監督:ルカ・グァダニーノ
1971年、イタリア、シチリア州生まれ。1999年ヴェネチア国際映画祭で好評を得たティルダ・スウィントン主演『The Protagonists』で映画監督デビュー。『メリッサ・P~青い蕾~』〈未〉(2005)を経て、『ミラノ、愛に生きる』(2009)では再びティルダ・スウィントンを起用。ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門で上映され、そのオリジナリティ溢れる世界観で国際的な高い評価を受け、2010年のゴールデングローブ賞や英国アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされ話題に。続く『胸騒ぎのシチリア』(2015)もスウィントンが主演、他にレイフ・ファインズ、ダコタ・ジョンソンらが出演し、ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に選ばれた。2017年に公開された『君の名前で僕を呼んで』が全米はじめ世界的で大ヒット。2018年アカデミー賞では作品賞、主演男優賞、脚色賞、歌曲賞の4部門にノミネートされ、見事ジェームズ・アイヴォリーが脚色賞を受賞。日本での公開も、そのまばゆい傑作に多くの女性が魅了され大ヒット。ルカ・グァダニーノ監督の代表作となった。
長編作品以外にも、ティルダ・スウィントンや音楽家アート・リンゼイ、演出家ピッポ・デルボーノをインタビューする“The Love Factory(愛の工場)”シリーズと呼ばれる3本のドキュメンタリーも監督。舞台やオペラの演出も手がけるなど、更に人気を高めている。