COMMENT

(順不同、敬称略)

  • 凄まじい映画を観た。これまでのどの日本のボクシング映画とも違う本物のボクシング映画だ。
    横浜流星と窪田正孝の仕上がった肉体が激突するボクシング・シーンの迫力と2人のボクシング・テクニックに興奮する。佐藤浩市、片岡鶴太郎、哀川翔、小澤征悦、山口智子、橋本環奈、坂井真紀ら、ボクシングに関わる人々の人生もそれぞれの迫真の演技で心憎いばかりに描き出される。
    佐藤浩市と横浜流星。「どんな困難があろうとも、この一瞬を生き切る」と決めた2人の人生が交錯する。佐藤浩市の心情が静かに染み渡って来て胸が詰まる。[ヴィレッジ]の横浜流星も凄かったが、[春に散る]の横浜流星も凄い。
    [ラーゲリより愛を込めて]の瀬々敬久監督には驚嘆したが、[春に散る]の瀬々敬久監督にも心底驚嘆した。試写を観て1時間。僕はまだ、[春に散る]に犯されて、佇んでいる。

    見城 徹

    (株式会社幻冬舎 代表取締役社長)

  • 流星さんや窪田さん、坂東さんのボクシングが、あまりにうまくて驚いた!
    映画ではなく“リアル”だった。
    作品にかける熱い思いを強く感じられた。
    誰でも心揺さぶられる作品なので、ぜひ劇場で観てほしい。

    山中慎介

    (元WBC世界バンタム級チャンピオン)

  • ボクサーという職業を選んだ男達は、逃れられない宿命のようなものを背負っている。
    彼等の生き様を描いたこの映画は、観る者の魂を揺さぶり続ける。

    弘兼憲史

    (漫画家)

  • 栄光への茨の道を血みどろになってまで進むのか…本当の父子ではないふたりの、本当の愛ゆえの葛藤が、切なく温かく響いた。ファイトシーンは驚きのリアル!詩情とアクション、ドラマとエンタメが混然となった至福の時を過ごせる作品!!

    武田真一

    (フリーアナウンサー)

  • 桜吹雪は美しい。でも花びらが桜吹雪になるのは、木から離れ、地面に落ちるまでのその一瞬の散り際だけ。
    そんな残酷で、だからこそ息を呑むほど美しい桜吹雪を2時間浴び続けたような映画でした。

    パンサー向井

    (お笑い芸人)

  • 2人の役者(ボクサー)に本気にさせられた。
    この映画は本物。

    福地勇治

    (日本ボクシングコミッション(JBC)、世界ボクシング評議会(WBC)審 判員)

  • 原作小説では、心の機微が胸に突き刺さったが、そこに役者の熱と迫力が上乗せされた。
    命懸けのリングに向かう翔吾と、翔吾に命懸けで向き合う仁一。
    葛藤しながらも熱を持って踏み出す姿に、引き込まれ続けました。

    亀海喜寛

    (ボクシング解説者)

  • 情熱を忘れかけた男に、情熱に火をつけられた若者。
    2人の人生に小さな火から大きな炎の柱がたちのぼる!
    俳優陣の肉体、そこに宿る精神までフィルムに写っている!お見逃しなく!!

    小堺一機