要人暗殺事件を捜査中の韓国情報部員、ユ・ジュンウォン(ハン・ソッキュ)とイ・ジャンギル(ソン・ガンホ)。犯人と目される北朝鮮の女性工作員を追跡するふたりは、強力な破壊力を持つ液体爆弾を用いてのテロの脅威を知る。ターゲットは南北両首脳―。
1999年2月13日韓国で公開され、『タイタニック』の記録を破る621万人を動員しての大ヒット。翌年、日本でも公開されるや「韓国映画はハリウッドを越えているのか――」という驚きと共に、列島沸騰の社会現象を巻き起こした。
この伝説の作品はしかし、以降劇場上映・配信などがなされず<幻の傑作>となっていた。あれから25年、再上映の熱い声に応えようと、粘り強い交渉を重ねてきたカン・ジェギュ監督の努力が実を結び、映画公開から25周年のアニバーサリーイヤーに、『シュリ デジタルリマスター』として4Kデジタルで鮮やかに蘇る。
「映画の世界地図を書き換えた奇跡の1作」「韓流の始祖」など語りつがれてきながら、<幻の傑作>となってきた本作が4Kデジタルでクリアにリマスターされたことで、南北に横たわる悲しみと、平穏な日常に輝く愛のコントラストが一層際立ち、ラストの圧倒的衝撃はより深く胸を震わす。また、ハン・ソッキュをはじめ、当時まだ駆け出しだった、ソン・ガンホ、チェ・ミンシクなど、その後 韓国エンタメの柱となる錚々たるキャストの競演は、今観てより熱い。
あの時観た人も、幸運にもまだ出会っていない人も、最高のクオリティで映画館の大スクリーンで体感できるこの貴重な機会をお見逃しなく!
「映画の世界地図を書き換えた奇跡の1作」「韓流の始祖」など語りつがれてきながら、<幻の傑作>となってきた本作が4Kデジタルでクリアにリマスターされたことで、南北に横たわる悲しみと、平穏な日常に輝く愛のコントラストが一層際立ち、ラストの圧倒的衝撃はより深く胸を震わす。また、ハン・ソッキュをはじめ、当時まだ駆け出しだった、ソン・ガンホ、チェ・ミンシクなど、その後 韓国エンタメの柱となる錚々たるキャストの競演は、今観てより熱い。
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1964年11月3日ソウル生まれ。1991年より多くのドラマに出演し、1995年にスクリーン・デビュー。出演作に、映画『八月のクリスマス』(98)、『カル』(99)、『二重スパイ』(02)、ドラマ「浪漫ドクター キム・サブ」シリーズ(16-23/SBS)、「ウォッチャー 不正捜査官たちの真実」(2019/OCN)などがある。
1973年ソウル生まれ。本作で、ノーギャラでもいいとミョンヒョン役を切望する多くの女優の中から選ばれ、スクリーン・デビューを飾った。
以降の出演作に米ABCドラマ「LOST」シリーズ(04-10)、映画『国際市場で逢いましょう』(14)、『時間回廊の殺人』(17)、『告白、あるいは完璧な弁護』(22)などがある。
以降の出演作に米ABCドラマ「LOST」シリーズ(04-10)、映画『国際市場で逢いましょう』(14)、『時間回廊の殺人』(17)、『告白、あるいは完璧な弁護』(22)などがある。
1962年生まれ。1982年に舞台俳優としてキャリアをスタートし、本作で韓国のアカデミー賞にあたる大鐘賞の主演男優賞を受賞したほか、その後も数々の賞を受賞。主演作に、映画『オールド・ボーイ』(03)、『親切なクムジャさん』(05)、『悪魔を見た』(10)、『不思議の国の数学者』(22)、ドラマ「カジノ」(22/Disney+)では26年ぶりにドラマで主演を果たした。
1967年生まれ。中学生の頃から俳優を志し、1996年にスクリーン・デビュー。デビュー以来コミカルな役柄が多かったが、本作では鋭敏さと温かい心を併せ持つ役柄で新境地を開いた。翌2000年に公開された映画『JSA』(00)で数々の賞を受賞後、映画『殺人の追憶』(03)、『グエムル-漢江の怪物-』(06)、『スノーピアサー』(13)、『タクシー運転手 約束は海を越えて』(17)、『パラサイト 半地下の家族』(19)、『ベイビー・ブローカー』(22)等への出演を重ね、国際派俳優としての地位を築いている。
1962年生まれ。
映画『銀杏のベッド』(96)でスクリーン・デビュー。監督作に、映画『ブラザーフッド』(04)、『マイウェイ 12,000キロの真実』(11)、『チャンス商会~初恋を探して~』(15)などがある。最新作は今年8月30日(金)公開の『ボストン1947』。