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イントロダクション

初めての恋におちた2人が、激動の時代に翻弄され、出会いと別れを繰り返す——

40年の歳月が教えてくれた愛の真実を描くヒューマン・ラブストーリー

イタリアで公開されるや大ヒットを記録し、SNSに「2度泣いた」「魅惑的な美しさに完全に夢中」「信じられないほど感動」など激賞コメントが駆け巡った話題の逸品。
主人公は、「宝石ジェンマ」という名前の通り美しく輝くジェンマと、彼女の初恋の相手であるパオロ。2人が16歳で出会った1982年から2022年まで、激動の時代に翻弄され出会いと別れを繰り返す日々が描かれる。見つめるだけで息が止まった幼い恋、大人の都合で離ればなれにされた切ない時間、まさかの親友の裏切り、身を引き裂く別れ、涙の再会の思いもしなかった行方──40年の歳月が教えてくれた愛の真実とは──?
監督は『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノ。イタリアとハリウッドを行き来して培った手腕で、ローマとナポリの絶景を舞台に、愛と人生の謎を解き明かすダイナミックなヒューマンドラマを織り上げた。観る者の懐かしい記憶を呼び覚ます音楽は、『ライフ・イズ・ビューティフル』でアカデミー賞🄬を受賞したニコラ・ピオヴァーニ。
イタリアの映画評論家が、「巨匠エットーレ・スコラ監督の不朽の名作『あんなに愛しあったのに』へのオマージュ」と絶賛。愛の奇跡を信じさせてくれる、ラブストーリーの新たな傑作が誕生した!

ストーリー

1982年ローマ、16歳のジェンマは同級生のパオロと恋におちる。彼の親友のジュリオとリッカルドと共に、弾けるような青春の時を過ごしていた。ところが突然、母親を亡くしたジェンマは、ナポリの伯母の家に引き取られる。1989年、教師、俳優、弁護士と、社会への一歩を踏み出した3人の男たちは、別人のように変わってしまったジェンマと再会する──。

プロダクションノート

スタッフ

ガブリエレ・ムッチーノ

監督・脚本 ガブリエレ・ムッチーノ Gabriele Muccino

1967年5月20日、イタリア・ローマ出身。
ボランティアで監督助手を務めたことから映画製作に興味を持ち、Rome’s Experimental Cinematography Instituteで演出と脚本を学ぶ。長編監督デビュー作の『Ecco Fatto(原題)』(98)で、イタリア版アカデミー賞であるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞やイタリア映画批評家協会賞の新人賞にノミネート、トリノ国際映画祭(新人映画)の最優秀作品賞を受賞。続く『Come Te Nessuno Mai(原題)』(99)でもブリュッセル国際映画祭、ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭など数々の映画祭で受賞。01年の『最後のキス』(未)でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の監督賞と脚本賞、サンダンス映画祭の観客賞を受賞し、国際的な注目を集める。続いてモニカ・ベルッチ主演の『リメンバー・ミー』(03)でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の作品賞、監督賞、脚本賞を受賞しイタリアを代表する名匠となったムッチーノは、ウィル・スミスと実の息子のジェイデン・クリストファー・サイア・スミスの共演で話題を呼んだ大ヒット作『幸せのちから』(06)でハリウッドに進出。その他の監督作に、再びウィル・スミスと組んだ『7つの贈り物』(08)、『最後のキス』の続編となる『もう一度キスを』(10)、ジェラルド・バトラー、ジェシカ・ビール、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、ユマ・サーマンなど豪華キャスト出演の『スマイル、アゲイン』(13)、ラッセル・クロウ、アマンダ・セイフライド出演『パパが遺した物語』(15)、本国イタリアで大ヒットを記録した『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』(18)などがある。

  • 脚本 パオロ・コステッラ PAOLO COSTELLA

    1964年2月19日、イタリア・ジェノヴァ出身。
    ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の作品賞・脚本賞に輝き、<史上最もリメイクされた映画>としてギネス記録にも認定された『おとなの事情』(16)の脚本を手掛ける。
    監督作に、『A Christmas Wedding(英題)』(10・未)、『Marriages(英題)』(22・未)、その他の脚本作品に『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』(18)などがある。

