パリの大豪邸で起こった、
有名映画プロデューサー殺人事件。
容疑者から一躍人気スターになった
若手女優の前に、
真犯人を名乗る女が現れ――?!
有名映画プロデューサーが自宅で殺された。容疑をかけられたのは、貧乏な若手女優マドレーヌ。法廷に立たされた彼女は、ルームメイトの新人弁護士ポーリーヌが書いた、「自分の身を守るために撃った」という正当防衛を主張する完璧なセリフを読み上げ、見事無罪を獲得。それどころか、悲劇のヒロインとして時代の寵児となり、アッという間にスターの座へと駆け上がる。豪邸に引っ越し、優雅な生活を始めるマドレーヌとポーリーヌ。
しかしそんなある日、とある女が彼女たちを訪ねてくる。彼女の名前はオデット。一度は一世を風靡するも、今や目にすることも少なくなった、かつての大女優だ。そしてオデットの主張に、マドレーヌたちは凍り付く。プロデューサー殺しの真犯人は自分で、マドレーヌたちが手にした富も名声も、自分のものだというのだ。いったい真相は如何に?こうして、女優たちによる「犯人の座」を賭けた駆け引きが始まる――!
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ナディア・テレスキウィッツ
マドレーヌ・ヴェルディエ役
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レベッカ・マルデール
ポーリーヌ・モーレオン役
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イザベル・ユペール
オデット・ショーメット役
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ファブリス・ルキーニ
ラビュセ判事役
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ダニー・ブーン
パルマレード役
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アンドレ・デュソリエ
ボナール(父)役
ナディア・テレスキウィッツ
マドレーヌ・ヴェルディエ役
1996年5月24日生まれ、フランス出身。
<代表作>
『Wild』(18)
『悪なき殺人』(19) ※東京国際映画祭、最優秀女優賞受賞
『ポゼッションズ 血と砂の花嫁』(20・TV)
『Les Amandiers』(22) ※セザール賞、有望若手女優賞受賞
『Rosalie』(23)
『Red Island』(23)
レベッカ・マルデール
ポーリーヌ・モーレオン役
1995年4月10日生まれ、フランス・パリ出身。
<代表作>
『黄色い星の子供たち』(10)
『パリのどこかで、あなたと』(19)
『スザンヌ、16歳』(20)
『レア・セドゥのいつわり』(21)
『UNE JEUNE FILLE QUI VA BIEN』(21)
『シモーヌ フランスに最も愛された政治家』(22)
イザベル・ユペール
オデット・ショーメット役
1953年3月16日生まれ、フランス・パリ出身。
<代表作>
『夏の日のフォスティーヌ』(72)
『ヴィオレット・ノジエール』(78) ※カンヌ国際映画祭、女優賞受賞
『勝手に逃げろ/人生』(79)
『主婦マリーがしたこと』(88) ※ヴェネチア国際映画祭、女優賞受賞
『ボヴァリー夫人』(91)
『愛・アマチュア』(94)
『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』(95) ※ヴェネチア国際映画祭、女優賞受賞
『ピアニスト』(01) ※カンヌ国際映画祭、女優賞受賞
『8人の女たち』(02) ※ベルリン国際映画祭、銀熊賞(芸術貢献賞)受賞
『愛、アムール』(12)
『アスファルト』(15)
『エル ELLE』(16) ※アカデミー賞®主演女優賞ノミネート、ゴールデングローブ賞主演女優賞受賞
『未来よ こんにちは』(16)
『ハッピーエンド』(17)
『ポルトガル、夏の終わり』(19) 他
ファブリス・ルキーニ
ラビュセ判事役
1951年11月1日生まれ、フランス・パリ出身。
<代表作>
『クレールの膝』(70)
『聖杯伝説』(78)
『満月の夜』(84)
『レネットとミラベル/四つの冒険』(86)
『男と女、嘘つきな関係』(96)
『親密すぎるうちあけ話』(04)
『モリエール 恋こそ喜劇』(07)
『PARIS(パリ)』(08)
『しあわせの雨傘』(10)
『屋根裏部屋のマリアたち』(10)
『危険なプロット』(12)
『ボヴァリー夫人とパン屋』(14)
『アムール、愛の法廷』(15) ※ヴェネチア国際映画祭、男優賞受賞
『ジャンヌ』(19) 他
ダニー・ブーン
パルマレード役
1966年6月26日生まれ、フランス出身。
<代表作>
『戦場のアリア』(05)
『ぼくの大切なともだち』(06)
『ミックマック』(09)
『バツイチは恋のはじまり』(12)
『マーダー・ミステリー』(19)
『ヒューマニティ通り8番地』(21) ※監督、脚本、出演
『パリタクシー』(22)
『マーダー・ミステリー2』(23) 他
アンドレ・デュソリエ
ボナール(父)役
1946年2月17日生まれ、フランス・アヌシー出身。
<代表作>
『私のように美しい娘』(72)
『マイ・ラブ』(74)
『聖杯伝説』(78)
『美しき結婚』(81)
『メロ』(86)
『愛を弾く女』(92) ※セザール賞、助演男優賞受賞
『恋するシャンソン』(97) ※セザール賞、主演男優賞受賞
『ロング・エンゲージメント』(04)
『あるいは裏切りという名の犬』(04)
『唇を閉ざせ』(06)
『ミックマック』(09)
『美女と野獣』(14)
『愛して飲んで歌って』(14)
『あの頃エッフェル塔の下で』(15)
『すべてうまくいきますように』(21) 他
フランソワ・オゾン監督・脚本
1967年11月25日生まれ、フランス・パリ出身。
<代表作>
『焼け石に水』(00)
『まぼろし』(01)
『8人の女たち』(02)
『スイミング・プール』(03)
『ふたりの5つの分かれ路』(04)
『ぼくを葬る』(05)
『エンジェル』(07)
『ムースの隠遁』(09)
『Ricky リッキー』(09)
『しあわせの雨傘』(10)
『危険なプロット』(12) ※ヨーロッパ映画賞、脚本賞受賞
『17歳』(13)
『彼は秘密の女ともだち』(14)
『婚約者の友人』(16)
『2重螺旋の恋人』(17)
『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』(19) ※ベルリン国際映画祭、審査員特別賞・銀熊賞受賞
『Summer of 85』(20)
『すべてうまくいきますように』(21)
『苦い涙』(22)