ABOUT THE MOVIE

INTRODUCTION

家族を描き続けてきた是枝裕和監督が〝家族を超えた絆〟を描く─
決して明かしてはならない、
ある一家の秘密が紐解かれていくうちに、
未体験の心の震えが押し寄せる
衝撃の感動作

 ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門正式出品、そして日本アカデミー賞最優秀賞最多6冠という快挙を成し遂げた『三度目の殺人』。その興奮も冷めやらぬうちに、是枝裕和監督は既に次へと歩を進めていた。「10年くらい自分なりに考えて来たことを全部この作品に込めようと、そんな覚悟で臨みました」と自ら語る、入魂の最新作を完成させた。丹念に積み重ねられてきたフィルモグラフィーの、さらにひとつ重要な位置を占める一本の登場だ。

 今度の主役は、犯罪でしかつながれなかった家族。高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、柴田治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込む。彼らの目当ては、この家の持ち主である祖母の初枝の年金だ。足りない生活品は、万引きで賄っていた。社会という海の底をひっそりと漂うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。そんな冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼いゆりを見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

 教養も甲斐性もなく、息子に教えられることと言えば盗みしかないが、情が深く憎めない父に扮するのは、『そして父になる』の味わい深い演技で高く評価されたリリー・フランキー。夫が連れてきたゆりに愛情をかけていくことで、自身が親から受けた傷を癒していく妻には、『百円の恋』で数々の賞を受賞した安藤サクラ。JK見学店で働く彼女の妹には、映画から舞台まで数多くの話題作に出演し、若手女優の中でも突出した存在の松岡茉優。そして飄々としながらも、家族のまとめ役となっている祖母を、『歩いても歩いても』『海よりもまだ深く』など是枝作品に欠かせない樹木希林が、唯一無二の存在感を見せている。

 さらに、寡黙な役柄にもかかわらず、観る者の胸に心の叫びを届けるシーンを作り出した池松壮亮、絆を守ろうとする家族とは対立する立場を、感情を抑え演じた高良健吾と池脇千鶴、それぞれの役柄が背負ってきた人生を短いシーンに滲ませる柄本明と緒形直人、森口瑤子など、実力派俳優たちが集まった。また、オーディションで選ばれた、祥太役の城桧吏とゆり役の佐々木みゆの、じっと未来を見据える眼差しが、物語の結末のその先に希望を灯す。

 スタッフに、是枝監督とは初めてのコラボレーションとなる二人が加わった。冬から始まり次の冬で終わる物語の季節の移ろいを、詩情あふれる映像で捉えた撮影は、『そこのみにて光輝く』の近藤龍人。登場人物の感情のざわめきを、優しく慎ましやかに奏でる音楽は、今や世界の音楽界の重鎮でありながら、なお意欲的な活動を続ける細野晴臣。

 生計を立てるため、家族ぐるみで万引きなどを重ねていくうちに、一層強く結ばれる一家。だがそれは、社会では許されない絆だった。人と人との関係が希薄な今の時代に、『誰も知らない』『そして父になる』などで、様々な家族の形を真摯に見つめ続けてきた是枝監督だからこそ描ける、真の〝つながり”とは何かを問う、衝撃と感動がひとつになる稀有なる作品が誕生した。

STORY

 街角のスーパーで、鮮やかな連係プレーで万引きをする、父の治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)。肉屋でコロッケを買って、寒さに震えながら家路につくと、団地の1階の廊下で小さな女の子(佐々木みゆ)が凍えている。母親に部屋から閉め出されたらしいのを以前にも見かけていた治は、高層マンションの谷間にポツンと取り残された平屋に女の子を連れて帰る。母の初枝(樹木希林)の家で、妻の信代(安藤サクラ)、彼女の妹の亜紀(松岡茉優)も一緒に暮らしている。信代は「もう少し金の匂いのするもん拾ってきなよ」とボヤきながらも、温かいうどんを出してやり名前を聞く。「ゆり」と答える女の子の腕のやけどに気付いた初枝がシャツをめくると、お腹にもたくさんの傷やあざがあった。深夜、治と信代がゆりをおんぶして団地へ返しに行くが、ゆりの両親が罵り合う声が外まで聞こえる。信代には、「産みたくて産んだわけじゃない」とわめく母親の元に、ゆりを残して帰ることはできなかった。

