1月14日(日)、東京・立川シネマシティにてに武監督と共同脚本の足立紳さん、今井雅子さんにご登壇いただいての上映後ティーチインを実施しました。
企画段階のお話から始まり、野田家でのバームクーヘンやすき焼きシーンの撮影秘話まで、この三人からしか聞けないようなエピソードも飛び出し、楽しいイベントになりました!
1月13日(土)、名古屋・伏見ミリオン座にて、武正晴監督によるいティーチインを実施しました。
午後の回にはなんと、佐輔(佐々木蔵之介)の妻・康子役の友近さんが飛び入り参加!
監督・松岡さんのオープニングあいさつ後、友近さんが観客に混じって質問をしようとすると、監督より「友近!なにしてるのー!?」と突っ込みが入り、会場は「うぉーっ!」と大盛り上がり!
そのまま友近さんが登壇してのティーチインとなりました。
「続編はあるんですか?」というお客様からの質問に、監督は「友近さん演じる康子は、実は陶芸が出来る設定なんですよ!続編が決まったらその辺も出していきたい」とコメント。
エンディングあいさつでは友近さんより、「色んな映画を見ている方からこの映画を見て楽しいといわれるのが本当に嬉しかったです! ぜひ、今日お越しの方は口コミで広げていただけると幸いです。ありがとうございました!」とコメントを頂きました。
終始、監督・友近さん・MC・お客様が一体となり笑いのたえないティーチインになりました。
1月6日(土)、都内劇場にて、W主演の中井貴一さん、佐々木蔵之介さん、友近さん、森川葵さん、武正晴監督が登壇し、公開記念舞台挨拶を実施致しました。
満員の会場のなか、”真っ赤な嘘”にかけて赤を取り入れた衣装に身を包んだキャスト、監督が登壇。
それぞれの挨拶ののち、中井さんと佐々木さんがともに赤のタートルネックを着ていることにMCからツッコミが入ると、中井さんが「全く打ち合わせなしでしたが、危うく(佐々木さんと同じ)黒のスーツも着てくるところだった」と、佐々木さんが「バディ感が出てよかった」と抜群のコンビネーションであることをのぞかせました。
親子役を演じた中井さんと森川さんに共演の感想を尋ねると、中井さんが「反抗期のわりには父親に付いてきてくれる、現代っぽい子だなと思いました。あんまり年を感じない職業ですが、子役の年が上がってくるにつれて、「年取ったな」と痛感します」と話し、さらに森川さんについて聞かれると「(森川さんは)魅力ありますもん。今年は森川の年になると思います」と発言。その大先輩からの言葉に森川さんは「わ~…」と恥ずかしさに言葉を詰まらせながら、自身の役柄に関して「私には反抗期がなかったので、いまりちゃんが親についていくのは分かります。貴一さんの元、安心してお芝居させていただきました」と話しました。
一方、夫婦役を演じた佐々木さんと友近さんは「懐の大きい奥さんをやっていただいて、本当によかったです」と話す佐々木さんに対し、友近さんが「劇中にそんな言葉があるわけではないんですが、愛してるっていうのが伝わるかな、と。このまま私生活も続けばな、と思います」と、こちらの発言でも会場からは笑いが。また、二人の息子を前野朋哉さんが演じたことについて、佐々木は「息子にしては年齢が高すぎるのに、撮影以外でも息子な感じで接してくるんですが、息子じゃないだろ、と思ってました」と裏話を明かしました。
そこから共演者の話になると、中井さんが「僕は今日は坂田師匠の代わりなんですよ。お正月なんで先輩方にご足労かけちゃいけないと思って」と冗談を入れつつも、「現場のムードを作ってくれたのは全部先輩たち。アドリブ…といえば聞こえが良いですが、”間違い”、”忘れる”、というところで和ませてくれた」と話すと、「きっかけを覚えられない、ね」というストレートな佐々木さんの発言に、「はっきり言いましたね」と友近さんがツッコミ。「先輩方の(セリフを思い出す)間があって、それで現場に緊張感があって、あんな幸せな2週間はなかった」と佐々木さんが改めて振り返り、友近さんが「和やかな現場で、口角がずっと上がってニコニコしちゃいました」森川さんも「監督の『大丈夫です』は毎日聞いていた気がします(笑)」と話すと、監督は「自分に言い聞かせていました(笑)皆さんとやれているっていうのは幸せでしたが、日は沈んでいきましたね」と独特な現場であったことがそれぞれから明かされました。
