10月18日(火)『溺れるナイフ』完成披露試写会を実施し、ダブル主演の小松菜奈さん・菅田将暉さん、重岡大毅さん(ジャニーズWEST)、上白石萌音さん、志磨遼平さん、山戸結希監督が舞台挨拶で登壇!
舞台挨拶では、劇中の場面写真を使い【友情編】、【恋愛編】、【激写編】の3つに分けてのトークイベントを実施し、撮影当時の思い出話で盛り上がりました!
【友情編】
クールな言動とその奥に秘めたギャップに夏芽の心をわしづかみにする少年コウを演じる菅田さんと、その親友・大友を演じた重岡さんの教室での2ショットが写しだされると会場からは黄色い歓声が。そんな二人は同じ関西出身ということでお互いの第一印象について質問が及ぶと菅田さんは「現場の太陽と言われていた」と重岡さんの現場での立ち振る舞いを絶賛。一方で重岡さんは照れながら「最初は寡黙な人だと思っていました」と言いつつも「まとめるとめっちゃ、いいやつ!」と。重岡さんにすぐさま「雑!」とツッコミを入れる菅田さんの姿に会場からは笑いが!
続いて、コウの幼馴染で彼を慕うカナを演じた上白石さんの普通の中学生から少し垢抜けた高校生へとなったカナの比較写真に観客から驚きの声があがりました。「実は撮影前に山戸監督から中学生を演じるにあたり体重を増やしてと言われて…」というと続けて「高校生を演じる4日後には体重を元に戻して臨んだ」と告白。「いわゆる高校デビューする劇的ビフォーアフターです」と会場を笑わせていました。
【恋愛編】
夏芽とコウが一緒に海に浸かってびしょ濡れになるシーンが写し出されると菅田さんは「『溺れるナイフ』を象徴するシーン」と語ると小松さんに「どうですか?」とムチャぶり!小松さんは「え?」と動揺しつつも「制服が重いのと、おもりをつけて、お芝居をするのが大変でした。」と撮影のエピソードを暴露しました。この撮影裏話について菅田さんは「小松さんは体質らしくおもりをつけないと沈まないんですよ。撮影の時は海の下にダイバーが安全のためにいてくれたのですが、台風直前の少し荒れた海で寒い中を何度も水をかけあったりして大変だったし怖かったです」と壮絶な現場を語りながら小松さんとともに助け合いながら乗り切ったエピソードを語りました。
【激写編】
気鋭のカメラマン広能を演じたドレスコーズの志磨遼平さん。演技初挑戦となった本作について「初めてなので何を準備していいかわからなかったのですが、普段バンドをやっているし一般の方よりは写真を撮ってもらっているのでいつも撮ってくれる人をイメージしました」と感想を述べました。撮影機会の多かった小松さんからは「こんなカメラマンさんは実際にいて、はまっていました!」と絶賛の声が。
本作でメガホンを撮った山戸監督から「今、素晴らしい映画がたくさん生まれる中で"今を生きる女の子の心に寄り添う映画"として、どの映画にも負けないと思っています。そして、キャストのみなさんの輝きが焼きついた映画です。」と言うと会場からは大きな拍手が。それを受けて菅田さんは「この作品は山戸監督が見たい世界であり、でも、そこにある気持ちや人間関係はそんなに遠くなく、憧れのような時間でもありました。必死に作った、代表作だと思っています。ぜひ、広めていってください!」と力強く語りました。
最後に小松さんから「夏芽にとっても、私自身にとっても、17日の撮影期間は特別なものでした。コウと夏芽が会った時の衝撃のように、皆さんにも何かを感じてもらえたらいいなあと思います。」と会場に呼びかけると大きな歓声が鳴り響き大盛況の末、イベントは幕を閉じました!
『溺れるナイフ』は、11月5日(土)全国ロードショーです!