COMMENT

絶賛のコメントが届いています。

(※あいうえお順)

素晴らしい!
大仕掛けはなくても、夫婦の妥協しない姿勢がぶった切りのナマな迫力で作品を引っ張ります。

そして、一家族を見つめる中で気づく、言葉を超えた結び付き。
あの男の子を思わず抱きしめたくなるような、愛おしい作品でした。

イッセー尾形さん(俳優)

画面から、草の匂いまで伝わってくる。倒れても懸命に生き抜く家族の姿が、たまらなく愛おしい。

丑尾健太郎さん(脚本家)

居場所のせいにして、自分自身から逃げることは容易い。本当はどこにいたって自分自身次第。どこまでだって行ける。ならば、今をどう生きる?そんなことを劇場で強く感じられる新しい春は最高。

枝優花さん(映画監督・写真家)

幸運なことは何も起きなくても、この家族には奇跡が起きている。
その奇跡を見つけることが家族であり、映画の役割だ。

この映画に登場する少年がのちにこの映画を撮ったかと思うと。
その奇跡を見つめる喜びを何度でも味わいたい。

大森寿美男さん(脚本家「なつぞら」・映画監督)

土地を拓き、そこで生きるには、大地に認めてもらわなくてはならない。僕の土や水はどこにあるのだろう。

片渕須直さん(アニメーション映画監督『この世界の片隅に』)

子どもたちとおばあちゃんの目がよく似ていたり、子が親より大人びていたり。人生は巡るのだなと思った。
何を選択し何を信じるのか。水と土と火と、人はどう共に生きるのか。
言葉や眼差しや風景の中に真理が潜んでいて、何ひとつ見逃せなかった。

誰の心にも、「ミナリ」の育つ湿地帯が必要だ。

上白石萌音さん(女優)

芹(韓国語でミナリ)が好きだ。
鍋に入れても、お浸しにしてもいい。
いつ食べても繊細で、けれどもたくましい野生の味がする。
リー・アイザック・チョン監督が育んだ芹は、ひときわ味わい深く、どこか弱っていた僕に、生きる力を与えてくれた。

川村元気さん(映画プロデューサー・小説家)

「余韻」では足りない。悠久の、感慨。 この映画は“苗”だ。私たちの心に根付き、時間をかけて生い茂る。土地も文化も越えて。

SYOさん(映画ライター)

偶然と必然、陰と陽、おばあちゃんの2つの「お手柄」を並べたラストに心を揺さぶられた。
映画作家の見事な記憶の再生芸術。

原田眞人さん(映画監督/『燃えよ剣』)

アメリカ版「北の国から」を是枝監督が撮ったら、こんな作品になるのだろうか。家族のあり方を、いろんな面から考えさせられる作品

弘兼憲史さん(漫画家「島耕作」シリーズ)

物語の後半、私は主人公たちと共にいた。
力強い大地の上で彼らと笑い、涙し、地団駄を踏んでいた。
これほどまでに観客を魅了し、没入させる作品があっただろうか。

藤井美菜さん(女優)

満身創痍でいると優しさに気付けなくなる事がある。そんな時も誰かがこっそり心に水を与えてくれているのかもしれない。泥に塗れ生きていく人生の美しさを教えてくれる作品。

松尾レミさん(GLIM SPANKY)

夢に向かっても落ちてしまう穴がある。 努力しても容易くないことだらけ。この家族を見つめて自分の道をも省みた。私のミナリは何処にー。

室井滋さん(女優)

強さは、 弱さや 不信や 理想までを 乗り越えた場所にあった。
そこには まるで、根付いたすべてがあるようだった。

YOUさん(タレント)