また、まさに“騙しあい”が繰り広げられるということから、“騙す方”と“騙される方”どちらがいいかと聞かれると、中井さんが「命に関わることじゃなければ、騙す方がいい。けど、やっぱり騙される方がいいかな」と、佐々木さんが「騙しまくりたいですね。“芸術とは最も美しい嘘のことだ”とドビュッシーが言っていまして…あ、これはパンフレットからの引用なので、皆さんお買い求めください(笑)」と、友近さんは「騙される方が楽だし、救われるのかな、という気がします」森川さんは「私も騙される方がいいです。嘘ついていると大変だなあと」監督も「映画においては心地よく騙されたいし騙したいと思いますが、騙される方がいい」と、佐々木さん以外全員”騙される方がいい”という結果に。佐々木さんは慌てて「…僕も騙される方がいいです」と話し、会場は笑いに包まれました。
また今日が“2018年初”の舞台挨拶となるキャストに、今年初めて挑戦したい事を尋ねると、中井さんが「友近があると思います」と言い、バトンを渡された友近は「パン作りかな」と意外な答え、さらに「女性としてまだやってないことをやりたい。いちご大福を作ったりとか、あんまり家でやらないこと」と続け、会場は再び爆笑。佐々木さんに話を振ると「こういうのは森川かな」と森川さんに話が飛び、困惑しつつも森川さんは「う~ん、ラップ…?…嘘つきました(笑)」と、『嘘八百』の舞台挨拶らしい回答が飛び出しました。
さらに『嘘八百』というタイトルから“嘘で”今年の抱負を聞かれると「今年は出産をしてみたいな」と中井さんが話し、佐々木さんは「出産…!?」と困惑しながらも「今年は成人式を迎えたいなと思います」と続け、友近さんが「今年は絶対東大合格したいなと思います」、森川さんが「今年はイケメン俳優として芸能界を担っていきます」、最後に監督が「16日間で映画を作っていきたいと思います」とそれぞれ話しました。
そして最後に、観客の「大ヒット!」という掛け声のもと、鏡開きが行われました。
締めの挨拶として中井さんが「昨今、日本では働き方改革、と言われますが、労働時間の問題ではなく、いかに現場のみんなに心のゆとりがあるかということが大事だと、諸先輩に教えていただきました。お正月映画というのはとってもめでたい映画だという思いがあるので、そんな時期に公開できて本当に嬉しいです。本日はありがとうございました」と、佐々木さんが「子供の頃、お正月になると両親に映画に連れて行ってもらったことが心に残っています。今日観ていただいて面白かったら、お父さんお母さん、ご友人ともぜひ一緒にご覧ください。心に残る、皆さんに愛される映画になると良いなと思います」と話し、大盛況の中イベントは幕を閉じました。
12月17日、W主演の中井貴一、佐々木蔵之介ほか、友近、森川葵、前野朋哉、堀内敬子、坂田利夫、木下ほうか、塚地武雅、芦屋小雁、近藤正臣ら超豪華&個性豊かな俳優陣が登壇しての映画『嘘八百』完成披露試写会を実施致しました。
満員の観客に迎えられ、監督・キャストの総勢12名が登壇。立ち位置を間違えた坂田利夫の初っ端の「すんまてん〜」のギャグに一同大笑いでスタート。
まずはW主演を務めた中井貴一と佐々木蔵之介の挨拶から。古物商・則夫を演じた中井は「これだけ人が多いと、1人2分話しても20分以上かかるけど、切っても面白くないので…皆さん覚悟して舞台挨拶に臨んでください」と、初めから一筋縄ではいかない(?)舞台挨拶だとにおわせる挨拶。陶芸家・佐輔を演じた佐々木は「ドキドキしていますが、これだけ大勢仲間がいるので、ちょっともうすでに楽屋でも楽しく…楽しんでね!」と早々に話を切り上げ、スタートを切った。
次に佐輔の妻・康子を演じた友近が「本日はようこそ。藤原紀香です」と鉄板の挨拶をすると、会場は大爆笑!続けて「短期決戦なのにゆったり穏やかな現場で。私はおじさんとかおじいさんが大好きなので、本当に楽しかった」と振り返った。