  • 撮影監督 エロワ・モリ ELOI MOLI

    1978年、スペイン・バルセロナ出身。
    CMやミュージックビデオ、TVドラマ、ショートフィルムなど幅広いジャンルで活躍する撮影監督。
    主な映画に『Finding Sofia(原題)』(16・未)、『The Black That Follows(原題)』(16・未)、日本の太鼓の世界に迫ったドキュメンタリー『Taikofilm: Healing Beats(原題)』(19・未)、『ホステル ネクスト・レベル』(19)などがある。

  • 編集 クラウディオ・ディ・マウロ CLAUDIO DI MAURO

    1953年9月3日
    ガブリエレ・ムッチーノ監督『最後のキス』(01・未)でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞編集賞を受賞。
    その他の作品に、マルコ・リージ監督作『永遠のマリー』(89)、ジュリオ・バーゼ監督『クラック』(91)、ミケランジェロ・アントニオーニ監督『愛のめぐりあい』(95)、ガブリエレ・ムッチーノ監督作『リメンバー・ミー』(03)、ダニエーレ・ルケッティ監督『ワン・モア・ライフ』(19)などがある。

  • 音楽 ニコラ・ピオヴァーニ NICOLA PIOVANI

    1946年5月26日、イタリア・ローマ出身
    97年、ロベルト・ベニーニ監督「ライフ・イズ・ビューティフル」で作曲を担当し、アカデミー賞作曲賞を受賞。その他の作品に、ジャン・レノ主演『三ツ星レストランの舞台裏へようこそ』(12)、アダム・ドライバー主演『ハングリー・ハーツ』(14)、ロベルト・アンド監督『修道士は沈黙する』(16)、ガブリエレ・ムッチーノ監督『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』(18)、アカデミー賞国際長編映画賞イタリア代表作品に選出された『シチリアーノ 裏切りの美学』(19)などがある。

  • 衣装 パトリツィア・チェリコーニ PATRIZIA CHERICONI

    主な作品に、アカデミー賞外国語映画賞イタリア代表作品にも選出された『僕は怖くない』(03)、
    ガブリエレ・サルヴァトレス監督『ゴッド・オブ・バイオレンス シベリアの狼たち』(13)、
    ドナート・カッリージ監督『霧の中の少女』(17)、イタリアのファンタジースーパーヒーロー映画『インビジブル・ユース ニュージェネレーション』(18)などがある。

  • 美術監督 トニーノ・ゼラ TONINO ZERA

    1957年9月14日、イタリア・ヴィッラ・サント・ステーファノ出身
    主な作品に、ジュゼッペ・トルナトーレ監督『題名のない子守歌』(06)、『歓びのトスカーナ』(16)、『霧の中の少女』(17)、『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』(18)、『帰ってきたムッソリーニ』(18)、シモーネ・ゴダノ監督『泣いたり笑ったり』(19)、マッテオ・ロヴェーレ監督『ザ・グレイテスト・キング』(19)などがある。

キャスト

  • ピエルフランチェスコ・ファビーノ

    ピエルフランチェスコ・ファビーノ as ジュリオ

    1969年8月24日、イタリア・ローマ出身
    国内のみならずインターナショナルで活躍するベテラン俳優。主な出演作品に、ジュゼッペ・トルナトーレ監督『題名のない子守歌』(06)、ショーン・レヴィ監督『ナイトミユージアム』(06)、ロン・ハワード監督『天使と悪魔』(09)、『ラッシュ/プライドと友情』(13)、ブラッド・ピット主演『ワールド・ウォーZ』(13)、『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』(18)、『シチリアーノ 裏切りの美学』(19)などがある。

