ABOUT THE MOVIE

ABOUT THE MOVIE

エリセの切実で完璧な帰還。

―VARIETY―

これほどまでに感情的で
圧倒的なラストがあっただろうか。

―Sight and sound―

映画館の暗闇で、
私たちは再びエリセの魔法にかかる

―SCREEN DAILY―

INTRODUCTION

INTRODUCTION

1985年、伝説のミニシアター“シネ・ヴィヴァン・六本木”で記録的な動員を打ち立て社会現象を巻き起こし、今もなおタイムレスな名作として多くの映画ファンの「人生ベスト」に選ばれる『ミツバチのささやき』のビクトル・エリセ監督が、第76回カンヌ国際映画祭で31年ぶりの長編新作を発表。世界が騒然、そして歓喜する声に包まれた。長い沈黙を破り描かれるのは元映画監督と、謎の失踪を遂げたかつての人気俳優ふたりの、記憶をめぐる 【人生】と【映画】の物語。
『ミツバチのささやき』で見出されたアナ・トレントが50年ぶりに同じく“アナ”の名前を持つ女性を演じることも話題となっている。
これまでの不在を微塵も感じさせない詩情豊かに綴られるワンシーン・ワンカット、そしてラストに待ち受ける映画の始まりと未来を繋ぐ、圧倒的映画体験。
ビクトル・エリセのまなざしは今、私たちに向けられる——。
1985年、伝説のミニシアター“シネ・ヴィヴァン・六本木”で記録的な動員を打ち立て社会現象を巻き起こし、今もなおタイムレスな名作として多くの映画ファンの「人生ベスト」に選ばれる『ミツバチのささやき』のビクトル・エリセ監督が、第76回カンヌ国際映画祭で31年ぶりの長編新作を発表。世界が騒然、そして歓喜する声に包まれた。長い沈黙を破り描かれるのは元映画監督と、謎の失踪を遂げたかつての人気俳優ふたりの、記憶をめぐる 【人生】と【映画】の物語。
『ミツバチのささやき』で見出されたアナ・トレントが50年ぶりに同じく“アナ”の名前を持つ女性を演じることも話題となっている。
これまでの不在を微塵も感じさせない詩情豊かに綴られるワンシーン・ワンカット、そしてラストに待ち受ける映画の始まりと未来を繋ぐ、圧倒的映画体験。
ビクトル・エリセのまなざしは今、私たちに向けられる——。

STORY

かつての親友は、
なぜ姿を消したのか——。
未完のフィルムが呼び起こす、
記憶を巡るヒューマンミステリー
映画『別れのまなざし』の撮影中に主演俳優フリオ・アレナスが失踪した。当時、警察は近くの崖に靴が揃えられていたことから投身自殺だと断定するも、結局遺体は上がってこなかった。それから22年、元映画監督でありフリオの親友でもあったミゲルはかつての人気俳優失踪事件の謎を追うTV番組から証言者として出演依頼を受ける。取材協力するミゲルだったが次第にフリオと過ごした青春時代を、そして自らの半生を追想していく。そして番組終了後、一通の思わぬ情報が寄せられた。

「海辺の施設でフリオによく似た男を知っている」——

DIRECTOR

DIRECTOR

ビクトル・エリセ
Víctor Erice
1940年6月30日、バスク自治州ビスカヤ県カランサ生まれ。
マドリード大学で法学・政治学・経済学を学んだ。1960年に国立映画研究所(国立映画学校の前身)に入学、映画の演出を学び、映画批評雑誌「ヌエストロ・シネ」等に映画批評を寄稿する。1961年の『テラスにて』(未)以後、数本の習作短編映画を監督。並行して、『次の秋』(アンチョン・エセイナ、67、木)の脚本執筆参加と助監督の兼任や、『あいまいな八月の夢』(ミゲル・ピカソ、68、未)の脚本執筆に参加する。オムニバス映画『挑戦』(69、DVD発売のみ)の第三話の監督を担当し、商業映画監督としてデビューする。
その後長編第1作『ミツバチのささやき』(73)を発表、国内外で高い評価を受けた。しかし長編第2作「エル・スール」(83)を発するまで、約10年間映画作りから遠ざかっていた。同作は製作トラブルによって当初予定されていた後半部分の撮影が実現しなかったが、現行版は充分に完成された傑作との評価を確立している。『エル・スール』に次いで、またしてもおよそ10年の空白期間を経た後に、画家アントニオ・ロぺス=ガルシアの制作風景に迫った半記録映画『マルメロの陽光』(92) を発表。同作は第45回カンヌ国際映画祭審査員賞・国際映画批評家連盟賞を受賞した。長編作品は『マルメロの陽光』以来、本作『瞳をとじて』公開までに31年もの時を経て第4作目となる。
『マルメロの陽光』以後、オムニバス映画『10ミニッツ・オールダー』(02)内の一篇『ライフライン』、『ラ・モルト・ルージュ』(06)、 オムニバス映画『3.11 A SENSE OF HOME FILMS』(12) 中の『アナ三分間』、オムニバス映画『ポルトガル、ここに誕生す〜ギマランイス歴史地区』(12)の一遍『割れたガラス』を発表。いずれも短編映画である。2006年にはバルセロナ現代文化センターやパリのポンピドゥー・センターで、イラン人映画作家アッバス・キアロスタミとの共同インスタレーション(ヴィデオ往復書備)を発表した。
エリセは溝口健二監督のスペインにおいて初となる長文論考を執筆・出版するほどに溝口を敬愛しており2006年には溝口没後50年のシンポジウムに参加した。また2011年には東日本大震災を受け制作された『3.11 A SENSE OF HOME FILMS』にも参加し一篇を担当する。これまでに5度の来日実績があるほどに日本とは特に深い関係性を築いている。

CAST

マノロ・ソロ
マノロ・ソロ
Manolo Solo
1964年、スペイン・アルヘシラス生まれ。1989年から舞台デビューし、テレビ出演を重ねた後、2002年公開のドラマ『Cuando todo esté en orden』で長編映画デビュー。『パンズ・ラビリンス』(06)、『マーシュランド』(14)、『静かなる復讐』(16)『コンペティション』(21)ほか出演。
ホセ・コロナド
ホセ・コロナド
José Coronado
1957年、スペイン・マドリード生まれ。カルロス・サウラ監督作『ゴヤ』(99)でゴヤ賞助演男優賞に初ノミネートされた。 2011年には『悪人に平穏なし』の演技でゴヤ賞主演男優賞を受賞。その他出演作に『ボーイ・ミッシング』(16)、『ウェイ・ダウン』(21)など
アナ・トレント
アナ・トレント
Ana Torrent
1966年、スペイン・マドリード生まれ。ビクトル・エリセの長編デビュー作『ミツバチのささやき』に当時5歳で主演に抜擢。フランケンシュタインの存在を信じ、心を奪われた純真無垢な少女アナ役を演じ世界から絶賛を受けた。日本でも85年の初公開当時にはその可憐さと自然な演技で一世を風靡、今でも映画における少女像のアイコンとして多くの映画ファンの記憶に残り続けている。その後カルロス・サウラの『カラスの飼育』(75)ではその少女性を逆手に強烈な印象を残した。 そして今作では『ミツバチのささやき』から50年ぶりに再び“アナ”役を演じる。
瞳をとじて
配給:ギャガ / 原題:Cerrar los ojos  英題:Close your
Eyes / 2023年/ スペイン / カラー /ビスタ / 4K / 5.1chデジタル
/ 169分 / 字幕翻訳:原田りえ
© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus
Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.