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映画『美しい星』映画『美しい星』

『美しい星』公開記念舞台挨拶を行いました!

5月26日(金)に公開初日を迎えたことを記念し、5月27日(土)、主演のリリー・フランキーさん、亀梨和也さん、橋本愛さん、中嶋朋子さん、佐々木蔵之介さん、そして吉田大八監督が揃い、舞台挨拶を行いました。 客席には、別の場所でも舞台挨拶を行ってきたキャストを追いかけて作品を鑑賞していたお客様もいらっしゃり、リリーさんから「あちらのお客さんは先ほどの舞台挨拶にもいましたよね。皆さん移動のスピードが凄いですね、何なら宇宙人役で出られましたね」と客席とのやりとりもありながらの和気藹々のスタート。金星人役を演じた橋本さんの挨拶では、お客様からの「愛ちゃん!」という声援に、リリーさんが「あのお客様も3回目ですね、また言うぞと思って見てました(笑)」、橋本さんが「ありがとうございます」と応える一幕も。また、佐々木さんの挨拶の番になると、先ほどリリーさんに声をかけられたお客様から「愛ちゃん!」に続き「蔵ちゃん!」の大きな声援も飛び、リリーさんから「あの人どんどん声が出てきてますね」とツッコみが入り、会場は再び笑いの渦に包まれました。謎の宇宙人役を演じた佐々木さんは「25年前に原作を読み強烈に面白い作品だと感じました。ハイブロウなエンタテイメント作品だと思いますので皆さんに観て頂き感無量です!」と原作ファンだからこその喜びを噛み締め、吉田監督も「何かを感じて集まったここにいる仲間たちと、原作や映画に興味を持ってくださったお客様たちとこの門出を共にすることができて嬉しいです」と語りました。 本作で主演を務め、素敵な家族のお父さん役を演じたことに対しリリーさんは「冒頭のシーンでは、美男美女の息子と娘がいて気の良いお母さんがいるが家族として冷え切っている。そういうのが何かリアルな感じだと思います。でも宇宙人として覚醒してから理想の家族になっていく皮肉が面白かったですね。普段はホームレスや殺人鬼の役が多いのですが(笑)、本作は天気予報士で火星人で不倫してて…と情報が多すぎるので逆に役作りせずフラットに臨むことができました。監督に火星人はこうですから、なんて言えないですしね(笑)」と役作りについて話しました。 作中ではそれぞれのキャラクターが使命に目覚めていきますが、亀梨さんは使命を感じているか、と聞かれ、「一つは仕事ですね、グループ活動を行っているのでそれを潤すことです。役者としてはどういう役をやりたいとかではなく、めぐり合わせで、頂いた機会をどう返していくかしっかり向き合っていきたいなと思ってます。普段はジャニーズ感強めで生きてるので、作品によって強めたり弱めたり出来たらいいなと意識しています。本作は監督に身を委ねて演じさせていただきました」 美を正す、という使命を受けた暁子を演じた橋本さんは「自分の美に誇りを持つところは努力しましたが、暁子のお父さんに対する接し方や好きな人に対して狂信的なところは、年頃の女の子にはある部分だと思うので共感できました」リリーさんはそんな橋本さんについて「愛ちゃんは本当に神秘的な雰囲気を持ってる女優さんですが、髪を切ってさらにその神秘的なところが増して、もうUFO呼べそうですね(笑)衣装も神秘的ですしね」とコメント。 亀梨さんが「本作では牛が出てくるので現場には牛が2頭いたんですが、橋本さんは牛にびっくりするくらい興奮してましたね」と撮影エピソードを明かすと、橋本さんは「人間より大きい動物ってかわいくないですか!?」と発言。他のゲストたちからのツッコミを受け、会場からも笑い声があがっていました。 家族が宇宙人に覚醒するところを見ていた母・伊余子役の中嶋さんは「お母さんとして、腑に落とさずスルーしてました」と話すと、監督は「(伊余子の設定は)原作と違う部分で、宇宙人ばかりでなく、お客様とつなぐ基準がないと、と思って作った役柄でしたが、中嶋さんを見て正解だと思いましたね」と語りました。 人間離れした役を演じた佐々木さんは、役作りについて「星が付いてる服やコンバース、ジミーチュウなど星の物を身に着け、少しでも宇宙人役に近づければいいなと思っていました。台本にも星が描かれていたし、配給にも星のマークがありますしね(笑)まずは目に見えるものから入っていきました。演じるにあたっては、監督から「もっとばーッ!と言ってください」と指示を受け、「ばーッ!って何ですか?」と聞くと、「分からないからそこは聞かないで下さい」と言われ…。本当に難しかったです(笑)」と苦笑。 そんな個性的なキャストとの仕事に吉田監督は「撮影はずいぶん前になりますが、先月イベントで会い、そして今日も会って気持ちよく一緒に過ごせて波長が合ってすごく楽しいです。ずっと一緒にいたみたいです。この5人も牛も引き寄せることができる何かが、僕にはあるのかもしれませんね(笑)本当に楽しかったです」と喜びを語りました。 写真撮影が終わった後、リリーさんが一言「フォトセッションでも火星人ポーズをしましたが、劇中でもこれが印象的なシーンのため皆さんにご迷惑をおかけしました(笑)本作は面白くてかっこいいので、友達におもしろい映画あるよって言いやすい作品だと思います。どんな作品なのかは説明しにくいと思いますが!(笑)」 続いて吉田監督が「公開を迎えめでたい日に、先ほどのポーズを含め楽しい時間を過ごすことが出来、本当に嬉しいです。どんな作品かは説明しにくいかもしれませんが、とにかく観て!と周りに言って頂けたらと思います。今日はありがとうございました」 拍手で退場する中、リリーさんからは「佐々木さんは本作に登場する牛はCGだと思っていたらしいです」という暴露もあり、笑いが絶えないイベントとなりました。

