行きはマラソン
帰りは戦
豪華スターキャスト×アカデミー賞(R)スタッフが贈る 史実に基づく幕末エンタテインメント

『サムライマラソン』

絶賛公開中

INTRODUCTION

  • 日本史上初のマラソンは、江戸時代に開催された! しかも、行きは確かにマラソンだったのに、帰りは“戦”に変わっていた!?

    侍の時代が終わりを告げようとしていた1855年の幕末。現在の群馬県安中市にあった安中藩の主・板倉勝明が藩士を鍛えるために日本史上初のマラソンといわれる大会〈安政遠足〉を開催したという史実をもとに、「超高速!参勤交代」の土橋章宏がイマジネーション豊かに書き上げた小説の映画化が実現した。

    この斬新かつドラマティックな物語を世界へ発信しようと一大プロジェクトを立ち上げたのが、『ラストエンペラー』でアカデミー賞®を受賞し、『十三人の刺客』など日本映画の製作にも携わる名プロデューサー、ジェレミー・トーマス。彼の掛け声のもと、佐藤健、小松菜奈、森山未來、染谷将太、青木崇高、竹中直人、豊川悦司、長谷川博己ら、ずらりと並ぶ名前を見るだけで、期待と興奮が止まらない、今の日本映画界を背負って立つ超豪華キャストが集結した!

    監督には、ハリウッド、イギリス、ドイツと世界をまたにかけて活躍する、『不滅の恋/ベートーヴェン』のバーナード・ローズ、音楽は『めぐりあう時間たち』でアカデミー賞®にノミネートされたフィリップ・グラス、衣装は『乱』で同賞を獲得し、アジアの大作を手掛け続けるワダエミ。第一線を走り続けるスタッフがその華々しい才能を注ぎこみ、スポーツ、アクション、サスペンス、ヒューマンドラマがふんだんに盛り込まれた、全く新しい幕末エンタテインメントを誕生させた。

  • 時は江戸時代、幕末。国を守るために鎖国してきた日本は今、アメリカ政府の使者ペリーに開国を迫られて揺れていた。そんな幕府に不満を抱く安中藩主・板倉勝明は、藩士を鍛えるために十五里(約58km)の道を走らせる遠足を開催する。優勝者の望みは何でも叶えられると聞き、「姫と結婚したい」「身分を上げたい」「もう一花咲かせたい」など、それぞれの願いを胸にスタートを切った侍たち。だが、大会の裏では恐るべき陰謀が進められていた。幕府の大老が遠足を“謀反の動き”と見て、勝明暗殺の刺客を放ったのだ。そして、大会出場者の中にただ一人、この計画に気づいた男がいた。彼の名は唐沢甚内、幕府の命令で藩をスパイする“忍び”だ。長い潜入生活で、彼にはこの地に愛する妻も子もいた。「幕府か、藩か」―愛と忠誠心に揺れ動くなか、甚内は仲間たちに危機を告げ、共に戦うために走ることを決意する―。

    勝てばどんな望みも叶えられるという夢のような大会が、江戸幕府の陰謀によって、いつのまにか藩の存亡をかけた戦いへと変貌していく。険しく神秘的な山道を爆走しながら、馬、刀、拳銃が飛び交うリアルなアクションシーンを捉えた撮影監督は、『るろうに剣心』シリーズの石坂拓郎。

    平和ボケした侍たちが、大切なものを守るため“真の侍”へと目覚めていく姿は、もうすぐ新時代が到来する2019年を、希望と不安を抱えて駆け抜ける私たち自身と重なり、胸を熱くせずにはいられない。今、平成の最後を飾る、勇気と絆の物語が幕を開ける!

【史実】 安政遠足とは?

安中(今の群馬県)藩主、板倉勝明は、安政2年(西暦1855年)藩士の心身鍛錬の目的をもって、安中城内より碓氷峠の熊野権現まで7里余りの中山道を徒歩競走させ、その着順を記録させた。これを『安政遠足』という。当時のタイムが残っていないので、現在と比較することはできないが、記録を競うマラソンはこれが初めてであった。

STORY

優勝すれば願いが叶えられる
夢のマラソン大会が、
藩の存亡と家族と仲間の命をかけた戦いに

  • 260年間、日本は国を守るために鎖国してきた。だが、それもいよいよ終わりを迎えようとしていた、1855年、幕末。幕府大老の五百鬼祐虎(豊川悦司)は、黒船でアメリカからやって来た海軍総督ペリー(ダニー・ヒューストン)と面談し、和親条約という名の開国を迫られる。

    安中藩主の板倉勝明(長谷川博己)は、アメリカは口では和平を唱えているが、日本への侵略が目的だと疑っていた。「国と藩を守らなければならない」と腹を決めた勝明は、藩士たちの心と体を鍛錬するために「明日、十五里の遠足を行う」と宣言する。「優勝者はどんな願いも叶えられる」と聞いて、藩士たちは色めき立つのだった。

    そんななか、城内で騒ぎが持ち上がる。勝明の娘の雪姫(小松菜奈)が、城を抜け出したのだ。芸術的才能に恵まれた雪姫は、江戸へ出て絵画を勉強し、いずれは異国へも渡りたいと願っているのだが、父からは激しく反対されていた。重臣の息子で、傲慢な辻村平九郎(森山未來)を婿にとって藩を治めるよう命じられ、強い決意のもと逃げ出したのだ。

    城下の人々の間では、さっそく誰が1着になるかの賭けが始まった。藩で一番足が速いのは、足軽の上杉広之進(染谷将太)だと誰もが知っていた。上杉は両替商の留吉に茶屋でおごられ、1着にならなければ10両渡すと八百長を持ちかけられる。妻子の待つあばら家へ帰った上杉は、1着とお金とどちらをとるか頭を悩ませる。

  • ところが、その夜、江戸城では、安中藩の人々にとって、絶体絶命の指令が下されていた。以前から勝明を「何をするかわからん」者だと警戒していた五百鬼が、安中藩の遠足を“謀反の動き”と見て、アメリカの最新式の拳銃を携えた刺客を放ったのだ。

    翌朝、五百鬼の企みに気付いた男がいた。彼の名は唐沢甚内(佐藤健)、安中藩に仕える勘定方は仮の姿で、実は代々幕府の隠密として、不穏な動きを察知したら直ちに報告する役目を負っていた。藩の上司の植木義邦(青木崇高)にはもちろん、妻にさえ打ち明けてはならない秘密だった。だが、何かを感じた妻の結衣(門脇麦)は、秘かに忍びの武器を着物に仕込んだ夫に、「どうかご無事に」と声をかけるのだった。

    それぞれの想いを抱えた参加者たちが、出発地点に集まってくる。どうしても娶りたい雪姫は消えたが、虚栄心から不正をしてでも1着を取ろうと気合を入れる辻村。だが、その背後には、遠足に乗じて江戸まで行こうと計画し、男装に身を隠した雪姫がいた。守衛番を解雇された栗田又衛門(竹中直人)は、最後にひと花咲かそうと、亡き親友のまだ幼い息子と出場する。

    太鼓の音が響き、開始の掛け声で、一斉に元気よく飛び出す藩士たち。だが、ほどなく刺客たちも到着し、まずは関所が襲撃される。幕府か藩か揺れるなか、愛する者たちとは、すべてここで出会ったことに気付いた甚内は、仲間たちに危機を告げ、一刻も早く城へ戻ろうと全力で走り始める。

    果たして、甚内は大切なものを守れるのか? そして、ゴールのその先に待つ日本の未来とは?

PRODUCTION NOTES

CAST