
FLORENCE FOSTER JENKINS
フローレンス・フォスター・ジェンキンス
1868年誕生。音楽家の夢を家族に反対され85年駆け落ち。苦労を重ね02年離婚。09年シンクレアと出会う。
莫大な相続財産をNY音楽界に投じ、自身は絶世のオンチながら歌手を目指し、
76歳でカーネギーホールを満席に。その1ヵ月後死去。
©The Granger Collection/amanaimages
1868年 |
0歳 |
ペンシルヴェニアで裕福な家庭に生まれる
(父チャールズ・フォスターは、弁護士で銀行取締役もつとめる州議会議員)
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1876年 |
8歳 |
8歳にしてピアニストとして初のコンサートを開く
音楽の天才児とみなされ、ホワイトハウスに呼ばれ歌い、
ゼンガーフェスト(毎年恒例巨大コンサート)にソロで出演するなど注目を集める
音楽家を目指すが父の猛反対にあう
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1885年 |
17歳 |
フランク・ジェンキンス(年上医師)とフィラデルフィアへ駆け落ちし、
17歳で結婚(父からの援助を絶たれる)
夫に梅毒をうつされる(当時は死に至る病気で、水銀やヒ素投与の治療により、
髪が抜けるなど副作用もひどかった)
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1902年 |
34歳 |
フランク・ジェンキンスと離婚
音楽教師やピアノ奏者として生計を立てたが、腕に負った傷のせいで
ピアニストとしての成功は難しかった
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1907年 |
39歳 |
貧困状態で負債未払いで訴えられる
父に探し出され、音楽家になることを諦めることを条件に親元へと帰ることに
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1909年 |
41歳 |
シンクレア・ベイフィールドと出会い、数ヶ月で事実婚に至る
父チャールズ・フォスター死去、莫大な遺産を相続
母と共にNYへ渡り、お互い別の高級ホテルに住み、社交界に参入
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1912年 |
43歳 |
歌のレッスンを受け、初めて公の場で歌手としてデビュー |
1917年 |
48歳 |
ヴェルディ・クラブを創設
元夫フランク・ジェンキンス死去
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1922年 |
53歳 |
ヴェルディ・クラブの音楽会や海軍のためのガラ・ナイトで歌う
*この頃から数多くのリサイタルなどに参加。舞台で歌う。
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1930年 |
61歳 |
コズメ・マクムーンを伴奏者として雇い、ホテルのスイートルームで
毎週音楽の夕べを始める
母メアリー・フォスター死去、さらに莫大な遺産を相続する
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1938年 |
69歳 |
NYのラジオ局で毎週日曜午後リサイタル番組を開始(5ヶ月続く) |
1944年 |
76歳 |
10月25日 76歳にして、カーネギーホールの舞台に立つ
*チケットは2時間で完売。観客の中には、作詞・作曲家のコール・ポーターや
ソプラノ歌手リリー・ポンス、ジプシー・ローズ・リー、作曲家のジャン=カルロ=
メノッティ、女優タルラ・バンクヘッドらがいたと言われている
10月30日 音楽店来店中に心臓発作を起こす
11月26日 NYホテル・シーモアで死去
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メリル・ストリープ
(フローレンス・フォスター・ジェンキンス)
MERYL STREEP (Florence Foster Jenkins)
1949年、アメリカ、ニュージャージー州生まれ。アカデミー賞®に19回ノミネートされ、そのうち『クレイマー、クレイマー』(79)、『ソフィーの選択』(82)、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(11)で3度受賞、今後も記録を更新し続けると全世界の映画ファンから信じられている、ハリウッドの生ける伝説。
1977年、『ジュリア』で映画デビュー。2作目のロバート・デ・ニーロ共演の『ディア・ハンター』(78)でいきなりアカデミー賞®に初ノミネートされ、以来賞レースの常連となる。デ・ニーロとは『恋におちて』(84)でも共演している。1980年代は、『フランス軍中尉の女』(81)、『シルクウッド』(83)、『愛と哀しみの果て』(85)、『黄昏に燃えて』(87)などシリアスなドラマを中心に出演、その後は『永遠(とわ)に美しく…』(92)などでコメディのセンスも発揮する。さらに世界的大ベストセラーを映画化したクリント・イーストウッド監督・主演の『マディソン郡の橋』(95)で人気を不動のものとし、スティーヴン・ダルドリー監督の『めぐりあう時間たち』(02)で批評家からも高く評価される。大ヒット作『プラダを着た悪魔』(06)では、まさに悪魔のような上司を演じて圧倒的なインパクトを残す。世界的大ヒットミュージカルを映画化した『マンマ・ミーア!』(08)では一転、素晴らしい歌声を披露する。年齢を重ねるなかで次々と新たな顔を見せ、観客を魅了し続けている。