明治大学文学部にて特別授業「三島由紀夫と映画『美しい星』」が行われました!

5月24日(水)、明治大学文学部文芸メディア専攻准教授・伊藤氏貴先生にご協力いただき、学生に向けた特別授業として〝三島由紀夫と映画「美しい星」“ を実施いただきました!当日はスペシャルゲストとして、吉田大八監督、そしてサプライズでキャストのリリー・フランキーさん、亀梨和也さんが登場しました。

今回のキャストの登壇は学生の皆さんにはサプライズ。まずはいつも通りに授業がスタートし、先生の呼び込みでまずは吉田大八監督が登場。続いて、生徒にはサプライズとなるリリー・フランキーさんと亀梨和也さんが登場!会場は突然のことに状況を理解できずにいましたが、ようやく状況を理解すると、驚きの声と歓声が沸き上がり、リリーは「よかった、サプライズとか言っといて、亀梨くんがいなかったら、このひょ~っていうのなかったよね(笑)」という一言もありサプライズは大成功! リリーから、「みなさんの大事な授業の時間をだまして宣伝に使わせていただくという・・・。(亀梨「いやだましてない!(笑)」)こっそりくるとだましてる感があるよね(笑)」と、いつものリリー節でひとこと。一方亀梨は「(学生さんたちの前だと)緊張しますね!」と、いつもと違った雰囲気に少し緊張気味の様子。まずは三島由紀夫を長く研究している伊藤先生より、「小説から現代的にアップデートされ、非常に面白かった」と映画についての感想があり、進行を進めようとすると、「先生、国際弁護士みたいですね。普段の大学の授業はどうなんですか?」と主導権を握ろうとするリリーに伊藤先生もあたふた。学生さんたちもその軽快なトーク術に、教室のあちこちから笑い声が聞こえました。授業を受けている学生の皆さんはすでに映画を鑑賞しており、ここからは伊藤先生が映画と原作の両面から、監督とキャストに質問していきました。まずは吉田監督が、三島由紀夫の小説との出会いを聞かれると、「『美しい星』は大学3、4年のときに読みました」とコメント。リリーは「美大だったので、三島由紀夫は作家というよりポップスターとして人気がありましたね。写真集を出していたり、うちの学校では太宰より人気がありました。男前だったしね」と、作家として以外の三島由紀夫の魅力についても言及。この小説が描かれた1962年当時、純文学の作家が宇宙人という存在を描くのは非常に画期的だったということについて聞かれると、吉田監督は「よく考えると、スピルバーグとかスターウォーズもない時代にUFOをイメージすることはキワモノ扱いされるとわかっていて書いたという。当時からぎりぎりのところを攻めるのはすごい」と一言。

