レイジング・ファイア

12.24 FRI TOHOシネマズ日比谷他 全国公開
ラスト15分、アクション映画史上最も苛烈で壮絶な死闘が勃発!
正義の怒りに燃える警察
復習の怒りに燃える狂獣

中国で4週連続NO.1! 220億円突破の大ヒット!

香港アクション映画界の巨匠ベニー・チャン遺作
アジアからハリウッドまでを制する最強のアクション・アーティスト トニー・イェン最新作!!
正義に燃える景観 vs 復習に燃える元景観 怒りの炎が激突するアクション・エンターテイメント!!

INTRODUCTION

すべての悪を憎むチョン警部が、何年も追い続けた極悪犯ウォンの薬物取引に、遂に踏み込む日がやって来た。ところが、直前になってチョンのチームは作戦から外され、警察の動きを熟知した何者かが、捜査官たちをウォンの一味もろとも惨殺しブツを奪う。やがて捜査線上に、驚愕の容疑者が浮かび上がる。元エリート警察官で、チョンを師のように慕っていたンゴウと彼の元部下たちだ。遡ること4年前、チョンとンゴウを永遠に引き裂く事件が起きていた。その時、生まれたンゴウの闇より深い復讐心が、さらに恐るべき計画を企てていた──。
『イップ・マン』シリーズで誰にも超えられない伝説を打ち立て、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』、『トリプルX:再起動』、『ムーラン』とハリウッドでも唯一無二の存在感を示し、遂にキアヌ・リーヴスの大人気シリーズ『ジョン・ウィック』の最新作にも出演するドニー・イェンの最新主演作が完成した!
今や全世界のアクション俳優のメンターとなったドニー・イェンとW主演を果たすのは、『ジェネックス・コップ』、『インビジブル・ターゲット』などでパワーみなぎるアクションを披露し、『孫文の義士団』や『密告・者』で数々の演技賞にも輝くニコラス・ツェー。ミュージシャンとしても活躍するニコラスが本作の主題歌の作曲を手掛け、そのミュージックビデオでピアノを弾くドニーと共演しているのも話題だ。
ドニー・イェンの信頼厚き盟友で、『るろうに剣心』シリーズなどでアクションの限界値を突破し続ける谷垣健治が、スタント・コーディネーターを担当。監督は、ジャッキー・チェン主演の『香港国際警察/NEWPOLICE STORY』や『新少林寺 SHAOLIN』、『レクイエム 最後の銃弾』など数多くの大ヒット作を放ち、ポリス・アクションを極め、さらにサスペンスとヒューマン・ドラマを融合する名手としても知られるベニー・チャン。2020年に58歳で惜しまれながら他界し、本作が遺作にして集大成となった。
1対多勢の肉弾戦、スリリングなナイフバトル、巨大カントン・ロードでのカーチェイスと銃撃戦に爆発、撮影に2週間かけたというクライマックスを飾る迫真の一騎打ちが、正義と悪、宿命と運命の一大ドラマとなって燃え上がり、闘う男たちの強さと切なさを映し出すアクション・エンターテイメント!

story

今夜のデカいヤマを前に、東九龍警察本部のチョン警部(ドニー・イェン)は気を引き締めていた。何年も追ってきた凶悪犯のウォン・クワンが、ベトナムマフィアと大量の薬物を取引する現場に踏み込むのだ。出動まで待機するチョンに、上司から呼び出しの電話が入る。数日前に逮捕した若者が、有力者の息子で示談も成立したから調書を書き直せというのだ。どんな悪も許さないチョンは、断固としてはねのけるのだった。
本部に戻ったチョンは愕然とする。上からの嫌がらせで、チョンが率いるチームが出動から外されていた。チョンとは兄弟同然のイウ警部のチームが、取引場所へと向かう。ところが、不気味な仮面をつけた5人のグループが、ベトナムマフィアとウォンを殺して薬物を奪い、駆けつけた刑事たちも襲撃する。瀕死のイウに向かって男たちは仮面を取り、リーダーらしき男が「久しぶりだな」と不敵に笑う。彼の名前はンゴウ(ニコラス・ツェー)、チョンを慕っていた元エリート警官で、他の4人は当時の彼の部下だった。

情報課から場所を聞き出したチョンが到着した時には既に犯人の姿はなく、イウは無残な死体となって転がっていた。ウォンのブツがどこに流れたか、チョンのチームの執念の捜査が始まり、ンゴウから買い上げたマンクワイの所持が判明する。元受刑者で偽装移民を手下にするイカレた男だ。チョンはマンクワイのアジトに乗り込み、連行しようとするが拒絶され大乱闘となる。あと1歩のところまで追い詰めたチョンの目の前で、マンクワイはンゴウの部下が運転する車でひき殺される。

チョンとンゴウの間に、いったい何があったのか?
あれは4年前のことだった。大手銀行の会長フォック氏が誘拐され、機密の重要事件として副総監の指揮のもと、チョンとンゴウが捜査を担当する。容疑者としてウェンとホーが浮上、ンゴウは早々にホーの身柄を確保し、副総監から「どんな手を使ってもいい」と命じられ、部下と共にホーに激しい暴行を加え、人質の居場所を聞き出す。だが、反撃に出たホーを止めようとして殺してしまう。そこへチョンが駆けつけ、「俺たちは警官だぞ!」と止めるが、すでに手遅れだった。裁判が開かれるが、副総監はンゴウへの指示を否定し、罪は罪、たとえ仲間のためにも嘘のつけないチョンは暴行を目撃したと認める。ンゴウと部下たちはムショに入り、輝かしい未来も家族や婚約者さえも失ってしまったのだ。
自分を救ってくれた警官を見殺しにしたフォック会長、部下を切り捨てた副総監、そして仲間を見捨てたチョンへの復讐劇の壮大なクライマックスへと突入するンゴウ。何があっても正義を貫こうとするチョンとの闘いの行方は──?