2025年、第78回カンヌ国際映画祭で本映画祭最長19分間に及ぶ圧巻のスタンディングオベーションで会場を沸かせ、最大の熱狂を巻き起こし、堂々のグランプリ受賞。本年度アカデミー賞®フロントランナーとの呼び声も高い話題作がついに公開される。本作を手がけたのは、第94回アカデミー賞®で脚本賞・国際長編映画賞の2部門にノミネートされ、日本でも大ヒットを記録した『わたしは最悪。』のヨアキム・トリアー。同作で恋愛と人生の選択をリアルに、共感たっぷりに描いた監督が次なるテーマに選んだのは──愛憎入り混じる「親子」という名のしがらみ。
主演には再びレナーテ・レインスヴェを迎え、映画監督の父親役には名優ステラン・スカルスガルド、さらに本作の演技で脚光を浴びるインガ・イブスドッテル・リッレオースに加え、ハリウッドからエル・ファニングも参加。複雑かつ緊張感に満ちた人間模様を浮かび上がらせる。
あまりに不器用でこじれた父娘に共感し、たどり着く結末に世界が唸った家族ドラマの到達点。きっとあなたの“代えがたい”1本になる。
主演には再びレナーテ・レインスヴェを迎え、映画監督の父親役には名優ステラン・スカルスガルド、さらに本作の演技で脚光を浴びるインガ・イブスドッテル・リッレオースに加え、ハリウッドからエル・ファニングも参加。複雑かつ緊張感に満ちた人間模様を浮かび上がらせる。
あまりに不器用でこじれた父娘に共感し、たどり着く結末に世界が唸った家族ドラマの到達点。きっとあなたの“代えがたい”1本になる。
オスロで俳優として活躍するノーラと、家庭を選び息子と夫と穏やかに暮らす妹アグネス。そこへ幼い頃に家族を捨てて以来、長らく音信不通だった映画監督の父・グスタヴが現れる。自身15年ぶりの復帰作となる新作映画の主演をノーラに依頼するためだった。怒りと失望をいまだ抱えるノーラは、その申し出をきっぱりと拒絶する。ほどなくして、代役にはアメリカの人気若手スター、レイチェルが抜擢。さらに撮影場所がかつて家族で暮らしていた思い出の実家であることを知り、ノーラの心に再び抑えきれない感情が芽生えていく──。
インガ・イブスドッテル・リッレオース
アグネス・ボルグ・ペッテルセン
ノルウェー出身。
主な主演作はネットフリックス作品『ビューティフル・ライフ』(23)や『ラスト・キング』など。本作でヨアキム・トリアー作品は初めての出演となる。
主な主演作はネットフリックス作品『ビューティフル・ライフ』(23)や『ラスト・キング』など。本作でヨアキム・トリアー作品は初めての出演となる。
レナーテ・レインスヴェ
ノーラ・ボルグ
ノルウェー出身。2011年より映画を中心にキャリアスタート。ヨアキム・トリアー監督『オスロ、8月 31日』(11)が映画デビュー作となる。その後、2014年より演劇の分野でも活躍を見せ、その後舞台経験を経て、ノルウェーの演劇賞であるヘッダ賞を受賞した。2021年『わたしは最悪。』の主演に抜擢され、第74回カンヌ国際映画祭の女優賞を受賞。その他同作品でBAFTA賞も受賞しているほか、世界17の映画賞で女優賞にノミネートされた。そのほか出演にA24制作『顔を捨てた男』(24)、『The Backroom』(26)が控えるなど今最も注目される俳優の一人。
エル・ファニング
レイチェル・ケンプ
アメリカ、ジョージア州出身。ソフィア・コッポラ監督の『SOMEWHERE』(10)、J.J.エイブラムス監督の『SUPER8/スーパーエイト』(11)などに出演しブレイク。近年はアカデミー賞ノミネート作品『名もなき者』(24)や、プレデターシリーズ最新作『プレデター
そのほか主な出演作は『マレフィセント』シリーズ(14、19)、『ネオン・デーモン』(16)、『20センチュリー・ウーマン』(16)、『パーティで女の子に話しかけるには』(17)、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』(17)、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(19)など。
そのほか主な出演作は『マレフィセント』シリーズ(14、19)、『ネオン・デーモン』(16)、『20センチュリー・ウーマン』(16)、『パーティで女の子に話しかけるには』(17)、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』(17)、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(19)など。
ステラン・スカルスガルド
グスタフ・ボルグ
50年以上にわたるキャリアを持つスウェーデンの名優。ラース・フォン・トリアーとの長年のコラボレーションで知られ、『奇跡の海』(96)、『メランコリア』(11)、『ニンフォマニアック』(13)、などに出演。その他にも『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97)、『マンマ・ミーア!』(08)、『DUNE/デューン』シリーズ(20・24)などハリウッドの作品にも多数参加。ゴールデングローブ賞、ヨーロッパ映画賞、ベルリン国際映画祭銀熊賞(男優賞)など、世界中で多くの受賞歴を持つ。
ヨアキム・トリアー
監督・脚本
デンマーク生まれ、ノルウェー出身。
長編デビュー作『リプライズ』(06)で2007年アマンダ賞(ノルウェー・アカデミー賞)の最優秀ノルウェー作品、監督賞、脚本賞を受賞。2006年のアカデミー賞外国語映画賞ノルウェー代表作品に選出。続く『オスロ、8月31日』(11)は2011年カンヌ国際映画祭のある視点部門にて正式出品し、2013年セザール賞の最優秀外国語映画賞にノミネート。初の英語作品さとなる『母の残像』(15)ではカンヌ国際映画祭コンペティション部門に初選出された。その後『テルマ』(17)でも世界的な映画賞を複数受賞するほか、北欧理事会映画賞にノミネートするなど注目を浴びた。
そして『リプライズ』『オスロ、8月31日』と並び「オスロ三部作」として名を連ねる『わたしは最悪。』(21)ではレナーテ・レインスヴェが第74回カンヌ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞、英国アカデミー賞(BAFTA)にノミネートの後、第94回アカデミー賞では脚本賞、国際長編映画賞にノミネートを果たした。
今作『センチメンタル・バリュー』を含む6本の長編映画を脚本家エスキル・フォクトとのコラボレーションで作り上げ、いずれも国際的に高い評価を受けている。
長編デビュー作『リプライズ』(06)で2007年アマンダ賞(ノルウェー・アカデミー賞)の最優秀ノルウェー作品、監督賞、脚本賞を受賞。2006年のアカデミー賞外国語映画賞ノルウェー代表作品に選出。続く『オスロ、8月31日』(11)は2011年カンヌ国際映画祭のある視点部門にて正式出品し、2013年セザール賞の最優秀外国語映画賞にノミネート。初の英語作品さとなる『母の残像』(15)ではカンヌ国際映画祭コンペティション部門に初選出された。その後『テルマ』(17)でも世界的な映画賞を複数受賞するほか、北欧理事会映画賞にノミネートするなど注目を浴びた。
そして『リプライズ』『オスロ、8月31日』と並び「オスロ三部作」として名を連ねる『わたしは最悪。』(21)ではレナーテ・レインスヴェが第74回カンヌ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞、英国アカデミー賞(BAFTA)にノミネートの後、第94回アカデミー賞では脚本賞、国際長編映画賞にノミネートを果たした。
今作『センチメンタル・バリュー』を含む6本の長編映画を脚本家エスキル・フォクトとのコラボレーションで作り上げ、いずれも国際的に高い評価を受けている。