三島由紀夫自身もUFOを探しに行っていて、今活躍されている気象予報士の方のお父様と一緒に探しに行ったことがある、というエピソードもあり、伊藤先生から「亀梨さん、その方がどなたかわかりますか?」と質問されると、「石原慎太郎さんですよね!」と答えた亀梨は、本作のために三島由紀夫についてしっかりお勉強した成果がでて一安心。リリーは「当時UFOってそれぐらいモダンなものだったんですよね。」と、「美しい星」という作品が当時どれだけセンセーショナルな作品だったかを振り返りました。今回映画化したものを実際に三島に見せたらどんな反応があると思うか、と聞かれた吉田監督は「振り切ってチャレンジしたので、この姿勢だけは評価してもらいたいですね。忠実に、というよりむしろ精神の部分に出来るだけ近づくということを意識したので、そこを観てもらえると嬉しいです」と控えめにこの映画に対する自信をのぞかせました。一方リリーは「絶対に面白いって言ってくれると思う。三島が亡くなってからできた三島的なポップアートっていうものをそのままやっていくのではなく、ちょっと色々ミックスして新しいものに生まれ変わらせるというのが面白いと思う」と本作に対して強い自信をみせた。伊藤先生も「戯曲ではないのにこんな風に映像化してもらえて、絶対に喜んでもらえていると思う」と本作に太鼓判。そして「今回、原作を読んでいない人にも映画を観てもらえたのは非常に嬉しい。映画が面白くないと思った人は、三島由紀夫のせいだと思ってください!(笑)」と随所に軽妙なトークをいれ会場を飽きさせないリリー。学生の皆さんも、原作と映画の違いについてとても興味深そうに聞いていました。

ここからは、学生の皆さんからの質疑応答のコーナーに移り、演技の上で気を付けた点を聞かれると、「しゃべり方の音、目線ひとつひとつ細かく演出があったので、そこは徹底的についていけるようにしました。日常劇の中で、セリフのイントネーションではなく、『音』にこだわることはなかなかないので、そのおかげでより精度をあげたキャラクター作りが出来たと思う」と、普段とは違った役作りに新鮮な印象をもった様子の亀梨。対してリリーは「地球人だったときと宇宙人に覚醒した時の、家族のあり方の描き方にすごく皮肉が効いていた。役作りというよりは監督の細かい演出に委ねたという感じ。物語の中で、小難しいことを書くのではなく、点と丸をきちんとつけるということをすごく意識しているように感じましたね」とコメント。亀梨も「監督の中に強く存在しているものを感じたので、その繊細な演出に身をゆだねられるような圧倒的な信頼がありました」と監督に対する印象を語ると、監督も二人について「今回せっかくこのお二人とご一緒できるということで、自分の中のものだけでなく、一緒にやっていく中でどんどん広がっていくことで指示も多くなっていったが、とても楽しかったです。お二人は大変だったと思うけど(笑)」と、この座組のチームワークの良さを感じさせました。

学生からの質問が続き、自分の将来について決められずに悩む学生の質問に対して監督は「僕は偶然映画を撮ることになり、それが褒められたのが嬉しくて、それが今まで続いているという感じ。自分が感じた手ごたえを今でも忘れないようにしてます」とコメント。リリーは「小学生のときには野球選手になりたいと言っていましたが、まだ自分が何になりたいかなんてわからないです(笑) 今でも、『大人になったらこうなりたい』という風に思いますし、今だって普段は家でおでんのイラスト書いたりしてるんで(笑)何かになりたい、とか決めなくても、おいおいでいいんじゃないのかな? 色んなものをみて人生は全部つながっているということを知っていけばいいと思うよ」とリリーらしいアドバイス。亀梨も「ジャニーさんに『YOUジャニーズで野球やっちゃいなよ』と言われ、思わず入りましたが、今まで続いています。巡り合わせで出会ったものに対して一つ一つ、どれだけ向き合えるか、というのが大事かなと思いますし、絶対にこうなりたい、という風には思わないけど、その時その瞬間のこうあるべきだ、というのを大切に、楽しんで全うしていって何年後かに振り返った時に『亀梨ってこういうやつだな』って分かればいいかなと。そうすることで今の自分が出来ていると思う」と熱くアドバイス。学生の皆さんも熱心に聞いていました。

