ハリウッド黄金期を象徴する映画『オズの魔法使』の主人公ドロシー役のジュディ・ガーランドは、17歳にして一躍スターダムを駆け上がる。その後、不朽の名作『スタア誕生』を始め数々のヒット作に出演。ハリウッド史を代表するミュージカル女優となる。それから月日がたち― 1968年の冬、彼女は単身、ロンドンの舞台に立っていた。ショービジネスの裏側で少女時代の全てを奪われ、波乱の女優人生を送ってきたジュディ。47歳で亡くなる最期の日々、〈命を燃やし尽くした〉と今も語り継がれる起死回生をかけたステージとは?