ティルダ・スウィントン
(as マダム・ブラン)
1960年、イギリス、ロンドン生まれ。85年にイギリスの実験映画監督デレク・ジャーマンと出会い、映画制作に携わりながら『カラヴァッジオ』(86)で映画デビューを果たす。その後、ジャーマンが死去するまでに7本の作品を共同で制作。
92年のサリー・ポッター監督『オルランド』で国際的に知られ、00年の『ザ・ビーチ』でハリウッドに進出。
コーエン兄弟、ジム・ジャームッシュ、ウェス・アンダーソン、ポン・ジュノら作家性の強い監督から厚い信頼を得ている。
トニー・ギルロイ監督作『フィクサー』(07)で英国アカデミー賞、米アカデミー賞にて助演女優賞を受賞。製作総指揮兼主演を務めたリン・ラムジー監督作『少年は残酷な弓を射る』(11)では批評家からの賞賛を受け、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞にて主演女優賞にてノミネート。以降賞レース常連の存在に。
ルカ・グァダニーノとは99年『The Protagonists』に始まり、ショートドキュメンタリー「Tilda Swinton: The Love Factory」(02)、『ミラノ、愛に生きる』(09)と『胸騒ぎのシチリア』(15)で主演を務める。