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映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』 映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』 18年の愛をこめて。 7.20.FRI TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
各界からの絶賛コメント続々到着!!
2019.1.16 WED. Blu-ray&DVDリリース!
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あれから18年――。ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ「ただいま。」そして、「アディオス!」

あれから18年――。ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ「ただいま。」そして、「アディオス!」

  • 音楽ファン、キューバ愛好家、サブカル好きだけにとどまらず、観る者全ての心を震わせる大傑作! ——Minneapolis Star Tribune
  • こんな完璧な続編はない!エネルギッシュで愛に満ちた最高のドキュメンタリー ——New York Times
  • ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』に夢中になった誰もが、キューバミュージシャンの“その後”が気になっていただろう。その答えがこれだ。 ——Radio Times
  • エモーショナルで感動的!『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』が帰ってきた! ——Common Sense Media
  • 音楽は解放する手段であり、愛の表現であることをあらためて教えてくれる ——Los Angeles Times
  • 音楽ファン、キューバ愛好家、サブカル好きだけにとどまらず、観る者全ての心を震わせる大傑作! ——Minneapolis Star Tribune

映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』

INTRODUCTION

「誰にでも人生の花はいつか必ず咲き誇る」最後の瞬間まで輝く生命を描く音楽ドキュメンタリー

「誰にでも人生の花はいつか必ず咲き誇る」最後の瞬間まで輝く生命を描く音楽ドキュメンタリー

  • 1997年、1枚のアルバムが、世界の音楽シーンに驚きと至福のセンセーションを巻き起こした。当時なんと90代のギタリストを筆頭に、かつて第一線で活躍していたキューバのベテラン歌手や音楽家たちを復活させた、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」だ。アルバムタイトルは、実在した会員制の音楽クラブの名前で、そのまま彼らのバンド名にもなった。アメリカの偉大なるギタリストと称えられる、ライ・クーダーがプロデュースしたこのアルバムは、権威あるグラミー賞を受賞し、ワールド・ミュージックのジャンルとしては異例となる400万枚を売り上げた。
    さらに、名匠ヴィム・ヴェンダースが彼らの音楽と人柄に惚れ込んで監督したドキュメンタリー映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』が、全世界で破格のヒットを飛ばし、アカデミー賞®長編ドキュメンタリー賞にノミネートされる。日本でも2000年に公開され、ミニシアターの枠を超える大ヒットを成し遂げた。その熱狂は、音楽・映画にとどまらず、サルサダンスのブームやキューバレストランの流行、キューバへの直行便の就航が始まるまでの社会現象へと広がっていった。

  • あれから18年、グループによるステージでの活動に終止符を打つと決めた現メンバーが、“アディオス”世界ツアーを決行、ヴェンダース製作総指揮で最後の勇姿を収めた音楽ドキュメンタリーが完成した。監督は、『ヴィック・ムニーズ ごみアートの奇跡』でアカデミー賞®長編ドキュメンタリー賞に、『津波そして桜』で同賞短編ドキュメンタリー賞にノミネートされた、ルーシー・ウォーカー。その突出した才能が今最も注目されているドキュメンタリー作家だ。
    前作でカットされた秘蔵映像も交えながら、カメラはメンバーたちの音楽的ルーツを、キューバ音楽の歴史とカルチャー、美しい自然と共に紹介する。また、苦労した子供の頃のエピソード、ミュージシャンとしての不遇時代から、大成功のあとの華々しい世界ツアーまでも追いかける。さらに、避けることのできない死にも迫り、彼らの中の幾人かが亡くなる直前まで音楽に全身全霊を捧げた姿を伝える。彼らの歩んできた人生がにじみ出し、一層深みを増した歌声と演奏を全身で受け止めるすべての観客は、このまま映画が終わらぬことを祈るだろう──。

STORY

  • 鮮やかな幕引き。終わらない伝説の始まり──

    鮮やかな幕引き。終わらない伝説の始まり──

    「バンドの始まりは?」と聞かれて、「50年代のキューバの大物ミュージシャンを集めたビッグバンドだ。それにライ・クーダーが乗ってくれた」と答える、レコードプロデューサーのニック・ゴールド。1998年、アムステルダム。その企画のもと前年にリリースしたアルバム「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」がグラミー賞を受賞して大ヒットを記録、初のコンサートに先駆けて開かれた記者会見の一幕だ。
    カメラは、その“大物たち”が、自らの生い立ちや音楽的ルーツを語る姿を映し出す。サルサやマンボの土台を作った故アルセニオ・ロドリゲスの伴奏者だったルベーン・ゴンサレスは、歴史に名を刻む偉大な音楽家との出会いを振り返る。最高齢で参加した90代のコンパイ・セグンドは、魅力的な笑顔を振りまきながら、今も現役でいられる秘密を打ち明ける。ニックがその歌声を「美しくて衝撃を受けた」と称える、ヴォーカルのイブライム・フェレールは、声をかけられた当時は「音楽に失望し、靴磨きをしていた」という、驚くべき事実を口にする。そして伝説のディーバ、オマーラ・ポルトゥオンドは、裕福な白人の母と貧しい黒人の父の恋の顛末を語る。