則夫の娘・いまりを演じた最年少の森川は「最近は現場でスタッフさんより年上のこともあるのですが、まだ年下でいいんだ、と思えました(笑)」佐輔と康子の息子・誠治を演じた前野も「蔵之介さんと友近さんの息子です!(笑)緊張感もありつつ、ほんわかした空気でした。この辺にしておきます」と、それぞれ早めに切り上げ続く出演者にバトンタッチ。
“謎の女”を演じた堀内敬子は「監督の指揮が力強く、中井先輩と『本当に演技をみてくださる監督だね』と話したのが印象深かった」と現場を振り返った。佐輔の仲間・よっちゃんを演じた坂田に、演技がまるでアドリブのように自然だったことから「アドリブだったのか」とMCが尋ねると、「イエス、アイドゥー」と答え、それに友近が「はい、と言っています」と通訳を入れ、この流れにまたまた会場・キャストも大爆笑。
坂田は「優しい方ばっかりで本当に喜んでおります。ただ今日の目的はね、結婚したい」と突然の告白、隣にいた堀内に「可愛らしい顔でありがたいね。なんでも買いまっせ」とアピール。止まらない坂田に、中井から「師匠、映画の舞台挨拶です」とツッコミが。飲み屋のマスターを演じた木下ほうかも「僕も結婚したい…。師匠と通じ合ったな、と思いました」と坂田に乗っかり挨拶した。
利休を愛する学芸員を演じた塚地武雅は「先日財布を落としてしまって…。見つけた方は交番までお願いします」と、こちらもプライベートな告白。
骨董店社長を演じた芦屋小雁は「本当に面白かった。ひとつこの映画を盛り上げてくれたら」と語り、続いて大御所鑑定士を演じた近藤正臣が「センターのお二人(中井・佐々木)の映画は今後何回も見られると思いますけど、この辺はもう分からんですよ」と、隣にいた坂田師匠を指差しながら自虐ギャグを飛ばすと、坂田は「イエス、アイドゥー」と反応し、友近がすかさず「はい、と言っております」と通訳を入れるナイスなコンビネーションに再び会場は爆笑。自由なキャスト陣をまとめ上げた感想を尋ねられた武監督は「本当に嘘みたいですね。ここにいる人たちの活躍にご注目ください」と話した。
映画の内容にかけ、「今年大勝負に出たこと」または「来年大勝負をかけたいこと」に話がうつり、中井の「坂田師匠と木下ほうかは結婚だと思います。ね、師匠?」に、坂田が「はい!」と応えると、「そこはイエスアイドゥーじゃないんかい」という塚地のツッコミが。森川へ話が振られると、「撮影中、大勝負をかけて受けたオーディションがあって、貴一さんにアドバイスをいただいていたんですが、結果はダメで。それをご報告したら、『よかったな。それに落ちたことで、他のいい作品に出会えるんだから。今はタイミングじゃないってことだよ』って言ってくださったんです。今年そのあと本当に、たくさんの良い作品に出会えたのでよかった」と感謝を述べ、中井も自身の娘を演じた森川にエールを送った。
続いて佐々木に話が振られると、「ないですね。来年何したいか言ってみても、2月には忘れてますから(笑)」と来年の目標をあえて言わないことを宣言。友近は、「来年は10キロ痩せたい。あとは、今回皆さんのお芝居観ても素晴らしかったんで、私もいろいろ挑戦したい」と、ダイエットと女優業への意欲をみせた。来年で芸能生活70周年となる小雁からは「70周年で……頑張らへん」と逆に”頑張りません宣言”が。
また、タイトルにかけてキャストの「嘘」にまつわる話になり、塚地に話が振られると、「嘘よりも、まず財布が戻ってきてもらわなきゃ…。今日は財布探してもらおうと思って来てるんで」と、やはり財布が気になる様子。坂田は「毎年結婚したい言うてるけど、やっぱりね、独身なんですよ、だから来年も1人で頑張りますんで」と、先ほどの結婚する宣言を覆す発言にキャストからは総ツッコミを受けた。
最後に佐々木が「今日来ていただいた皆さんは映画が面白くても、面白くなくても嘘をついて、宣伝してください」、中井が「舞台挨拶は5人までだな(苦笑)。坂田師匠と木下ほうかと結婚しても良いというみなさんは、受付の方にご住所とお名前を残してください」と締めくくり、大盛り上がりの中イベントは幕を閉じた。