ABOUT THE MOVIE | 『映画 冬のソナタ 日本特別版』公式サイト
韓国ドラマ制作陣が日本のスクリーンにだけ贈る奇跡の再会。懐かしさを超えた新しい感動を『冬のソナタ 日本特別版』3月6日公開!
Introduction
日本中が涙で包まれ、“冬ソナ”という言葉だけで心が震えたあの時。誰もが口ずさんだテーマ曲「最初から今まで」、雪景色の中で交わされた永遠の約束――すべてはここから始まり、韓国ドラマは日本文化の一部になった。
そして今、その伝説が “日本だけのために”特別編集版として甦る。1400分のドラマを2時間へと大胆に再構成し、物語の核心であるチュンサンとユジンの“純愛のみ”を抽出した、濃密すぎる《究極の冬ソナ》。ユン・ソクホ監督も全工程に参加した決定版だ。
テレビでは決して再現できない大画面が映し出す澄んだ冬の光景、新たに編曲された映画館を震わせる音楽、そして、誰かと一緒に涙するというスクリーン体験。すべての日本のファンへ贈る、唯一の“冬ソナ”がここに。
高校時代、互いの初恋だったチュンサン(ペ・ヨンジュン)とユジン(チェ・ジウ)。
しかしチュンサンは不慮の事故で命を落としてしまう。
10年後。インテリア会社を経営するユジンの前に、チュンサンと瓜二つの男、ミニョン(ペ・ヨンジュン2役)が突然現れる。
動揺するユジン――。だが、亡き初恋を胸にしまい込んで生きてきた、彼女の凍りついていた“心”はその瞬間から再び動き始めるのだった……。
「『冬ソナ』、映画になるって」
そんなニュースを聞いたとき、当時のファン、今の韓流ファン、関心のない人、みんなどう感じたんだろう。私は正直、「微妙」と思った。
全20話。しかも当時の韓国ドラマは1話の尺が50分とか60分で終わらない。仮に60分を20話としても1200分。実際は1400分だそうで、それを2時間に圧縮しているのだ。さらにいえば、約25年前のドラマだから、新しいシーンをとり直すってこともできない。元からあったドラマのシーンを、ひたすらカットしてつなぎ合わせるしかないのだ。
私は、2003年4月にNHK-BSで放送開始される直前にたまたまNHKの試写会で見てはまった、「冬ソナ」第一世代だ。本まで作ったものだから、何度も繰り返して「冬ソナ」を見たし、当時は命を懸けていたといえるくらいだ。
そんな私もしばらく「冬ソナ」を見ていない。だから今回の映画については、半信半疑というほどでもないけれど、「疑」よりもちょっとだけ「期待」が多いくらいだった。
映画を見始めてはじめの数十分は、「なるほど~、ここをこうつなげたのか~」「あのシーンをカットしたから、ここで回想して説明させてるのか」などと、訳知り風に見ていたが、時間が進むにつれ、どっぷり鑑賞態勢になって、しまいには当時と同じように感涙していた。
この映画は、「冬ソナ」を制作したユン・ソクホ監督が直接、編集されたそうだ。たしかに、この膨大な1400分の映像を120分にするためには、実際に撮影し、悩みながら編集されたご本人でなければ不可能だったかもしれない。
実際、「ユン監督だからこそ、こう編集できたんだ」と思える場面がいくつもあった。ユン監督の感性に共鳴したのが私を含めた「冬ソナ」ファンなのだから、監督の編集だから、ドラマから感じたものと同じ感動を再び得られたのだと思う。“監督ならでは”が見どころポイントだし、きっちり外さずに作られている。
語りつくされてきたことだけれど、今の日本の韓流の原点はこのドラマにあり、もっと言えば、このドラマが奇跡的に日本に起こした社会現象を起点に、現在の世界を席巻するKカルチャーがある。日本でのミラクルな大成功が、韓国エンターテイメントに莫大な資金を生み出す起爆剤になったのだ。
「冬ソナ」は、日韓の草の根交流にも画期的な変化をもたらした。当時の日本人はお隣の韓国にまったく関心がなかったが、このドラマが始まって状況は全く変わった。今となってはそんなことをまったく知らない人も多いくらいだけれど。
書き始めたがきりがないほど、いくつものエピソードを残した韓国ドラマ「冬のソナタ」。
当時、熱狂したのは、私を含めてすでに青春は過ぎ去った女性たち。そんな、過ぎ去った青春を取り戻すかのように、私たちはドラマの中のチュンサン、ユジン、サンヒョクに感情移入し心を揺さぶられた。
「更年期がなくなった」「連れ合いを亡くし鬱気味だった女性は、元の生き生きした女性に蘇った」そういった話をいくつも聞いた。
「冬ソナ」が大きな映画館のスクリーンで見られる。今の時代、配信が主流だからモニターやテレビ画面ではこれからも見られるかもしれない。しかし映画館のスクリーンで見られるはこれが最後かもしれない。
はっきり言おう、ぜひ、あらゆる世代の韓流ファンに映画館に行ってみてほしい。そしてもし、ご高齢のお母さん、おばあさんが「冬ソナ」第一世代であれば、映画館に一緒に行ってあげてほしい。青春を取り戻し、生きがいを見つけた、あのドラマが、そのまま大スクリーンで見られる最後のチャンスかもしれないから。
丸山幸子 (元「もっと知りたい!韓国TVドラマ」編集長)
共同通信社にて「FMfan」「TVfan」の編集長を経て、日本初の韓流ドラマ専門誌
「もっと知りたい!韓国TVドラマ」を立ち上げ、「ヨン様」の名付け親として知られる。
著書に「「ヨン様」の名付け親が初めて語る韓流秘話 韓流前夜」(東京ニュース通信社刊)
テーマ曲「最初から今まで」「My Memory」など、“音楽の記憶”で涙することも多いといわれる「冬のソナタ」。今回の日本映画版のために新たに劇中曲が編曲された。手掛けたのは、オリジナルのドラマ版の音楽をてがけた音楽家のイ・ジス。エンディング近くで流れる、本作のために創られた「My Memory」のオーケストラバージョンは必聴である。
音楽:イ・ジス
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