 翌日、治は日雇いの工事現場へ、信代はクリーニング店へ出勤する。学校に通っていない祥太も、ゆりを連れて〝仕事”に出掛ける。駄菓子屋の〝やまとや”で、店主(柄本明)の目を盗んで万引きをするのだ。一方、初枝は亜紀を連れて、月に一度の年金を下ろしに行く。家族の皆があてにしている大事な〝定収入”だ。亜紀はマジックミラー越しに客と接するJK見学店で働き、〝4番さん(池松壮亮)”と名付けた常連客に自身と共鳴するものを感じ、交流がはじまる。

 春の訪れと共に、「荒川区で5歳の女の子が行方不明」というニュースが流れる。両親は2ヶ月以上も「親戚の家に預けた」と嘘をついていたが、不審に思った児童相談所が警察に連絡したのだ。ゆりの本当の名前は「じゅり」だった。呼び名を「りん」に変え、髪を短く切る信代。戻りたいと言えば返すつもりだったが、じゅりはりんとして生きることを選ぶ。信代は、「こうやって自分で選んだ方が強いんじゃない?」と初枝に語りかける。「何が?」と聞かれた信代は、「キズナよキズナ」と照れながらも、うれしそうに答えるのだった。

 時は流れ、夏を迎え、治はケガが治っても働かず、信代はリストラされるが、それでも一家には、いつも明るい笑い声が響いていた。ビルに囲まれて見えない花火大会を音だけ楽しみ、家族全員で電車に乗って海へも出掛けた。だが、祥太だけが、〝家業”に疑問を抱き始めていた。そんな時、ある事件が起きる──。

STAFF PROFILE

  • ―既に死亡している親の年金を、家族が不正に受給していた事件を知ったことが、本作を作るきっかけになったとうかがいました。これまでに描いてきた家族のかたちとは、また違う角度から家族をとらえることができると思ったのでしょうか?

     そうですね。最初に思い付いたのは、「犯罪でしかつながれなかった」というキャッチコピーです。年金詐欺を働いていたり、親が子どもに万引きを働かせていたり、そういった事件が報道されるとものすごいバッシングが起きますよね。当たり前ですけど、悪いことをしていたんだから。でももっと悪いことをしている人が山ほどいるのに、それをスルーしておいて、なぜ小さなことばかりに目くじらを立てるんだろうって。一方で僕がへそ曲がりだからかもしれませんが、特に震災以降、世間で家族の絆が連呼されることに居心地の悪さを感じていました。絆って何だろうなと。だから犯罪でつながった家族の姿を描くことによって、あらためて絆について考えてみたいと思いました。

    ―絆に関する物語が中心にありつつ、そこに他のさまざまな要素が付け加えられていますね。

     そこから何を広げて、何を掘り下げていくかということは、キャスティングが決まってから考えていったようなところがあります。結果として、この10年くらい自分なりに考えてきたさまざまなことが、今回の作品の中に詰まっているんじゃないでしょうか。家族とは何かと考える話でもあり、父親になろうとする男の話でもあり、少年の成長物語でもあります。

    ―貧困の中で暮らす家族の姿など、どこか『誰も知らない』(04)を想起させるものがありました。この作品と『誰も知らない』との類似点について、ご自身としてはどのように考えていますか?

     描き方で言えば、事件報道で断罪されたある家族の内側を、少し近づいて見てみるという視点の持ち方は、『誰も知らない』と似た部分があるかもしれません。貧困家庭を描こうとか社会の最底辺を描こうとか、そういった意図はありませんでした。むしろそこにかろうじて転がり落ちないために、今回の家族はあの家に集まることになったんじゃないかなって。『誰も知らない』の柳楽優弥くんと今回祥太を演じた城桧吏くんが似た雰囲気を持っているとしたら、もうそれは、彼らのような顔が好きだからです(笑)。

    ―物語の後半になって家族が引き裂かれていく様子には、胸をかきむしられる思いがしました。社会への憤りのようなものを、ここまで明確に表したのは、是枝作品ではずいぶん久しぶりのことのような気がします。

     『誰も知らない』以来のことかもしれませんね。作っている感情の核にあるものが喜怒哀楽の何かと言われると、今回は〝怒”だったんだと思います。『歩いても 歩いても』(08)で自分の身の回りのモチーフを切実に、狭く深く掘るという作業を行ってから、『海よりもまだ深く』(16)までそれを続けてきて、なるべくミニマムに、社会へ視野を広げずに撮ってみるという考え方をいったん一区切りさせたんです。だからもう一度立ち返ったということじゃないでしょうか、原点に。

