長編デビュー時から実は濃厚だったデヴィッド・ロバート・ミッチェルのポップでビザールでニューロティックなノワール趣味が、今回はノン・ブレーキで全開に……結果、カルト化必至の大怪作が爆誕!(褒めてます)
とりあえず、こんな風にヒッチコック・オマージュする人、初めて見たわ。
ライムスター宇多丸
(ラッパー/ラジオパーソナリティ)
悪夢だけど目覚めてほしくない。
まるで枯れ始めた青春を追うように。
ミッチェル監督作3本の中である意味
一番怖くて切なかった。
川上洋平
([ALEXANDROS]/ミュージシャン)
本当に最高!!スクリーンに映し出されるアンドリュー・ガーフィールドに痺れまくった!
そして、監督のセンスの素晴らしさに痙攣しまくり!たまらない映画だった。
自分もLAの謎解きの世界に
どっぷりハマってしまう作品!!
オマージュ好きにはたまらない!!
光溢れるLAと対照的な闇の不思議な世界。
今まで観た事の無い感覚と
美しさと、謎の多さに
引き込まれる。
陰謀論好きにとっては
絶対見逃せない映画。
成功者だらけの街で陰謀にハマる心理に
感情移入し、恐怖と共感の嵐でした。
ポップカルチャーへの
愛と憎しみが入り混じり、
予想不可のストーリーが解釈を惑わせる。
しばらく悩もう。
昨夜の夢。
大層おもしろかったのだが
他人に話そうとすると
記憶が消される
そんなもどかしさが一杯詰まった映画。
リンチもピンチョンも軽く凌駕する、
新世紀の神話に遭遇する興奮!
一寸足りともの誤差もなく、
まさにこれと出会いたかった!!
いま見逃すな!!
世界のロック&ポップス史に
衝撃を与える問題作。
1970年代初頭に作られた近未来映画か?
現代という未来を予言した幻の映画が
今ここに!!??
自分自身の心の中と映画の中を行ったり来たりする、奇天烈なサスペンスストーリー。
どうやって映画の世界に入りこもうか考えているうちに、知らず知らずにテンポにのせられてしまった。
時代をナナメ斬りにしていた70’Sアメリカン・カウンターカルチャーの空気感が蘇る、
現代のサムシング・ウィアードな映画だ!
オマージュ、ヴァイオレンス、エロス、ユースカルチャー、カルト、そしてキャッチーなカオス。
答え合わせ不要、
これこそ映画本来の魅力だ。
とんでもない怪作!
「君の名前で僕を呼んで」と並んで
今年のベスト!
近年ひときわクリエイティブな人たちが集まり、ハイセンスなエリアとされるLAのシルバーレイク。
太陽に照らされたヒッピーなゆるい生活、アンダーグラウンドパーティーやファッション、ユースカルチャーがリアルに映し出されていてすごくヒップな映画。
ストーリーもウィアードでミステリアスなホラーってところもこれまたハマっちゃうやつ。主人公のサムもどうしょうもないけど、それもまた面白くて!
最後どうなってしまうんだろう?
ってずっと気になっちゃう作品!
ぶっ飛んでるけどよくわかる、
または、理解しづらいが、染み込んでくる。
そのどちらかもしくは両方だろう。
監督の独特な感性が光る今作。
不気味で、不穏で、
映像と音楽のセンスが
ずば抜けて抜群。
この映画は頭で理解するものではない。
視覚や聴覚が刺激される。その快感たるや。
是非映画館で目の当たりにしてほしい。
ロックと映画と酒と葉っぱで書いた
『ラ・ラ・ランド』という
ラブレターを、
翌日の西陽で見返す悪夢のような
“中二病”版
『アイズ・ワイド・シャット』
非現実的なことが非現実とは限らない、
と普段から自分に言い聞かせているのに。
やられました。
僕もこんな風に溺れたい。
もう溺れてるような気もする。
ハリウッドは今も昔も若者達の夢や欲望が渦巻く街。
華やかな舞台裏には闇がつきものだけど、
ここでの闇はなんか可愛くて
笑っちゃう!
マドモアゼル・ユリア
(DJ / SINGER / DIRECTOR)
ロサンゼルスのきれいな女の子たちは、
いつの間にかいなくなってしまう。
みんなどこに行ってしまうのだろう?
答えを求め、謎が星のように瞬く街で
繰り広げられる追跡劇は、
シュールでエモで極彩色で
ノワール!
迷路に迷い込んだかのようなストーリーの組み立てで、
探究心と恐怖を絶妙なバランスで刺激する。
一度だけじゃ物足りない!
ハリウッドの街とサムのアパートの部屋とは
メビウスの輪で繋がっている。サムは聖ヒエロニムスのように部屋の中でたったひとり
「妄想」で世界を描くことが
できる私たちの代弁者かも
しれないわね!
同時代感あふれる、まったく新たなハリウッド暗黒神話の誕生に乾杯!
ハリウッドは今なお、地獄と直結しているのである。