  • ミカエラ・ラマツォッティ

    ミカエラ・ラマツォッティ as ジェンマ

    1979年1月17日、イタリア・ローマ出身
    99年、マッシモ・マルテッラ監督『La prima volta』(原題)で映画デビュー。
    10年、パオロ・ヴィルズィ監督『はじめての大切なもの』でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞最優秀女優賞を受賞。本作でも同賞にノミネートを果たす。その他の出演作に、パオロ・ヴィルズィ監督『見わたすかぎり人生』(08)、『歓びのトスカーナ』(16)、ジャンニ・アメリオ監督『ナポリの隣人』(17)、ロベルト・アンド監督『盗まれたカラヴァッジョ』(18)などがある。

  • キム・ロッシ・スチュアート

    キム・ロッシ・スチュアート as パオロ

    1969年10月31日、イタリア・ローマ出身
    主な出演作に、ジャンニ・アメリオ監督『家の鍵』(04)、ダニエーレ・ルケッティ監督『ハッピー・イヤーズ』(13)、フランチェスカ・アルキブージ監督『ハートの問題』(09)、などがある。

  • クラウディオ・サンタマリア

    クラウディオ・サンタマリア as リカルド

    1974年7月22日、イタリア・ローマ出身
    1998年より映画界で活動を始め、01年のガブリエレ・ムッチーノ監督作『最後のキス』(未)で最初のブレークを果たす。以降数々の作品で主要キャストを務め、05年には『野良犬たちの掟』(未/ミケーレ・プラチド監督)でイタリアの著名な映画賞であるシルバー・リボン賞主演男優賞を受賞。『デス・サイト』(04・未/ダリオ・アルジェント監督)や、『007 カジノ・ロワイヤル』(06/マーティン・キャンベル監督)、『緑はよみがえる』(14/エルマンノ・オルミ監督)など、イタリア映画はもちろんインターナショナル作品においても、喜劇的な役からドラマティックな役まで幅広く演じる。またクリスチャン・ベールのイタリア語吹替も担当しており、イタリア語版『バットマン ビギンズ』(05)、『ダークナイト』(08)、『ダークナイト ライジング』(12)、そして『LEGO®ムービー』(14)でバットマンの声を演じている。

  • ニコレッタ・ロマノフ as マルゲリータ

    1979年5月14日、イタリア・ローマ出身
    03年ガブリエレ・ムッチーノ監督『リメンバー・ミー』で映画デビューを果たす。
    その後、07年ロマンチックコメディ『Cardiofitness』で主演、大ヒットしたカルロ・ヴェルドーネ監督『A Flat for Three』(12)などにも出演。

  • アルマ・ノース as ジェンマ(若いころ)

    ステファノ・ミラ監督『グラディエーターズ』(10年)、ダリオ・アルジェント監督『ドラキュラ3D』(11年)、大人気マーベルコミックの映画『アベンジャーズ2 エイジ・オブ・ウルトロン』(14年)などに出演。

クレジット

STAFF 監督・脚本 ガブリエレ・ムッチーノ 脚本 パオロ・コステッラ 撮影監督 エロワ・モリ 編集 クラウディオ・ディ・マウロ 音楽(オリジナルソング) ニコラ・ピオヴァーニ 衣装 パトリツィア・チェリコーニ 美術監督 トニーノ・ゼラ サウンド・エンジニア マリオ・イアコーネ プロデューサー マルコ・ベラルディ CAST ギュリオ役 ピエルフランチェスコ・ファビーノ ジェンマ役 ミカエラ・ラマツォッティ バオラ役 キム・ロッシ・スチュアート リカルド役 クラウディオ・サンタマリア

12.30 Fri TOHOシネマズ シャンテ他 全国順次公開

監督:ガブリエレ・ムッチーノ『幸せのちから』音楽:ニコラ・ピオヴァーニ『ライフ・イズ・ビューティフル』 出演:ピエルフランチェスコ・ファビーノ、ミカエラ・ラマツォッティ、キム・ロッシ・スチュアート、クラウディオ・サンタマリア