  • 1998年のアムステルダムに戻ったカメラは、コンサート2日前のリハーサルを捉える。あろうことかそこでは、言い争う声が飛び交っていた。普段は家族のように仲の良いメンバーが、音楽には一切の妥協を許さない瞬間だ。怒りをぶつけるコンパイにスポットが当てられ、彼の大ヒット曲「チャン・チャン」の歌詞の意味が明かされる。コンパイに負けないくらい、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブでスターとなったのはイブライムだが、彼のこれまでの道のりは不運の連続だった。一度は音楽と絶縁した切ない経緯を、イブライム自身が打ち明ける。
    アムステルダムでのコンサートは、大盛況のなか幕を閉じる。そして2か月後、ニューヨークのカーネギー・ホールで夢の公演が実現、聴衆からの「ブラボー」の歓声に感激する彼らの映像に、今だからこそ聞ける“本音”がナレーションとして添えられる。
    1999年、ドキュメンタリー映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』が完成、映画が拍車をかけバンドは社会現象となり、2000年から世界ツアーが始まった。栄光の日々を追うカメラは、避けては通れないメンバーの“死”へと切り込み、亡くなる数日前まで歌って弾いて踊った、彼らの熱い最期を伝える。そして残されたメンバーは、ステージでの活動を終えることを決意する。「人の命は奪えても、歌声は奪えない。」今、音楽への愛で結ばれたメンバーは、先に旅立った仲間たちの魂と共に、“アディオス世界ツアー”へと踏み出していく──。

PRODUCTION NOTE

  • 世界にセンセーションを巻き起こした
    1枚のアルバムと1本の映画

  • アディオス・ツアーと名付けられた
    最後のツアーを映画に

  • バンドメンバーたちの音楽的ルーツにも迫る

  • 膨大な記録映像から発掘された
    音楽史上貴重なシーン

  • 母国キューバでのミュージシャンの素顔と演奏

CAST

STAFF

イギリス、ロンドン生まれ。『ヴィック・ムニーズ ごみアートの奇跡』(10)でアカデミー賞®長編ドキュメンタリー賞に、『津波そして桜』(11・未)で同賞短編ドキュメンタリー賞にノミネートされ、才能あふれるドキュメンタリー映画監督として高く評価される。その他の作品は、『アーミッシュ ~禁欲教徒が快楽を試す時~』(02・未)、『ブラインドサイト ~小さな登山者たち~』(06)、『カウントダウンZERO』(10)など。

ドイツ・デュッセルドルフ生まれ。大学で医学と哲学を専攻するが途中で転向し、画家を志して21歳でパリに移住、彫刻を学ぶ。帰国後、ミュンヘンのTV&フィルム大学に入学。映画誌などに映画批評を執筆する傍ら、1967年より映画監督の活動をスタート。短編映画を製作した後、『都市の夏』(70)で長編監督デビュー。『都会のアリス』(74)『まわり道』(75)『さすらい』(76)が、「ロードムービー三部作」と呼ばれて高評を得て、ニュー・ジャーマン・シネマの旗手として一躍世界的に名を馳せる。『ことの次第』(82)でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞、『パリ、テキサス』(84)ではカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞。さらに、『ベルリン・天使の詩』(87)でカンヌ国際映画祭監督賞を、その続編『時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース』(93)ではカンヌ国際映画祭審査員グランプリを受賞する。音楽ドキュメンタリー『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(99)が世界的に絶賛され、『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』(11)がアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされるなど、ドキュメンタリー映画でもその手腕を発揮。その他の主な長編監督作に、『アメリカの友人』(77)『ハメット』(82)『夢の涯てまでも』(91)『リスボン物語』(94)『愛のめぐりあい』(95・ミケランジェロ・アントニオーニと共同監督)『エンド・オブ・バイオレンス』(97)『ミリオンダラー・ホテル』(00・ベルリン国際映画祭審査員賞)『アメリカ、家族のいる風景』(05)『それぞれのシネマ』(08・オムニバス)『もしも建築が話せたら』(14・オムニバス/製作総指揮も兼ねる)『誰のせいでもない』(15)などがある。