その他の主な出演作は、『ハリウッドにくちづけ』(90)、『母の眠り』(98)、『ミュージック・オブ・ハート』(99)、『ダウト ~あるカトリック学校で〜』(08)、『31年目の夫婦げんか』(12)、『8月の家族たち』(13)、『イントゥ・ザ・ウッズ』(14)など。
最新作は、ロブ・マーシャル監督の『Mary Poppins Returns』(18)。
ヒュー・グラント (シンクレア・ベイフィールド)
HUGH GRANT (St. Clair Bayfield)
1960年、イギリス、ロンドン生まれ。オックスフォード大学卒業後、『オックスフォード・ラヴ』(82・未)で映画デビュー。日本でも大ヒットを記録した『モーリス』(87)で、ヴェネチア国際映画祭男優賞を獲得し注目される。続いて、アンソニー・ホプキンス共演の『青い夜明け』(88)、ケン・ラッセル監督の『白蛇伝説』(88)、ロマン・ポランスキー監督の『赤い航路』(92)、ジェームズ・アイヴォリー監督の『日の名残り』(93)などに出演する。
最初に全世界で爆発的な人気を得たのは、マイク・ニューウェル監督の『フォー・ウェディング』(94)で、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞と英国アカデミー賞主演男優賞を受賞する。その後も、ジュリア・ロバーツ共演の『ノッティングヒルの恋人』(99)と『アバウト・ア・ボーイ』(02)でゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、“ロマコメの帝王”と愛されると共に、人気・実力共にハリウッドのトップスターとなる。近年では、『クラウド アトラス』(12)や『コードネーム U.N.C.L.E.』(15)などで、新たな一面も見せている。
その他の主な出演作は、『おいしい生活』(00)、『ブリジット・ジョーンズの日記』(01)とその続編(04)、『ラブ・アクチュアリー』(03)、『ラブソングができるまで』(07)、『Re:LIFE~リライフ』(14)など。
サイモン・ヘルバーグ (コズメ・マクムーン)
SIMON HELBERG (Cosme Mcmoon)
1980年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。大ヒットTVシリーズ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」(07~16)で、主人公の仲良しオタク男子4人組の一人を演じて人気を得る。TVアニメ「カンフー・パンダ ザ・シリーズ」(11~16)のビアン・ザオ、「トムとジェリー ショー」(14)のナポレオンの声でも知られる。その他の出演作は、『シンデレラ・ストーリー』(04・未)、TVシリーズ「Joey ジョーイ」(04~06)、ジョージ・クルーニー監督の『グッドナイト&グッドラック』(05)、ダイアン・キートン共演の『ママ男』(07・未)、コーエン兄弟監督の『シリアスマン』(09)など。
レベッカ・ファーガソン (キャサリン)
REBECCA FERGUSON (Kathleen)
1983年、スウェーデン、ストックホルム生まれ。15歳の時にTVシリーズ「Nya Tider」(99~00)でデビュー。その後、『アンチーブまでの片道』(11・未)で注目される。続く『跪く女』(13・未)でも評価され、ドウェイン・ジョンソン共演の『ヘラクレス』(14)で印象を残す。さらに、トム・クルーズ主演の大ヒットシリーズ第5弾『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(15)の謎のスパイ役に抜擢され、見事なアクションを披露し、一躍その名を世界に知られる。新作にも、ライアン・レイノルズ共演の『Life』(17)、マイケル・ファスベンダー共演の『The Snowman』(17)など注目作が控える。
ニナ・アリアンダ (アグネス・スターク)
NINA ARIANDA (Agnes Stark)
1984年、アメリカ、ニューヨーク州生まれ。ブロードウェイの舞台を中心に活躍し、トニー賞に輝く。主な映画出演作は、ベン・スティラー共演の『ペントハウス』(11)、ウディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ』(11)、ポール・ジアマッティ共演の『WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々』(11)、『ハイヤー・グラウンド』(11・未)など。TVシリーズでも、トニ・コレット主演の「HOSTAGES ホステージ」(13)、マッツ・ミケルセンがレクター博士を演じる「ハンニバル3」(15)など話題作に出演している。