1946年、アメリカ、ニューヨーク州生まれ。自身で脚本を手掛けた『ロッキー』(76)で主役を演じて以来、俳優・脚本家・監督として、世界にその名を轟かす。大ヒットを記録し、アカデミー賞®作品賞を受賞した『ロッキー』はシリーズ化され、5作の続編が製作される。最終章の『ロッキー・ザ・ファイナル』(06)は多くの観客を動員した上に評価も高く、スタローンはスターの座を不動のものとする。2015年、『クリード チャンプを継ぐ男』で再びロッキー役を演じ、アカデミー賞®にノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞を受賞する。続く『クリード 炎の宿敵』(18)にも出演。
『ロッキー』と並んでスタローンの代名詞である『ランボー』(82)もシリーズ化され、『ランボー/怒りの脱出』(85)、『ランボー3/怒りのアフガン』(88)、脚本と監督も務めた『ランボー 最後の戦場』(08)に出演。
その後、『エクスペンダブルズ』(10)を発表、出演・脚本・監督の三役をこなし、ジェイソン・ステイサム、ミッキー・ローク、ジェット・リー、ブルース・ウィリスやアーノルド・シュワルツェネッガーなどアクションスターの夢の共演を実現させ、「50年間、興行収入1位に輝き続けた唯一の俳優」となる。続く『エクスペンダブルズ2』(12)は前作の出演者に加えて、リアム・ヘムズワース、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、チャック・ノリスらも出演。『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(14)には、新たにメル・ギブソン、ハリソン・フォード、アントニオ・バンデラスらビッグ・ネームが出演する。
他に出演・脚本・監督の三役を担ったのは、『パラダイス・アレイ』(78)と『ロッキー2』(79)。共同執筆・監督・製作を担当したのは『ステイン・アライブ』(83)。
パス・ベガ
(カルメン)
1976年、スペイン、セビリア生まれ。ニコール・キッドマン、ティム・ロス共演の『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』(14)のマリア・カラス役で知られる。さらに、ペドロ・アルモドバル監督の『トーク・トゥ・ハー』(02)と『アイム・ソー・エキサイテッド!』(13)、モーガン・フリーマン共演の『素敵な人生のはじめ方』(06)、サミュエル・L・ジャクソン、スカーレット・ヨハンソン共演の『ザ・スピリット』(08)、コリン・ファレル共演の『戦場カメラマン 真実の証明』(09)、サラ・ジェシカ・パーカー共演の『ローマ発、しあわせ行き』(15)、アントニオ・バンデラス共演の『ベンジェンス -復讐の自省録-』(17)などに出演。新作はリー・タマホリ監督の『Emperor(原題)』。
セルヒオ・ペリス=メンチェータ
(ウーゴ・マルティネス)
1975年、スペイン生まれ。ヘレン・ミレン主演の『ラブ・ランチ 欲望のナイトクラブ』(10)でハリウッドに進出し、続けて大ヒット作『バイオハザードIV アフターライフ』(10)に出演し、その名を広く知られる。現在、ジョン・シングルトン企画・製作総指揮のTVシリーズ「スノーフォール」(17~)に出演中。主な出演作は、モニカ・ベルッチ共演の『スパイ・バウンド』(04)、『朝食、昼食、そして夕食』(10)、『サンダー・ソード 聖杯と暗黒魔王の騎士団』(11・未)、TVシリーズ「イサベル ~波乱のスペイン女王~」(12~14)、「海のカテドラル」(18)、アネット・べニング、オスカー・アイザック、アントニオ・バンデラス共演の『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』(18)など。
アドリアナ・バラーサ
(マリア・ベルトラン)
1956年、メキシコ、トルーカ生まれ。ラテン系の映画やTVシリーズで最も成功している女優の一人。2018年、ラテンアメリカ版フォーブス誌の「最も影響力のあるラテン映画女優」と「史上最も力強いラテン系アメリカ人俳優100名」の一人に選出される。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『アモーレス・ぺロス』(00)で国際的に知られる。その後、ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナルら共演の『バベル』(06)で再びイニャリトゥ監督とタッグを組み、アカデミー賞®にノミネートされる。主な出演作は、大ヒット作『マイティ・ソー』(11)、『Cake ケーキ~悲しみが通り過ぎるまで~』(14)、『チリ33人 希望の軌跡』(15)など。
イヴェット・モンレアル
(ガブリエラ)
1992年、アメリカ、ロサンゼルス生まれ。ロバート・ロドリゲスも監督に名を連ねるTVシリーズ「Matador(原題)」(14)、「フェイキング・イット ~噂のカップル!?~」(14~16)、「フォスター家の事情」(15~17)、『ローライダー ~絆をつなぐ改造車~』(16)などに出演。今後の活躍が期待される新進女優で、DCコミックスの人気女性ヒーロー、スターガールを主人公とする話題のTVシリーズ「Stargirl(原題)」(20)にも出演する。
オスカル・ハエナダ
(ビクトル・マルティネス)
1975年、スペイン、バルセロナ生まれ。大ヒットシリーズ『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』(11)に出演し、国際的にその名を知られる。また、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『チェ 39歳 別れの手紙』(08)の演技も高く評価される。主な出演作は、ジム・ジャームッシュ監督の『リミッツ・オブ・コントロール』(09)、クリス・エヴァンス共演の『ルーザーズ』(10)、ブレイク・ライヴリー共演、ジャウマ・コレット=セラ監督の『ロスト・バケーション』(16)、ロバート・デ・ニーロ共演の『ハンズ・オブ・ストーン』(16)、『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』(18)など。新作は、トム・ホランド、マッツ・ミケルセン共演の『Chaos Walking(原題)』(21)。