ABOUT THE MOVIE | 映画『プリシラ』公式サイト

世界が憧れるスーパースターと恋に落ちた14歳のプリシラ。シャネルとヴァレンティノが彩る、60〜70年代カルチャー。

イントロダクション

(順不同/敬称略)

ソフィア・コッポラは魔法使いだ。スクリーンに映し出されているもの全てを輝かせる。
高級なものから庶民的なもの全てがキラキラして愛らしい。
素材も色も全てに魔法がかかる。
隠れた名曲を発掘するのも一流だ。
その魔法は映画の冒頭から始まる。
そして見終わった後ソフィアの魔法にかかった自分が居る。

HYSTERIC GLAMOUR 北村信彦
(デザイナー)

なんとなく知った気になっていたプリシラのストーリー。
ソフィアのフィルターを通して観る誰もが夢みる展開は、ファッションやメイクなどあらゆるディテールへのこだわりで悪夢の場面ですら甘く美しい。
変わりゆく時代とともに変わっていくプリシラの姿に、現代を生きぬく力をもらった。

小泉智貴 TOMO KOIZUMI
(デザイナー)

世界中の女性の憧れの存在であったプリシラが、実は、私達と同じような悩みや痛みを抱えていた事に驚きました。
変化していくプリシラに、いつのまにか自分を重ね合わせ、ビターな経験が人を豊かにしていくのだと勇気をもらいました。
ソフィア・コッポラさんの世界は相変わらず可愛いが詰まっていて本当に大好きです。

MEGUMI
(俳優・プロデューサー)

誰もが憧れるロマンスの裏側には、移ろうプリシラの生々しい内面が美しくも儚く描かれる。
この映画は、私たちに自らの人生を生きるとは何かを問いかける。

中里唯馬
(ファッションデザイナー)

50年代の女学生服から60年代のビーハイブ黒髪とキャッツアイのポップクイーンスタイルを経て
70年代の軽やかなプリント柄とデニムへ。
14歳から27歳までのプリシラの変貌と心の揺れがファッションを通して繊細に切なく映し出される。

中野香織
(服飾史家)

新人女優はソフィア・コッポラによって「映画」に出会う。
『プリシラ』、この作品は1人の女優の成長映画かもしれない。

北村道子
(スタイリスト、衣裳デザイナー)

お伽話からアイライン、そして本当の自分へ。
少女の夢の先の物語

山本浩未
(ヘア&メイクアップアーティスト)

“愛している”だけでは続けられない。
結婚における男と女の差異心理を鮮やかに切り取る
ソフィア・コッポラ版“マリッジ・ストーリー”
スポットライトの影に佇む女性に寄り添い、
その葛藤に共鳴するたおやかなまなざしに心を動かされる。

立田敦子
(映画評論家)

きらびやかな世界の中で際立つプリシラの孤独。
空っぽのまま過ぎていくスターとの恋の真実、その稀有な時間を追体験する。
でもこれは夢物語じゃない。
純真な少女が孤独と引き換えにタフな精神を手に入れる。誰しもに訪れるサナギから蝶になる過程を、
60年代の空気と共にソフィアは美しく描き切った。

東紗友美
(映画ソムリエ)