    ―そう言われてみれば、前作『三度目の殺人』(17)は足もとを掘り下げるようにして作ってきた近年の作品とは違い、社会に目を向けた作品でした。

     ええ、社会へのある違和感から生まれた作品だったかもしれません。そうやって怒りで作られたものはやはり強いんです。喜怒哀楽の中の怒で作っているものが、僕の中で何作かありますが、それは結果的に強い作品になっているので、時々怒ることは大事なんでしょうね(笑)。

CAST PROFILE

リリー・フランキー

1963年11月4日生まれ、福岡県出身。武蔵野美術大学卒後、イラストやデザインのほか、文筆、写真、作詞・作曲、俳優など、多分野で活動。初の長編小説「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」が230万部を超えるベストセラーとなり、06年本屋大賞受賞。絵本「おでんくん」はアニメ化し、人気となる。音楽活動では、総合プロデュースした藤田恵美「花束と猫」が「第54回 輝く! 日本レコード大賞」において優秀アルバム賞を受賞。俳優としては、映画『ぐるりのこと。』(08)でブルーリボン賞新人賞、『そして父になる』(13)で第37回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、『凶悪』(13)で優秀助演男優賞ほか多数の映画賞を受賞。16年にも第40回日本アカデミー賞、第59回ブルーリボン賞でそれぞれ優秀助演男優賞を受賞。

安藤サクラ

1986年2月18日生まれ、東京都出身。07年奥田瑛二監督作『風の外側』で本格俳優デビュー。翌08年園子温監督作『愛のむきだし』に出演しヨコハマ映画祭助演女優賞と高崎映画祭最優秀新人賞を受賞。12年『かぞくのくに』と、『愛と誠』、『その夜の侍』への出演でキネマ旬報ベスト・テン主演女優賞と助演女優賞のダブル受賞を始め10以上の賞を受賞。14年『百円の恋』で第39回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、ブルーリボン主演女優賞ほか数々の賞を受賞。その他の映画出演作に、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(09)、『0.5ミリ』(13)、『白河夜船』(15)、『DESTINY 鎌倉ものがたり』(17)など。2018年10月開始のNHK連続テレビ小説「まんぷく」ではヒロイン・福子役を務める。

松岡茉優

1995年2月16日生まれ、東京都出身。08年本格的デビュー。2016年「真田丸」でNHK大河ドラマ初出演。テレビドラマ「その「おこだわり」、私にもくれよ!」、「水族館ガール」に主演。映画『猫なんかよんでもこない。』(15)、『ちはやふる』(16)では第8回TAMA映画賞で最優秀新進女優賞、第40回山路ふみ子映画賞で新人女優賞を受賞。17年にはドラマ「やすらぎの郷」、「ウチの夫は仕事ができない」、「コウノドリ」に出演。映画初主演の『勝手にふるえてろ』(17)では第30回東京国際映画祭においてコンペティション部門観客賞&東京ジェムストーン賞を、第27回日本映画プロフェッショナル大賞で主演女優賞・作品賞をそれぞれW受賞。

城桧吏

2006年9月6日生まれ、東京都出身。映画『となりの怪物くん』(18)、Netflixドラマ「僕だけがいない街」などに出演。7人組の男子小学生ユニット「スタメンKiDS」のメンバーとしても活躍中。本作では実力派俳優に引けを取らない堂々とした演技を披露。多彩な才能で、今後の活躍が期待される。

佐々木みゆ

2011年6月21日生まれ、東京都出身。本作が俳優としてのデビュー作。ミサワホームのCM「南極×ミサワホーム」、Webムービー「ゆいの森 荒川」に出演。特技は工作、粘土、ぬり絵。本作では淋しげな表情が切ないゆり役を堂々と演じたが、素顔はとても元気な女の子。

樹木希林

1943年1月15日生まれ、東京都出身。文学座付属演劇研究所第1期生。70年代に「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」などテレビドラマに主演し、その人気を不動のものとし、その後も幅広い分野で活躍。『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(07)、『わが母の記』(11)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、『歩いても歩いても』(08)でブルーリボン賞助演女優賞、『悪人』(10)で日本アカデミー賞助演女優賞など数々の映画賞を受賞。また、08 年に紫綬褒章、14年に旭日小綬章を受章している。

池松壮亮

1990年7月9日生まれ、福岡県出身。03年トム・クルーズ主演『ラスト サムライ』で映画デビュー。14年『紙の月』、『愛の渦』、『海を感じる時』、『ぼくたちの家族』に出演、日本アカデミー賞新人俳優賞、ブルーリボン賞助演男優賞を受賞、若手演技派俳優の地位を確立。近年の出演作に、『セトウツミ』(16)、『永い言い訳』(16)、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(17)など。18年は、主演映画『君が君で君だ』(7月7日公開)、『散り椿』(9月28日公開)に出演。主演ドラマ「宮本から君へ」(テレビ東京ドラマ25)が放送中。

