プラシド・ドミンゴ

プラシド・ドミンゴ

Plácido DOMINGO

1941年1月21日、スペイン、マドリード生まれ。両親はスペインの伝統的オペラ サルスエラ劇団を経営、1949年メキシコに移住、1955年14歳の時にメキシコシティ国立音楽院に入学し、ピアノと指揮を学ぶ。1959年、メキシコ国立が劇場でテノール歌手としてデビュー、1961年メキシコ・モンテレイで『椿姫』アルフレード役で主演デビューを飾る。1962年イスラエル・テルアビブ歌劇場と契約イスラエルへ、1965年ニューヨーク・シティオペラと契約しアメリカへ移住。その後、1967年ウィーン国立歌劇場、1968年ニューヨーク、メトロポリタン歌劇場(MET)、1969年ミラノ・スカラ座、1971年ロンドン ロイヤル・オペラ・ハウスでデビューを飾り、順調にキャリアを築く。1981年アメリカのフォーク歌手ジョン・デンバーとデュエットを果たし、オペラ界以外でも活躍、1989年5月21日には松田聖子とデュエットしたミュージカルアルバム「ゴヤ・・・歌でつづる生涯」を発売。1990年、“三大テノール”として活躍を始める。
1992年スペインで開催されたバルセロナ・オリンピックでは開会式と閉会式に出演、閉会式で歌唱したオリンピック賛歌が高い評価を受け、1994年のリレハンメル冬季オリンピック、2008年北京オリンピックの閉会式にも出演した。
指揮者、そして芸術監督としても活躍し、2001年7月1日にはベルリン・フィルのシーズンを締めくくる恒例の「ヴァルトビューネ」の指揮者として招かれ、スペイン楽曲の指揮を託された。ワシントン歌劇場で最初の芸術監督に指名され、後にアメリカのロサンゼルス歌劇場でも同職に就任した。
オペラ歌手として多様性を持ち、ヴェルディ、プッチーニなどのイタリア・オペラ、フランス・オペラ、ワーグナーなどのドイツ・オペラ等広汎な演目をレパートリーとしている。バリトン歌手としてキャリアをスタートした後、テノール歌手に転向、近年は再びバリトン歌手として活動している。