締めの一言では「若い世代の人と話して、いろんな発見があり楽しかったです!ありがとうございました」と監督。亀梨も「最初は難しそうだなと思っていましたが、出来上がった作品を観て、映像も音楽も含めてすごくイケてるな、と思えた。三島ということで構えずに観て頂ければ、何か持ち帰って頂けるものがあると思います」と一言。最後にリリーが「構えて見られがちだけど、これを見て三島を面白い、読みたいと思ってもらえるようになっていくべきだと思う。これが古いものを広げて、文学を面白いと気づいてもらうキッカケになれば良いと思いますね」というコメントで締め、ゲストの皆さんは学生の皆さんの拍手に包まれて教室を後にしました。今回はいつもとは違った特別な授業ということで、キャストと監督だけでなく、学生の皆さんにとっても素晴らしい時間を過ごしていただけました。

『美しい星』完成披露試写会を実施しました!

4月24日(月)、主演のリリー・フランキーさんをはじめ、亀梨和也さん、橋本愛さん、中嶋朋子さん、佐々木蔵之介さん、そして
吉田大八監督登壇の完成披露試写会を行いました。 「火星人役を演じさせていただきました」というリリーさんの挨拶に続き、登壇者全員が演じた星人を言うという今までにない変わった挨拶に会場のお客さんからは思わず笑みが。 さらにリリーさんは亀梨さんの舞台挨拶の衣装に対し、「今日はパジャマで来たの?」といじるなど、和気あいあいとした雰囲気で舞台挨拶はスタートしました。

吉田大八監督は、30年越しの悲願で映画化がかなったことに対し、「苦労を感じたことがないくらい幸せな時間でした」と喜びを語りました。 主役を演じたリリー・フランキーさんは、「僕はお天気キャスターで、火星人で、不倫もしている役です。本当にお母さんすみません…(笑) 現場では、専門用語のセリフがたくさんありましたね。撮影中、天気予報の解説をするシーンで(監督が)「泣け」っていうんですよ!なかなか情緒不安定な人ですよね(笑)地球人と火星人の演じ分けは大変でした」と撮影現場を振り返りました。 監督とのエピソードを聞かれると、亀梨さんは「とにかく監督に身をゆだねました」と話し、橋本さんは「(現場に)入る前、監督から『暁子の存在をもって美を正してほしい』と言われて。ということは、私は絶対に美しくなければいけない、という重圧があったので“自分は絶対に美しい”という自己暗示をかけ続けました」 

一方、中嶋さんは「役は難しかったですが、面白かったです。おかんはおかんなんで、息子、娘、お父さんって否応なくみてるその図太さが大事だったなと思います」 それに対し、リリーさんも「皆さんも観ていただけたら、おかんの宇宙が一番でかいってことだけはわかると思います!」とコメント。 佐々木さんは、「(現場で)セリフを言うと、監督から『今のは日本語みたいに聞こえました』って言われて…(笑) 結構議論しましたね」  リリーさんは「そのくだりを傍で見ていたんです。佐々木さんのセリフに対して、今度は監督が『今のはちょっと宇宙人すぎますね』って…さじ加減がわからないんですよね(笑)」と監督の独特のこだわりと演出法を暴露してくれました。

父としてのリリーさんについて聞かれた亀梨さんは「僕は唯一、家にいるシーンがないんです。家族でいたのは3、4日ですかね?」というコメントに対し、リリーさんは「一雄が家に帰ってこないからねぇ…(笑)」すると亀梨さんは「すみません、プレイボーイなもんで…(笑)」と返して笑いを誘い、「もしリリーさんが父親だったら、すごく楽しい息子生活が送れるだろうなぁと思いました!現場でもリリーさんはすごく自然体で、ナチュラルな空気感を出してくれていました。控室でも家族のみんなで固まっていましたよね」とコメント。

最後に、監督は「こんな素晴らしいみんなと良い映画を作ったので、観てください。」 リリーさんは「文芸作品がこんなに面白く仕上がって、本当にたくさんの人、特に若い方に見てもらいたい。良い作品に呼んでもらえて、幸せな経験が出来ました。そういえば、撮影中のことを聞かれても、ほとんど辛くて覚えてないんですよ(笑)これは吉田大八っていう宇宙人に一回アブダクションされて、記憶を消されてまた戻されたのかなと!(笑)」と最後まで会場の笑いを誘いました。 最後は映画の大ヒットを祈願し、全員で火星人のポーズを披露!大盛況の中、イベントは終了しました。