緒形直人

1967年9月22日生まれ、神奈川県出身。88年『優駿ORACION』にてデビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞、ブルーリボン新人賞など数々の賞を受賞。以降、「北の国から '89帰郷」(89)、NHK大河ドラマ「信長 KING OF ZIPANGU」(92)など人気ドラマに多数出演。映画『わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語』(96)では日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞し、俳優としてのキャリアを重ねる。近年の出演作に『64-ロクヨン- 後編』(16)、「望郷」(17)など。公開待機作に『散り椿』(18)、『えちてつ物語』(18)がある。

森口瑤子

1966年8月5日生まれ、東京都出身。83年ミス松竹に選ばれ、『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』(83)でデビュー。その後は、テレビ・映画など幅広く活躍。02年、主演作『UNloved』で第54回カンヌ国際映画祭批評家週間部門、エキュメニック新人賞とレイル・ドール賞を受賞。その他映画出演作として、『八日目の蝉』(11)、『おかえり、はやぶさ』(12)、『鍵泥棒のメソッド』(12)、『ソロモンの偽証 後篇・裁判』(15)、『太陽』(16)、『ちょっと今から仕事やめてくる』(17)などがある。

山田裕貴

1990年9月18日生まれ、愛知県出身。11年俳優デビュー。映画、舞台、ドラマと多方面に活動の幅を広げている。主な出演作はドラマ「3人のパパ」(17)、「おんな城主 直虎」(17)、「僕たちがやりました」(17)、「ホリデイラブ」(18)。4月から始まる「特捜9」にも出演。映画は『亜人』(17)、『あゝ、荒野』(17)、『HiGH&LOW』シリーズ、『となりの怪物くん』(18)など。公開待機作に主演映画『あの頃、君を追いかけた』(18)がある。

片山萌美

1990年10月1日生まれ、東京都出身。12年第44回「ミス日本ネイチャー」として国内外で活動。13年本格的に芸能活動を開始。初掲載されたグラビアが「新しい日本の美」と絶賛され大反響。ゲームアプリ「三国天武」CMでも日本人離れしたスタイルで注目を浴びる。女優としても「相棒#15」(16)、「ハロー張りネズミ」(17)日曜ワイドなどのドラマに出演。18年4月14日~はBS12 トゥエルビにて主演ドラマ「居酒屋ぼったくり」の放送も開始。主演映画『富美子の足』(18)、『屍囚獄』(17)のほか、『きらきら眼鏡』(18)の公開も控えている。

高良健吾

1987年11月12日生まれ、熊本県出身。06年『ハリヨの夏』で映画初出演、以来『M』(06)、『ソラニン』、『白夜行』(10)、『軽蔑』(11)、『武士の献立』(13)、『悼む人』(14)、『きみはいい子』(14)など数多くの映画に出演。09年『ハゲタカ』などで第23回石原裕次郎新人賞、NHK連続テレビ小説「おひさま」(11)で第36回エランドール賞新人俳優賞、『苦役列車』(12)で第36回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、『横道世之介』(12)で第56回ブルーリボン賞主演男優賞、ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(16)の主演も話題になる。

池脇千鶴

1981年11月21日生まれ、大阪府出身。97年、第8代三井リハウスガールに選ばれデビュー。99年『大阪物語』でヒロインに抜擢され、第73回キネマ旬報日本映画新人女優賞ほか数々の新人賞を受賞する。13年『そこのみにて光輝く』で第9回アジア・フィルム・アワード最優秀助演女優賞ほか数々の映画賞を受賞。その他の映画出演作に『ジョゼと虎と魚たち』(03)、『きみはいい子』(14)、『怒り』(16)。ドラマ作品では連続テレビ小説「ほんまもん」(01)、大河ドラマ「風林火山」(07)など。

柄本明

1948年11月3日生まれ、東京都出身。76年劇団東京乾電池を結成。座長を務める。98年『カンゾー先生』にて第22回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞ほか様々な映画賞を受賞。03年『座頭市』などで第58回毎日映画コンクール男優助演賞受賞。映画のみならず、舞台やテレビドラマにも多数出演。11年、紫綬褒章と芸術選奨文部科学大臣賞受賞。15年、第41回放送文化基金賞番組部門演技賞受賞。近年の映画出演作に『シン・ゴジラ』(16)、『サバイバルファミリー』(17)、『今夜、ロマンス劇場で』(18)などがある。

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