カンヌ史上最も奇天烈にして、パルムドール最高賞受賞!
第74回カンヌ国際映画祭 [最高賞]パルムドール受賞
  • この映画に身を任せよ。——ポール・トーマス・アンダーソン
  • 完全に独創的。脳がブッ飛んだ ——エドガー・ライト
  • ひどく困惑させ、とてつもなく魅了する。–—Rolling Stone
  • これまでの既存のジェンダー観が破壊される –—Rolling Stone
  • 頭をカチ割られてイく、衝撃と快感。——VARIETY
  • 次に何が出てくるのか予想もつかない怪作!——BBC Culture
  • 完全に革新的。正気ではいられない。–—Rolling Stone
  • 映画の境界線をいとも軽々と超えていく ——BBC Culture
  • 大傑作。崇拝さえしてしまう ——The Playlist
  • 極度の暴力描写と甘美な優しさが絡まりあう ——ABC News
  • アドレナリン出まくり。震えが止まらない ——Vulture
  • 信じられない。気づいたら泣いていた。——The Film Magazine

Introduction

映画史を破壊し、新時代を告げる圧倒的【怪作】遂に解禁。

2018年「万引き家族」、2019年「パラサイト 半地下の家族」、2020年【開催中止】——
そして2021年、すべての価値観が一変した直後の世界で、カンヌ国際映画祭が頂点に選んだのは、突然変異の如く現れた、まさに【怪物】。新時代の申し子と呼ぶべき圧倒的怪作が2022年、遂に日本でもその全貌を明かす!
監督は、鮮烈なるデビュー作「RAW~少女のめざめ~」(16)で、カンヌ国際映画祭フィプレシ(国際映画批評家連盟)賞に輝いたジュリア・デュクルノー。そして本作、長編2作目にしてカンヌの最高賞を奪取するという偉業を成し遂げた。さらに99ノミネート23受賞(22/02/21時点)と世界各国の映画祭・映画賞を席捲!行先不明の映像体験による困惑と驚愕、感動を超えて、新たな時代を生き抜く存在に、あなた自身が生まれ変わる、未知なる108分の旅。

Story

幼い頃、交通事故により頭蓋骨にチタンプレートが埋め込まれたアレクシア。
彼女はそれ以来<車>に対し異常な執着心を抱き、危険な衝動に駆られるようになる。自らの犯した罪により行き場を失った彼女はある日、消防士のヴァンサンと出会う。10年前に息子が行方不明となり、今は孤独に生きる彼に引き取られ、ふたりは奇妙な共同生活を始める。だが、彼女は自らの体にある重大な秘密を抱えていた──

Cast & Staff

ヴァンサン・ランドン(ヴァンサン役)VINCENT LINDON as VINCENT

1959年7月15日生まれ。80年代には多くの映画で助演をつとめた。ジャン=ジャック・ベネックスの「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」(86)、クロード・ソーテ監督「僕と一緒に幾日か」(88)に出演。89年、その年活躍した若手に贈られるジャン・ギャバン賞を受賞。92年には、コリーヌ・セロー監督「女と男の危機」でセザール賞主演男優賞に初めてノミネートされる。2015年に「ティエリー・トグルドーの憂鬱」でセザール賞主演男優賞、カンヌ国際映画祭男優賞を受賞。98年の「パパラッチ」では、脚本も担当した。近年の代表作に、「君を想って海をゆく」(09)、「母の身終い」(12)、「ロダンカミーユと永遠のアトリエ」(17)がある。

アガト・ルセス(アレクシア役)AGATHE ROUSSELLE as ALEXIA

1988年6月14日生まれ。初主演にして、本作が長編映画デビュー作。キャスティング・ディレクターがインスタグラムで発掘した新人である。20代では俳優学校に通っており、2015年には短編映像作品「5 vagues de l ’avenir」(15・未)に出演。女優活動のほか、ジャーナリスト、モデル、写真家として活躍。自身のブランドも立ち上げる。フェミニスト雑誌「Peach」の編集長を務めた経験など、ジェンダーへの造詣も深い。

監督:ジュリア・デュクルノー DIRECTED AND WRITTEN JULIA DUCOURNAU

ラ・フェミス(国立高等映像音響芸術学校)脚本科の卒業。短編映画「Junior」(11・未)がカンヌ国際映画祭の批評家週間に選出されてアンジェで開催されたプレミア部門の観客賞を受賞し、デュクルノーは一躍注目を集めることになった。彼女初の長編映画、「RAW~少女のめざめ~」は2016年のカンヌ批評家週間のコンペティション部門で上映されて衝撃を生み、フィプレシ(国際映画批評家連盟)賞を獲得した。同作品は上映されてさまざまな国際的映画祭(トロント、サンダンス、ジェラールメ、シッチェス)において賞を獲得し、世界中に配給された。デュクルノーは、彼女の2作目の長編映画「TITANE/チタン」で2021年カンヌ国際映画賞の最高賞パルムドールを獲得した。