『ヒックとドラゴン』の原作は、バイキングの言葉で書かれたヒックの少年時代の自伝を、現代の言葉に訳したというユニークな設定の児童文学。2003年に第1作が出版され、2015年に本編全12作が完結した。世界30か国ほどで翻訳され、 800万部を売り上げている大人気シリーズ。
ぼくはバイキングのヒック。特技は、ドラゴン語が話せること。
となりにいるのは、ドラゴンのトゥースレス。
小さくて生意気だけど、ぼくのかわいい相棒なんだ。
やせっぽちでバイキングらしくないぼくだけど、トゥースレスといっしょに、手に汗にぎる冒険を次から次へとくり広げていくよ。
ベストセラー「ヒックとドラゴン」シリーズの著者。イギリス出身。大学で英文学を、美術大学でグラフィック・デザインとイラストレーションを学び、「ヒックとドラゴン」シリーズのイラストも自ら手がけている。コーウェルは、ロンドンと、スコットランドの西にある小さな無人島で幼少期を過ごした。その時の経験から構想を得たのが、「ヒックとドラゴン」シリーズである。現在は魔法族と戦士族の戦いを描く「マジックウッズ戦記」シリーズを執筆中。主な絵本に「としょかんへいくピープちゃん」、ネスレ子どもの本賞を受賞した「そのウサギはエミリー・ブラウンのっ!」(ともに評論社)がある。
© Debra Hurford Brown
①〜⑧、⑫〈上〉〈下〉、ヒーロー手帳 定価(本体900円+税)
⑨〜⑪、ヒックとドラゴン外伝 定価(本体1,000円+税)
ドラゴン大図鑑 定価(本体1,800円+税)
小峰書店刊
原作:クレシッダ・コーウェル 日本語共訳:相良倫子、陶浪亜希