留学先での経験からトラウマを抱え、音楽大学に復学しながらもピアノと距離をおこうとしていた湊人は、取り壊しが決まった旧講義棟から聴こえてきたピアノの音色に引き寄せられるように雪乃と出会う。ミステリアスな雰囲気を持つ彼女に湊人は惹かれ、次第に2人は心を通わせていく。授業をさぼって海を見に行き、連弾し、クリスマスを共に過ごし…お互いにかけがえのない時間を過ごしていたはずだったが、湊人の前から雪乃は姿を消してしまう――。

主人公の湊人を演じるのは、映画初単独主演となる京本大我。SixTONESメンバーとして圧倒的な人気を誇りながら、今年4月期のドラマ「お迎え渋谷くん」の主演やミュージカル「モーツァルト！」での帝国劇場初主演（Wキャスト）も控える、今最も目覚ましい活躍を見せる俳優の一人だ。本作ではトラウマを抱えた音大生を演じるため、練習を重ね本格的なピアノ演奏にも挑戦している。湊人が恋に落ちる雪乃を演じるのは、大河ドラマ出演でも話題を呼び、『偶然と想像』『みなに幸あれ』など映画作品にもひっぱりだこの古川琴音。若手俳優の中でも確かな演技力と存在感で魅了する彼女が本作で初めて恋愛映画のヒロインを務める。さらに、湊人に密かな想いを寄せるひかりを「non-no」専属モデルで、女優としても活躍中の横田真悠が演じるほか、三浦獠太、坂口涼太郎ら若手個性派から、皆川猿時、西田尚美、尾美としのりといった実力派のベテランまでがフレッシュな2人の脇を固める。
メガホンを取るのは、『チア☆ダン～女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話～』、『総理の夫』など、数々のヒット作・話題作を手掛けてきた河合勇人監督。

劇中では「華麗なる大円舞曲」「ノクターン第１番」など、ショパンの名曲も聴きどころになっている本作だが、湊人と雪乃が出会うきっかけとなり、2人を繋ぐ重要な楽曲となる「Secret」は、史上最年少で第36回日本アカデミー賞優秀音楽賞（『わが母の記』）を受賞した富貴晴美が書き下ろした。さらに、エンドロールを彩る主題歌「ここに帰ってきて」を担当するのは、SixTONES。湊人の想いに寄り添った涙を誘うミディアム・ナンバーとなっている。

青春時代に誰もが経験する淡く切ない恋を描きつつ、誰も予測できないミステリアスな展開が大きな話題を呼び、アジア全域で支持された台湾発の純愛ラブストーリーを原案に、新たな珠玉のラブストーリーがここに誕生した！その「秘密」が明らかになる時、これまで見えていた世界は180度変わる――。