是枝裕和監督 最新作『万引き家族』

是枝裕和

〈監督・脚本・編集〉是枝裕和

COMMENT

きっかけは、死亡通知を出さずに親の年金を不正に貰い続けていた家族が逮捕された事件に触れたことでした。
他人から見たら嘘でしかない「死んだと思いたくなかった」と言う家族の言い訳を聞いて、その言葉の背景を想像してみたくなりました。
血のつながりについて、社会について、正しさについて、10年くらい自分なりに考えて来たことを全部この作品に込めようと、そんな覚悟で臨んでいます。とはいえ、意気込んでいるわけではありません。
ただ、このキャストですから、気合いは入ります。何度目かのお付き合いになる方とも初対面のように、新鮮な気持ちで向き合えればと思っています。オーディションで出会ったふたりの子どもたちが本当に素晴らしく、毎日ワクワクしながら撮影に臨んでいます。

【タイトルにこめた思い】

この映画の企画がスタートした一年前から、僕の中でいろんなタイトルが浮かんでは消え、結局最初に付けたタイトルに戻りました。実は、万引きする人たちのお話であると同時に、万引きされた人たちの物語でもあるという二重の意味を込めたタイトルなのですが、そこは出来上がった映画を観て頂くとご理解頂けるのではないか、と思っています。

リリー・フランキー

〈柴田 治〉役 リリー・フランキー

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【本作出演の意気込み】

是枝監督とはもう4回目。純粋に嬉しいです。是枝組独特の穏やかで澄んだ空気感の中、本作は社会や人にとって、とても重大なのに、ほんの1日で黙殺されてしまうような出来事にフォーカスを当てていく。是枝監督らしい、いい作品になると感じています。

【本作出演依頼を受けての感想】

今の自分に出来る事を全部出せればなと思います。撮影に入る前に、是枝監督に「台本いりますか?」って聞かれたんです。今回も子役は台本をもらっていないので、僕は台本を頂きましたけど、子役のような気分でみずみずしくやりたいですね。

安藤サクラ

〈柴田 信代〉役 安藤サクラ

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【本作出演の意気込み】

とても個人的且つ感覚的なことですが、いまこのタイミングでこの作品に出演できることをとても嬉しく思っています。

【本作出演依頼を受けての感想】

どんなことになることやら、なかなか想像ができません。とにかく、やってみます!えいえいおー!

松岡茉優

〈柴田 亜紀〉役 松岡茉優

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【本作出演の意気込み】

あの本を読んだ、あの映画を見た
産まれて、育ててもらって、生きてきたすべてのことが正しかったんだと肯定されたような気持ちでした。
夢のような顔合わせは現実には思えなかったです。

【本作出演依頼を受けての感想】

いよいよ近くに役が寄ってきて
出会ったことのない近さに居て
これは本当なんだと実感しました。
誰の苦にもならないものなんて作れないと思っていましたが、出来るかもしれないと、私にはこれが希望に感じています。

池松壮亮

〈4番さん(JK見学店常連客)〉役 池松壮亮

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【出演依頼を受けての感想】

とても嬉しく思いました。是枝監督には、何度でも作品作りに関わりたいと思わせてくれる作家性と力と人柄とユーモアがあります。

【撮影を通しての感想】

非常に短い時間で名前もない言葉も発しないという役でしたが、いつまでもこのままいれたらと思ってしまうような豊かな時間をいただきました。是枝組はいつでも高尚な映画作りをされていて、とても安心します。

【是枝裕和監督から起用に関して/
撮影を通しての感想】

映画は二度目のオファーです。色気があるんですよね。佇まいに。
声がまた魅力的で。なのに今回は極端に台詞の少ない役をお願いしました。
それでもやはり、存在感は抜群でした。

城桧吏

〈柴田 祥太〉役 城桧吏

佐々木みゆ

〈ゆり〉役 佐々木みゆ

緒形直人

〈柴田 譲〉役 緒形直人

森口瑤子

〈柴田 葉子〉役 森口瑤子

山田裕貴

〈北条 保〉役 山田裕貴

片山萌美

〈北条 希〉役 片山萌美

柄本明

〈山戸 頼次〉役 柄本明

高良健吾

〈前園 巧〉役 高良健吾

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【出演依頼を受けての感想】

この仕事を始めた頃から憧れてきた監督なので。いつかご一緒したいと思い俳優を続けてきたので、目標が叶い嬉しかったです。

【撮影を通しての感想】

これが是枝組かという演出を経験でき、興奮しました。現場に入ると必ずある緊張感ともいい距離感で接する事ができたのは、是枝組の雰囲気のおかげだと思います。是枝組の子役の子達と芝居ができたのも自分の力を試されてる気がして、参加日数は少なかったのですが貴重な経験でした。

【是枝裕和監督から起用に関して/
撮影を通しての感想】

デビュー直後くらいに一度お会いしていて、真っ直ぐな瞳が印象的だったんですが、澄んだ瞳は健在でした。この物語の「家族」に出会い、彼自身が内包する「正義」が揺らぎ、刑事からひとりの父に変化する、その表現は見事でした。

池脇千鶴

〈宮部 希衣〉役 池脇千鶴

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【出演依頼を受けての感想】

以前から存じ上げている監督でしたので「あ、やっと会えるんだ」という喜びがわいてきました。

【撮影を通しての感想】

監督は、現場で台詞を追加して、その台詞を他の俳優さんがアドリブで答えるという生の反応を欲しがる方なんだなと思いました。そしてそれをとても楽しんでやられていて、どう転んでも正解ということも分かった上で、すごく絶妙な質問を書かれたり、生きたお芝居を、各々が持っている感性を引き出されるのかなと思いました。現場の雰囲気は、監督が穏やかな方だから、空気としては穏やかな空気でした。監督と何度もご一緒している方々をはじめとして、どんな演出にも答えていける、対応できるような現場でしたね。

【是枝裕和監督から起用に関して/
撮影を通しての感想】

笑顔の本当に素敵な女優さんで、かねてから注目していましたが近作だとガラリとそんな先入観を吹き飛ばすような「そこのみにて光輝く」の演技が圧倒的でした。
今回は、感情を抑えた役で、笑顔は一度だけでしたが、やはり素敵でしたねぇ。

樹木希林

〈柴田 初枝〉役 樹木希林

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【本作出演の意気込み】

是枝作品の中に居るのは これで おしまい
ちょいと ブラブラしすぎる
台本は読みちがえるわ 口は出すわ
悪口は言うわ 都合悪けりゃボケたふりするわ
困ったもんだ。

【本作出演依頼を受けての感想】

75才の私が つくろわずに ズルズルと
人前に出ると こんな姿かな。 朝起きて
あれ? 今日も生きてる。 じゃあ
食べてみるか 歩いてみるか ついでに
意地悪もしてみるか。 困ったもんだ。

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