三島貴瑚（みしまきこ）

ある傷を抱え、東京から海辺の街の一軒家に移り住んできた

杉咲花

1997年生まれ、東京都出身。『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」 (18)で連続ドラマ初主演を果たす。その後、主役を務めたNHK 連続テレビ小説「おちょやん」(20～21)と「恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜」(21)で橋田賞新人賞を受賞。主な出演作は、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(16)、『十二人の死にたい子どもたち』(19)、『青くて痛くて脆い』(20)、『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(21)、『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』(21)、『大名倒産』(23)、「杉咲花の撮休」(23)、『法廷遊戯』(23)、『市子』(23)、公開待機作に『片思い世界』(25)などがある。

岡田安吾（おかだあんご）

貴瑚の声なきＳＯＳを聴き、救い出そうとするトランスジェンダー男性（＊１）の塾講師

志尊淳

1995年生まれ、東京都出身。2011年にミュージカル「テニスの王子様」でデビューし、2014年に「烈車戦隊トッキュウジャー」で主人公に抜擢され注目を集める。さらに、「女子的生活」(18)で文化庁芸術祭賞テレビ・ドラマ部門の放送個人賞を受賞。主な出演作は、『帝一の國』(17)、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」(18)、「潤一」(19)、『さんかく窓の外側は夜』(21)、NHK連続テレビ小説「らんまん」(23)、「フェルマーの料理」(23)、「幽☆遊☆白書」(23)など。2022年にGUCCIのグローバル・ブランドアンバサダーに就任する。

（＊１）トランスジェンダー男性：生まれた時に割り当てられた性別が女性で、性自認が男性の人。

新名主税（にいなちから）

貴瑚の初めての恋人となる職場の上司

宮沢氷魚

1994年生まれ、アメリカ、カリフォルニア州出身。「MEN’S NON-NO」の専属モデルとして活躍し、「コウノドリ」(17)で俳優デビュー。初主演作『his』(20)で、TAMA映画賞最優秀新進男優賞、報知映画賞新人賞、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、日本映画批評家大賞新人男優賞(南俊子賞)を受賞。『エゴイスト』(23)では、アジア・フィルム・アワード最優秀助演男優賞を受賞する。主な出演作は、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(22)、『グッバイ・クルエル・ワールド』(22)、『はざまに生きる、春』(23)、『レジェンド＆バタフライ』(23)、「さよならマエストロ～父と私のアパッシオナート～」（24）など。

牧岡美晴（まきおかみはる）

貴瑚の高校時代からの親友

小野花梨

1998年生まれ、東京都出身。『ハケンアニメ！』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。主な出演作は、「鈴木先生」(11)、『おじいちゃん、死んじゃったって。』(17)、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(18)、『のぼる小寺さん』(20)、「親バカ青春白書」(20)、「共演NG」(20)、『プリテンダーズ』(21)、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(21～22)、『Ribbon』(22)、『ほどけそうな、息』(22)、「新聞記者」(22)、「ロマンス暴風域」(22)、「罠の戦争」(23)、「初恋、ざらり」(23)、『Gメン』(23)、「グレイトギフト」（24）、公開待機作に『ミッシング』（24）などがある。

少年

母親に虐待され「ムシ」と呼ばれる

桑名桃李

2013年生まれ。福島県出身。主な出演作は「みをつくし料理帖スペシャル 後編『桜の宴』」（19）など。本作が映画初出演となる。

品城琴美（しなぎことみ）

「ムシ」と呼ばれる少年の母

西野七瀬

1994年生まれ、大阪府出身。2011年に乃木坂46の1期生オーディションに合格しデビュー。『あさひなぐ』(17)で映画初出演にして初主演。2018年にグループを卒業、以降俳優として活動し、『孤狼の血 LEVEL2』(21)で日本アカデミー賞優秀助演女優賞、新人俳優賞を受賞。『恋は光』(22)でヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。主な出演作は、「あなたの番です」(19)、『シン・仮面ライダー』(23)、「ポケットに冒険をつめこんで」(23)など。待機作に、「大奥」(24)、『ある閉ざされた雪の山荘で』(24)、『君の忘れ方』(25)などがある。

村中真帆（むらなかまほろ）

貴瑚の家の修理を手掛け友人となった

金子大地

1996年生まれ、北海道出身。『猿楽町で会いましょう』(21)で初主演を務め、TAMA映画賞最優秀新進男優賞を受賞。その後、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(22)や「犬神家の一族」(23)のスケキヨ役で注目される。主な出演作は、『君が世界のはじまり』(20)、『サマーフィルムにのって』(21)、『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(21)、『手』(22)、『Winny』(23)、「サンクチュアリ -聖域-」(23) 、「育休刑事（デカ）」(23)、『モダンかアナーキー』(23)など。

三島由紀（みしまゆき）

貴瑚の母

真飛聖

1976年生まれ、神奈川県出身。1995年に宝塚歌劇団入団、2007年より花組トップスターに就任し、2011年に退団。以後、多くのドラマ・映画・舞台で活躍。主な出演作は、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』(16)、『娼年』(18)、「あなたの番です」(19)、『ミッドナイトスワン』(20)、「その女、ジルバ」(21)、「クライムファミリー」(23)、「フィクサー Season2」(23)、「続 遙かなる山の呼び声」(23)、『相棒 season22』（24）『君が心をくれたから』（24）、『マッチング』（24）、など。

岡田典子（おかだのりこ）

安吾の母

余 貴美子

1956年生まれ、神奈川県出身。『あ、春』(98)と『学校Ⅲ』(98)で、日本アカデミー賞、ブルーリボン賞、毎日映画コンクール助演女優賞を受賞。『おくりびと』(08)、『ディア・ドクター』(09)、『あなたへ』(12)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、2008年には毎日映画コンクール田中絹代賞を受賞するなど、日本映画界に欠かすことのできない存在。2019年には紫綬褒章を受章する。近年の出演作は、『総理の夫』(21)、『ノイズ』(22) 、『冬薔薇（ふゆそうび）』(22)など。

村中サチエ（むらなかさちえ）

真帆の祖母・貴瑚の祖母を知る存在

倍賞美津子

1946年生まれ、茨城県出身。『純情二重奏』(67)で映画デビュー。『復讐するは我にあり』(79)、『陽暉楼』(83)、『楢山節考』(83)で日本アカデミー賞優秀助演女優賞受賞。カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した黒澤明監督の『影武者』(80)にも出演。1985年に出演した『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』『友よ、静かに瞑れ』『恋文』の3作で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞。『うなぎ』(97)でも同賞最優秀助演女優賞を受賞。近年の出演作は、『糸』(20)、『護られなかった者たちへ』(21)、『異動辞令は音楽隊！』(22)など。