1980年代、農業で成功することを夢見てアメリカ南部のアーカンソー州に移住してきた韓国人一家を描く『ミナリ』。アメリカンドリームを胸に、逞しく生きる家族の物語はサンダンス映画祭をはじめ世界の映画祭で<観客賞>を総なめ! そして辛口批評サイトRotten Tomatoesでは完全無欠の100%(2020.12.22現在)を更新中だ。
『ムーンライト』や『レディ・バード』など作家性の強い作品で今やオスカーの常連となったA24と、『それでも夜が明ける』でエンターテイメントの定義を変えたブラッド・ピットのPLAN Bがタッグを組んだ本作。2020年1月開催の第36回サンダンス映画祭で観客賞とグランプリの2冠に輝いたのを嚆矢に、各国の映画祭の観客賞を総なめにして快進撃中だ。
「<普通の小さな家族>が巻き起こした<特別で巨大な熱狂>!」「『パラサイト 半地下の家族』に続きアカデミー賞®で波乱を起こす作品」と、メディアからも観客からも愛され、評論家からも「小津安二郎監督作品のような繊細な人間模様を描いている」と大絶賛。ハリウッド・リポーター誌、ヴァラエティ誌ほか有力誌もこぞってアカデミー賞®有力作品として名を挙げている。
理不尽かつ不条理な運命に翻弄されながらもまた立ち上がり、一歩一歩、大地を踏みしめるように困難を乗り越えていく一家の姿は、誰もが困難な現実に直面している今こそ求められる希望の物語だろう。新たなる<家族映画>のマスターピースとして人々の記憶にのこるに違いない。
全世代の映画ファン必見のこの一作の邦題がこの度『ミナリ』に決定、2021年3月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国での公開が決定した。
主人公は、韓国出身の移民の一家。父親は農業で成功したいと夢見てアメリカ南部のアーカンソー州の大地に広大な土地を買うが、現実は厳しく、一家には様々な困難と予想もしない事件が降りかかる。
父親、ジェイコブに役には『バーニング 劇場版』「ウォーキング・デッド」のスティーヴン・ユァン。監督は、米国有力映画メディア「インディワイア」で「今年最高の監督10人」に、デヴィッド・フィンチャーやスパイク・リーと共に選ばれたリー・アイザック・チョン。新海誠監督の『君の名は。』のハリウッド版の監督として抜擢された大注目の新鋭だ。
■脚本&監督:リー・アイザック・チョン
■出演:スティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、ユン・ヨジョン、ウィル・パットン、スコット・ヘイズ ほか
【現在までの主な受賞・ノミネート】 2020/12/22現在
・サンダンス映画祭:観客賞、審査員特別賞 受賞
・デンバー国際映画祭:最優秀俳優賞(スティーブ・ユアン)、観客賞 受賞
・ハートランド国際映画祭:観客賞、ジミー・シュチュアート名誉賞 受賞
・ミドルバーグ映画祭:観客賞、アンサンブルキャスト賞 受賞
・ボストン映画批評家協会賞:助演女優賞(ユン・ヨジョン)、作曲賞 受賞
・デュービル映画祭:作品賞 ノミネート
・ゴッサム賞:最優秀女優賞(ユン・ヨジョン)ノミネート
・バラドィッド国際映画祭:作品賞 ノミネート
・シカゴ映画批評家協会賞:主演男優賞(スティーヴン・ユァン)、助演女優賞(ユン・ヨジョン)、有望映画人賞(リー・アイザック・チョン)ノミネート
・インディアナ映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、助演女優賞、アンサンブル賞、主演男優賞、助演男優賞、作曲賞、新人賞ノミネート