見通しの良い一本道の迷路。それこそが日常の正体なんですよと暴き出す。そうか、これが、是枝作品の正体か。
坂元裕二(脚本家)
一つの裁判を通して人世縮図を見せてくれる、素晴らしい作品。わかりやすい答えを求められがちな現代ですが、こういう作品がある限り、大丈夫だと思える。僕も尻を叩かれました。
道尾秀介(小説家)
この映画を見ると、人間として認めたくない、「正論」を沢山浴びせられる。
見終わって、その「正論」を映画の中のことだけとして流すか、自分の中で飲み込めるか。
飲み込んだ時、自分の世の中の見え方が変わってくる。そんな大きな力を含んでいる映画。
沢山の「大人たち」に見てほしいと素直に思った。
見終わって、その「正論」を映画の中のことだけとして流すか、自分の中で飲み込めるか。
飲み込んだ時、自分の世の中の見え方が変わってくる。そんな大きな力を含んでいる映画。
沢山の「大人たち」に見てほしいと素直に思った。
鈴木おさむ(放送作家)
信ずべきは人か?事実か?刑事弁護士の永遠の課題を、この映画が、役所が、福山が、あなたに問う。あなたは何を信ずるのか。
菊地幸夫(弁護士)
静かなる白熱、人間の内面の謎、謎、謎。誰が嘘を付き、真実は何処にあるのか?
凄い映画を観たことは確かだし、1分も退屈しなかったが、試写室を出た後も頭が混乱している。今は、[その獣は、人間の目をしていました。]という宣伝コピーだけが胸一杯に響く。
凄い映画を観たことは確かだし、1分も退屈しなかったが、試写室を出た後も頭が混乱している。今は、[その獣は、人間の目をしていました。]という宣伝コピーだけが胸一杯に響く。
見城徹(株式会社幻冬舎 代表取締役社長)
法の裁きは虚構。人が何を信じて生きるべきか、魂に問う時なのではないだろうか。所詮、我々は何も知らない生き物なのだ。
安藤桃子(映画監督)