脳裏に焼きつくヤバすぎるラストシーンから、⼀度⾒たら逃れられない!想像のはるか先で暴⾛する<狂気のエンタテインメント>は5⽉16⽇(⾦)に公開!ぜひご期待ください。

2025.03.03祝!! 第97回アカデミー賞®受賞!!【メイクアップ&ヘアスタイリング賞】

3月3日(月)に発表された第97回アカデミー賞®にて、『サブスタンス』がメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞しました!

本作はカンヌ国際映画祭で9分間にわたるスタンディングオベーションを受け脚本賞、トロント国際映画祭ではミッドナイト・マッドネスのオープニング作品として上映され圧倒的支持を受け観客賞を受賞。 “脳裏に焼き付く”(NICHOLAS BARBER, BBC)と、世界中のバイヤーが争奪戦を繰り広げた話題作。

主演は、“美&若さ”への執着を圧倒的怪演で見せつけ、45年以上のキャリアを塗り替える代表作へと押し上げた、デミ・ムーア。かつて「ポップコーン女優」と呼ばれていたと明かすほど悩んでいたキャリアを自らの力で乗り越え、再評価を獲得!アメリカでは「デミッセンス」(デミ・ムーアのルネッサンス)という造語がメディアで飛び交う中、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル、コメディ部門)を受賞、初のアカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた。
監督・脚本を手掛けたコラリー・ファルジャは「(本作は)映画界で女性として長年経験してきたことを題材にした」と語り、「年齢、体重、からだの輪郭などが、<理想の>型から外れていく時、世間は、『お前は女としてもう終わりだ』と言う。2024年になってまで、こんなにくだらないことが続いていること自体が、ちゃんちゃらおかしい」と爽快に言い放つ!

そしてこの度、アカデミー賞でデミ・ムーアの体当たり演技を支えた【メイクアップ&ヘアスタイリング賞】を受賞!
美への執着と、成功への渇望がせめぎ合い、やがて狂気が侵食していく。
脳裏に焼きつくヤバすぎるラストシーンは大スクリーンで必見!